たまたま「タイ料理」をキーワードにブログを検索したら、すごーくたくさんのタイ関連ブログがあり、びっくりしました。それも、この1年以内に始めたというのも多かったです。これらのブログを書いている人たちの多くは、タイに住み始めた人。特に、駐在になった人、あるいは駐在になった人の妻(いわゆる「ちゅーつま」)が多いみたいです。
ブログサービスを使えば、誰でも簡単にブログを始められることも手伝って、タイ関連だけでなく、あらゆるジャンルのブログが大量発生中みたいですね。ブログが大量発生すると、玉石混交、いろいろなものがあるので、好きなものを探して読めば良いわけですが、あまり多くなると、どれを読んだら良いか、わからなくなってきますよね。
きっと、検索エンジンが新たなブログの評価方法でも開発してくるんでしょうが・・・僕みたいに、きまぐれ更新だと、評価低そうですね。
今年は、もっと更新しないと(笑)
タイ人の英語
タイに行って一般的に英語が通じるかと言えば、日本と似たりよったりの状況のような気がします。
バンコクでは外国人観光客が多いため、ホテルやデパートはもちろん、ある程度の大きさのレストランでは英語は通じるし、日本語も通じるところも多いと思います。でも、一般のタイ人が流暢に英語を話すということはあまりないですし、地方に行くと、さらにタイ語だけの世界が広がっています。
とはいえ、タイ人はとっても世話好きなため、言葉が通じなくても、なんとかわかろうとしてくれるし、助けようとしてくれますので、その点では心配することはありません。ただ、タイ語に入っている英語が、タイ語訛りになるために理解できないことがあります。
たとえば、英語で「りんご」を意味するApple。日本ではカタカナで書くと「アップル」ですが、タイ人は「エプン」に近い発音になります。Orientalも「オリエンタル」ではなく「オリエンテン」になり、McDonald’sも「マクドナルド」ではなく「メークドーナン」。
これらの単語に共通していることに気づきましたか?
最後が「ン」になっていますよね。英語の綴りでは、最後がL(エル)になっている単語です。これらの単語の場合、英語の綴りをタイ文字の綴りにして普及しました。ちょうど、我々日本人が英語をカタカナ表記して、それが普及したような状況ですが、このとき、タイ語としての発音のルールの影響を受けます。細かい説明は省きますが、このように単語の末尾にLがきたとき、そのLはNとして発音するというタイ語のルールが適用されているため、これらの単語の発音が「ン」で終わるようになっているのです。
相手がタイ語を話していると思ったら英語だった、というようなことも時々ありますが、そんなやりとりも海外旅行の思い出の一つ。屋台のおじさんや食堂のおばちゃんなどに積極的に話しかけて、タイ人とのコミュニケーションを楽しんでみてください。
飲食店-ほぼ全面禁煙
先日、都内某大学のラウンジで2月11日付のThe Nation(タイの英字新聞)を読んでいたら、タイの飲食店でほぼ全面禁煙になったという記事“Bar smoking ban takes effect tonight”が出ていました。
実は、以前から原則としては飲食店のエアコンが利いている部屋での喫煙は禁止されていたんです。ところが、そこには抜け道が用意されていて、お酒の店などは、ラインセンスを取得することで、喫煙可能になっていたんです。また、なんだかわからないけど、平気でタバコを吸っている客がいるカフェとかも存在していました。(スラウォンにある某カフェとか・・・)
この抜け道は、結局、ライセンス手数料や警官への賄賂を納めることで喫煙できるという、とてもタイっぽいものだったのですが、今回のニュースを見て、ついにタイ政府も、もう一歩踏み込んだな、という印象です。
タイでは法律では禁止されていても、あまり厳しく取り締まられていないこともあります。たとえば、バイクに乗るときのヘルメットは法的には必要なのですが、ヘルメットがないからと言って厳しく取り締まることはしていません。タイではまず法律を作ってあることを禁止しても、その法律の運用は緩やかに行うようです。国民への教育をしていき、国民がそのことに慣れてきたところで、厳格に法律を適用するというのが、どうやらタイ式のようです。
今後、タイに行かれる方は、タバコを吸える場所は限られているということを頭に入れて行動してください。エアコンがある飲食店の部屋で喫煙すると、2,000バーツの罰金です。また、お店にも2万バーツの罰金が課せられるので、タバコを吸おうとすれば、当然、お店にも怒られます。ルールを守って、楽しい旅をしてください。
4月にタイに行くなら・・・
全日空の早割りの料金が発表されましたね。
4月1日~24日に東京、名古屋、大阪発のバンコク行きに乗る場合、午前便は37,000円、午後便は27,000円だそうです。燃料サーチャージは片道14,000円(4月からの料金)。航空保険料金が片道300円。ということは、たとえば午後便を利用して行くとすれば、合計55,600円でANAを利用してバンコク往復できちゃう計算です。
