東京でマッサージ屋さんに行こうとすると、10分1,000円というのが基本。もちろん、お店によっていろいろあるだろうが、日本で2時間マッサージしてもらおうと思ったら1万円は飛んでいく。
最近、タイ人の友だちに「バー・ヌワット」呼ばわりされたけど、僕はよくマッサージに行きます。マッサージと言うと、お決まりで「あやしいマッサージ?」みたいに聞かれるけど、そうじゃなくていわゆる『タイ古式マッサージ』というやつです。
僕の行きつけの店と言えばバンコク観光ガイドブックにも広告が出ていたりする『有馬温泉』。とっても日本風の店名だけど、どうやら社長はタイ人らしいです。とにかく、有馬温泉では僕はお得意様です。キャッシャーも僕の顔を覚えてくれているし、なじみのおばちゃんマッサージ師もいます。とは言っても、まったく特典はなく、ごくフツーに扱われています。
有馬温泉の場合、2時間タイ古式マッサージをお願いすると330バーツです。これに通常、100バーツのチップを渡しますので、430バーツ。日本円換算(1バーツ2.8円として)で、1,204円です。2時間のマッサージが1,204円。日本ではこの10倍ですね。
タイ古式マッサージでは、身体には10本のセンというもの(たぶん気が流れる道みたいなもの?)が通っていて、そのうちの主要なセンが足を通ることから、2時間マッサージの場合、前半1時間は足を中心にマッサージされます。その後、上半身、顔、頭となります。このような全身マッサージの他に、足裏マッサージ、あるいは全身と足裏を1時間ずつ行うパッケージ(500バーツ)などもあるようです。
有馬温泉は、モンティエンホテルの前のスリウォン通りにあります。サリカというカフェの脇を入ったところです。写真のように、この路地はマッサージ屋さん集中地域で、料金は似たりよったり。腕のほうは、結局は、お店というよりは個人の腕前の問題なので、どの店でも上手い人もいれば下手な人もいます。ですから初めて行くときには、誰にあたるかわかりません。運を天にまかせましょう。キャッシャーに「アーチャーン(先生)をお願いね」と言えば、その店で新人などの教育係をしている先生クラスの人にしてもらえます。が、必ずしも、その人が自分の好みのマッサージをしてくれるかはわかりません。僕の経験では、アーチャーンと呼ばれる人たちは、力が強いので、強いマッサージが好きな人にはオススメですが、ソフトに癒されたい人ははじめに「バオバオ(かるく)ね」と言っておくことをオススメします。そうでないと、後で体中が痛くなります。
もしも運がよくて上手い人に当たったら、その人の名前や番号(胸に番号札をつけていたりします)を覚えておいて、次回からは予約・指名します。
さぁ、これで、あなたもタイマッサージに行く準備完了です。
タイの癒しを堪能してください。
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ここでは有馬温泉について書いていますが、別に有馬温泉を宣伝するつもりはありません。バンコクには街中にマッサージ屋さんがありますから、好きなところに入ってみてください。ちなみに、タニヤ通りにも『有馬温泉』がありますが、スリウォンのほうを『アリマ1』、タニヤのほうを『アリマ2』と呼んでいます。経営者は同じですし、マッサージ師も同じ人が、行ったり来たりしているのですが、料金システムが異なります。ご注意ください。
のぼさま、連日気合の入った日記楽しませていただいてます。
私の家のそばは、誰でも入れるマッサージ屋さんも男性しか入れないマッサージ屋さんもいっぱいあるんですけど、少なくとも前者は1時間5000円くらいなので、全然タイとは相場が違います。
数年前にシンガポールで足ツボマッサージ屋さんに入ったことがあるけど、これは効いたのかどうかよくわかりませんでした。値段も観光客値段だった気がいたします。
家の隣と前に1軒ずつあるんだけど、前のほうには時々家族二人でお世話になりますが、下手な人にかかると1時間コースは懲り返しがひどくて、何のために行ったのやらという気分にさえなります。
でも、そこはご近所さんで、行きつけの近所のご飯屋さんで、家の前のマッサージ屋さんの経理をやってるオバサンと遭遇し、上手な人が誰だか教えてもらいました。そしたら、全然違うんですよ。同じ料金でも。
夜中の3時までやってます。都心ならではの不思議な光景かも。
それにしても「有馬温泉」というネーミング、SPAというか温泉というのは日本の象徴のひとつなのでしょうか?
『有馬温泉』は、たしかにマッサージだけじゃなくて、スパのようなサービスもメニューにはあるような気がします。なぜ、有馬温泉にしたのか。なぜ、草津じゃダメなのか。その辺りのことは不明です。いつか、オーナーに会う機会があったら、命名の理由をきいてみたいところですね。
有馬温泉にほかに、タニヤ通りには『タニヤ温泉』というのもあるようです。これは、マッサージではなく、スパというか、お風呂? え? いや、怪しいお風呂じゃないと思いますが・・・、行ったことないし、行く予定もないので、永久にわからないかも。
こんにちわ。 〈バンコク、マッサージ チップ〉で検索でやって来ました。
2回目のタイで、読んでいてマッサージのチップの額についてなんですが
今迄20~40バーツしか支払ったことが無かったんです。
100バーツ請求されても支払っていませんでした。
チップに関しては他のサイトでも意見がバラバラで、少ないやら
気持ちだからとの答えがおおいですね。
管理人様はサイトを読んでいるとタイ在住者の方みたいですが
やはり日本人と言う事で100バーツなんでしょうか?
教えて下さい。
>管理人様はサイトを読んでいるとタイ在住者の方みたいですが
>やはり日本人と言う事で100バーツなんでしょうか?
こんばんわ。
特に、自分が日本人だから100バーツあげよう!なんて思いませんし、マッサージ屋によって、2時間でも50バーツくらいだったりもあります。そして、有馬温泉で観察していると、ときどき、まったくチップをあげずに、ニコニコ帰っていくファランもいます。そういうとき、マッサージのお姉さんは、ガクっときてますね(笑)
チップをあげなくても、そのことで咎められるものではありませんが、少なくとも有馬温泉の場合には、マッサージ師たちは、チップの収入に依存している部分も少なくありません。お店からは1時間あたり50バーツの歩合給をもらっていますが、お客さんが少ない日は2人くらいにしか当たらないようですし、1時間のマッサージのお客さんが2人だと1日100バーツの歩合給にしかなりません。有馬温泉では、歩合給の他に、欠勤なしで勤務すると皆勤賞のようなお金がもらえると聞いたことがありますが、いくらだったか忘れました。いずれにしても、あまりたくさんではないです。
そのようなわけで、有馬温泉では僕はマッサージ1時間につき50バーツのチップをあげています。が、あまりにも下手だったり乱暴なマッサージのときには、減額します。チップですからね。やはり、サービスが良くなかったら、あまりあげたくはないですね。
夕暮れさん、もともとタイにはチップの習慣があるわけではないので、チップについては、ご自分が納得できる範囲で渡せば良いと思います。ただ、日本人や外人相手の商売をしている経営者は、チップも給料のうち、という感じでチップに依存した給与体系をつくっているところもあります。そういうところでは、チップは期待されています。
あとは、夕暮れさんの判断ですね。
ご返信ありがとう。
日本人にはないチップ、難しいですね。
あまり渡してしまうと在住の方や旅行者に迷惑が掛かるし
渡さない(少ない)のも悪いし、本当に難しいです。
今後の参考にさせて頂きます。
在住者には他愛もない日々の日記は、日本にいてタイ好きの人には
とても楽しみです。
これからも楽しい記事を待っています。