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タイ人の英語

タイに行って一般的に英語が通じるかと言えば、日本と似たりよったりの状況のような気がします。
バンコクでは外国人観光客が多いため、ホテルやデパートはもちろん、ある程度の大きさのレストランでは英語は通じるし、日本語も通じるところも多いと思います。でも、一般のタイ人が流暢に英語を話すということはあまりないですし、地方に行くと、さらにタイ語だけの世界が広がっています。
とはいえ、タイ人はとっても世話好きなため、言葉が通じなくても、なんとかわかろうとしてくれるし、助けようとしてくれますので、その点では心配することはありません。ただ、タイ語に入っている英語が、タイ語訛りになるために理解できないことがあります。
たとえば、英語で「りんご」を意味するApple。日本ではカタカナで書くと「アップル」ですが、タイ人は「エプン」に近い発音になります。Orientalも「オリエンタル」ではなく「オリエンテン」になり、McDonald’sも「マクドナルド」ではなく「メークドーナン」。
これらの単語に共通していることに気づきましたか?
最後が「ン」になっていますよね。英語の綴りでは、最後がL(エル)になっている単語です。これらの単語の場合、英語の綴りをタイ文字の綴りにして普及しました。ちょうど、我々日本人が英語をカタカナ表記して、それが普及したような状況ですが、このとき、タイ語としての発音のルールの影響を受けます。細かい説明は省きますが、このように単語の末尾にLがきたとき、そのLはNとして発音するというタイ語のルールが適用されているため、これらの単語の発音が「ン」で終わるようになっているのです。
相手がタイ語を話していると思ったら英語だった、というようなことも時々ありますが、そんなやりとりも海外旅行の思い出の一つ。屋台のおじさんや食堂のおばちゃんなどに積極的に話しかけて、タイ人とのコミュニケーションを楽しんでみてください。