なんか、燃料サーチャージのほうが高くなっているところが、ガックリきますが、それでもANAでこの料金ならOKですよね。往路は日曜出発はできないとか、復路は土曜日出発できないとか、若干の制限もありますが、滞在は1ヵ月までOKなので、4月にタイに行く場合はオトクだと思います。
僕は4月には行けそうもないので、その前の3月に行って来たいんですが、3月のエコ割は64,000円(午前便)、54,000円(午後便)、燃料サーチャージ片道9,900円(3月末まで)、保険料金往復600円ですから、午後便利用しても、74,400円になっちゃいますね。
それでも1ヵ月滞在できるのは魅力ですが・・・14日前までに手配するっていうのが、僕の「直前予約」の旅行スタイルに合わないんですよね(汗)
「エコ割」でアジアへ
旧正月
昨日、2月3日、日本では節分でした。
恵方巻と呼ばれる太巻を食べる大阪船場商人の風習も、コンビニのプロモーション力で、いつのまにか全国的に普及しつつあるようです。(僕は食べませんでしたが。)
さて、この時期、世界中の中華系の人々にとっては『年末』になっています。今年の旧正月は2月7日。つまり、今週は年末・年始です。タイにもたくさんの中華系タイ人がいますので、中華系タイ人がオーナーの企業などはお休みになることもあるようです。
タイにおける最も大規模なお正月イベントは、やはりソンクラ~ンですね。
4月13日~15日がソンクラーン。この時期は、会社も役所もお休みになるし、地方からバンコクに来ている人たちが帰省します。
ソンクラーンに比べれば、旧正月はタイ人にとってそれほど大きなイベントではないですが、たぶん中華街に行くと盛り上がっているかと思いますので、バンコク在住の方はヤワラートにゴーです(笑)
このように、タイには3つのお正月(1月1日、旧正月、ソンクラーン)があります。
もしもタイに住んでいらっしゃるなら、それぞれを体験してみるのも面白いと思います。
タイ野菜と農薬
最近、話題の『手作り餃子』です。
うちの冷蔵庫の中にあります。これは生協で買ったもので、近々、回収される予定です。
それは良いんですが、今回の報道の中で登場した殺虫剤「メタミドホス」。
中国はやっと国内向けの生産と販売、流通を禁止したところですが、まだ輸出用の生産はOK。(今年中で終了のようですが。)もしかしてタイに・・・。
今回の事件で思い出したことがあります。
以前、タイに住んでいる頃、タイ人女性と食事をしていたら、彼女は野菜は危ないから食べないと言っていました。出身地は忘れましたが、彼女は地方出身で、田舎で野菜を作っている状況を目撃していたようで・・・農薬がこわいから食べないと言っていました。
今回の事件では、残留農薬というレベルではないので、すぐに健康状態がおかしくなったわけですが、我々が食べている野菜には、たくさん農薬が残っているかも知れないですね。薄めて使用されて、過熱によって成分が消えかけているとしたら、食べても何も感じないかも知れないですが、これを長期間継続した場合の健康への被害はわからないですね。
タイの野菜もちょっと心配になってきました。
食べる前に、水でよく洗ったほうが良さそうです。
「シアダイ(もったいない)」~大切にする心~
「もったいない」という価値観は日本特有のものではありません。
タイ語にも「シアダイ」という言葉があり、何かをムダにすることはとても残念なことだという価値観があります。たとえば、レストランで食事をするとき、たくさん注文して食べきれずに残してしまうことは「もったいない」と思うわけです。
ただし、我々日本人はタイ人に食事に招待されたときに、食べきれないほど料理を出されるという経験をします。残すのはもったいないなぁと思っても、とうてい食べ切れないということもしばしばです。これは、「もったいない」という日常の価値観があっても、お客さんや友人をもてなすという価値観が勝る例です。タイの場合、残った食べ物を持ち帰ることは可能な店が多いので、できれば持ち帰ってあげることで、「もったいない」気持ちを軽くすることができるでしょう。
シアダイは、日本語のもったいないと同じような場面で使われる言葉です。ただ、その「もったいない」という気持ちとは別の価値観が優先することがあります。たとえば、タイでは中流以上の家庭ではメーバーン(お手伝いさん)を雇っていることが多いです。日本人の価値観からすれば、あまり家も大きくなく、専業主婦が家にいれば、メーバーンは不要でしょう。でも、タイではメーバーンを雇うことで、雇用を創出しているということになります。お金がある人がお金を使うことで、そのお金が循環し、貧しい人にも回っていきます。お金がある人が倹約をすると、貧しい人の仕事もなくなってしまいます。だから、メーバーンを雇うことは「もったいない」ことではないんです。
タイではケチな人は嫌われます。「キーニャオ(けち)」と呼ばれてしまいます。倹約家であることが「もったいない」精神の実践者として評価されるのではなく、タイでは、人、物、お金を大切にするということが「もったいない」精神の根底に流れているのです。
ドゥー・ナン・マイ?(タイで映画を見よう!)
タイにハマリ始めた頃、帰国日の2日前くらいに会ったタイ人の友人に「映画を見に行かない?(ドゥー・ナン・マイ?)」と誘われました。でも、その頃の僕は、タイに行ってもせいぜい1週間弱の滞在時間しかなかったので、帰国日が迫っている状況で、映画で2時間も潰すなんて、時間がもったいないという気分でした。少しでも長い時間、タイ人の生活を見たい、タイ料理を食べたい・・・そんな気分だったんです。
ところが今は、バンコク滞在中、ちょっと時間があるときなど、映画を見にいきます。というのも、映画館に行くということの敷居が低いんです。一つには、映画館がたくさんあるということが挙げられます。バンコクでは、大きなショッピングモールやスーパーには、必ずと言って良いほど、映画館があります。しかも、ほとんどがシネマコンプレックス。たとえば、Central World Plaza、ラチャダムリのBig C、Siam Paragon、Siam Discovery、MBKなどには、複数のスクリーンがあって、常に数本の映画が上映されているんです。だから、ぶらりと立ち寄っても、30分以内に始まる映画があったりするわけです。しかも、新しいハリウッド映画の場合には複数のスクリーンで上映、しかも英語字幕版とタイ語吹き替え版があったりするので、自分に合ったバージョンを映画を見ることができます。
そして、チケットも安いです。最近は100バーツで見られるところが減ってきましたが、120~150バーツくらいで普通席、その2倍~3倍くらいでVIPシートで映画を見ることができます。カップル専用のシートがあったり、ブランケットが用意されていて、くつろいで映画鑑賞ができるところもあるようです。しかも、日本ではまだ公開されていない映画がすでにタイで公開ということもよくあることで、先月、僕はタイで『ライラの冒険・黄金の羅針盤』と『I am Legend』を見ました。(どっちも、どんな映画か知らずに見たんですが、『ライラの冒険』はオススメです。)
ただし、バンコクで映画館に行くときには、寒さ対策をして行ってください。とにかく冷房が効いています。寒いです。特に女性は冷えすぎになると思いますから、寒さ対策をしてから映画館に行きましょう。
もう一つ、覚えていて欲しいのは、映画本編上映の直前に王様を称える映像が流れますから、その間は敬意を表して起立しなければならないということです。タイでも、劇場が開場になって最初は広告が流れます。映画館によっては30分くらい広告が流れることもあります。その後に、王様を称えるため起立するようにというメッセージがスクリーンに表示され、周囲のタイ人が立ち上がりますので、みなさんも一緒に立ち上がってください。あまり長い間ではない(音楽1曲分くらいの長さ)ので、まっすぐ立って静かに映像を見ていましょう。これが本編が始まる合図ですので、起立したら、もうすぐ映画が始まるとわかります。
通常、シネマコンプレックスがあるようなところには、ボーリング場もあることが多く、また飲食店も集まっていたりするので、映画館周辺は若いタイ人にとっては遊び場になっています。たまたま行ったときに見たい映画を上映していないこともあるでしょうが、そういうときにはボーリングしてみたり、人気がありそうなレストランに挑戦してみたり・・・タイ人の遊び場体験をしてみるのも、旅の思い出になるかも知れませんよ。
「デイリー日タイ英・タイ日英辞典」買いました!
ちょっと前に話した「デイリー日タイ英・タイ日英辞典」(三省堂)をアマゾンで買いました。
届いたときの感想としては・・・最初、正直、ちょっと失敗したかと思いました。理由は、もっと辞書らしいものを想像していたのですが、これは単語帳のような作りだったからです。でも使ってみて考えが変わりました・・・。
この辞典は、見出し語に対応するタイ語表現を一つ、英語表現を一つ、並べているスタイルです。本格的な辞書のように、一つの見出し語に対して、複数の対応表現を並べてくれたりはしないんです。それに、僕は英語は要らなかったなぁ、と思ったわけです。
ところが、実際に、ちょっと調べ物をするときに使ってみると、チョー便利です(笑)
インターネットで何か検索したいとき・・・タイ文字の映画のタイトルをみて気になったとき・・・ ひいてみると、簡単に意味を把握できます。シンプルに割り切ったおかげで、日本語の見出しは12000語、タイ語の見出しは9000語もあるのだそうです。本格的な学習用には、別に、もっと詳しい辞書が必要だと思いますが、タイ語学習を始めたばかりの人には、しばらくは間に合いそうだし、タイ語中級者くらいまでは、いざというときのための持ち歩きようとしては、コンパクトにまとまっていて便利だと思います。
文字もあまり小さくないので、声調記号なども判別しやすくて助かります。そして、これ、日タイ英の部分では、日本語の見出しには平仮名で、タイ語と英語の部分にはカタカナでよみがなが付いているので、タイ人の日本語学習用にも日タイ辞書として使えそうです。
とにかく便利な単語帳としては使えそうなので、今後、訪タイのときにはもって行こうと思いますが、あえて要望を書くとすれば次のようになります。
(1)英語は不要なので、その分、例文を1つずつ挙げて欲しい。
(2)タイ日英のページも、日タイ英と同様に見やすいレイアウトにして、類語があれば参照できるように付記して欲しい
もう一つ、カタカナではなく発音記号で書いて欲しいと書こうかと思いましたが、タイ語はタイ文字を覚えたほうが発音のポイントを理解できるので、初学者にとっては、とりあえずカタカナから入るというのもアリなのかなと思いました。
この辞典にはところどころにコラムがあって、ちょっとしたタイ語入門書なみの情報が入っています。時刻の表現、人の体の名称、度量衡など、全部で36ものコラムが読み物としても魅力的です。たとえば、601ページには「バンコクの正式名称」という短いコラムがあり、グルンテープから始まるバンコクの本当の名称が、タイ語、カタカナ、そしてその日本語訳が載っています。
これはふだんから持ち歩いて、暇なときの読み物として使っても良さそうですね。
冒頭にも言いましたように、本格的にタイ語学習する際には、これ以外にも辞書が必要だと思いますが、これはふつうの辞書とは違う使い方、つまり、ちょっとした読み物であったり単語暗記用として利用することができるので、携帯する一冊と思ってください。
「タイスキ」って「すき焼き」と違うの?
日本人は「タイスキ」と呼びますが、タイ人は単に「スーキー」と言ったりしているタイスキ。
タイスキは日本でも食べられるところがたくさんあると思いますが、簡単に言ってしまえば鍋料理で、野菜、魚、肉、麺、春雨など、好きな具材を注文して、どんどんだし汁入りの鍋に入れて、煮えたら唐いタレをつけて食べるというスタイルのタイ料理です。(だし汁と言ってもうすーいみたいですが)
タイ人の中には、日本のスキヤキとこのタイスキが同じものと思い込んでいる人もいますが、日本人には水炊きに近いものに見えると思います。
ところでバンコクでタイスキを食べる場合、みなさんはどこに行きますか?
ふつうのタイ料理レストランで、タイスキをメニューに入れているところもあるのですが、タイにはタイスキ専門のチェーン店が2つあります。一つは日本にも支店をもつコカ。コカは、コカグループというレストランチェーンのグループを構成していて、タイスキだけでなく、バンコクで有名なタイ料理レストラン「マンゴーツリー」もグループの一つです。
もう一つのタイスキ・チェーン店はMKです。大きなショッピングモールには必ずと言って良いほどにMKのお店があるくらい、MKのタイスキは広く普及しています。
この2つを比較すると、コカのほうが店舗数が少なく、高いです。ただ、味については年輩の日本人はコカのほうが美味しいと言いますね(笑) MKは旨味調味料を使用している味がするとも言われていて、コカのほうが自然のダシの味ということなのかも知れません。
MKは店舗数が多く、価格もコカより安いので、タイの若い人はもっぱらMKに行くことが多いです。家族連れ、友人グループなど、3~4人の人がいると、タイスキも盛り上がれるという感じです。
タイスキは好きな具を好きなだけ注文して食べられるというのも魅力ですね。野菜を食べたいなら、野菜中心で注文すれば良いわけですから、ダイエット中の友人がいても行けるのも便利なところです。
毎日食べにいくような店ではないですが、人数が多いときに頼れるお店がタイスキチェーン店です。