バンコクのホテル選びのヒント

バンコクのホテル選びは、訪問の目的や期間によって、さまざまだと思います。
予算も大きな判断要素ですよね。
というわけなので、一概に、こうしたほうが良いとは言えません。
ただ大きな要素としては、場所(ロケーション)、値段、滞在期間で絞り込んでいけると思います。
まず、滞在期間。1週間以上滞在する場合には、通常のホテルではなくサービスアパートを探すという手もあります。ホテルでもWeekly Rateと言って1週間滞在する場合のパッケージなどを用意している場合もありますが、サービスアパートというところは、アパートという名前が示すとおり、長期滞在を中心にセールスしているので、長期滞在の場合には有利かも知れません。
インターネットのホテル予約サイトでは、あまり多くのサービスアパートは登録されていません。サービスアパートによっては自社でホームページを公開していてメールで予約受付しているところもあるので、いろいろと探してみてください。サービスアパートの場合、ベッドメークは毎日ではなく、週に2回、3回となります。また、安いところは、建物も内装も古くて、あまりゴージャスではないと思います。
サービスアパートは、サービスという名がついているわりには、ホテルのようなサービスを楽しみたい、ラグジュアリーなホテルライフを楽しみたい人には不向きだと思います。
ホテルを選ぶ際には、実際には場所と値段のバランスで選んでいくのだと思います。
僕の場合には、本当はBTSの駅が近い都心部が良いんですが、BTS駅近くの都心部のホテルは皆高いので、都心部のBTS駅からちょっと離れているところに泊まることが多いです。というのも、BTSもあまり安い乗り物ではないので、荷物があるときにはタクシーを使うことも多々あります。となると、BTS駅からは少し離れてもいいけど、都心部が良い、ということになります。
僕のホテル選択基準は、この他、従業員の態度、朝食の味、部屋に金庫があるかどうか、です。ホテルでプールに入ろうとすることは、滅多にないので、プールやフィットネス施設はあまり気にしません。
しかし、タイに観光で訪れる場合には、そこそこ高級ホテルに泊まるのも良いと思います。高級ホテルとはいえ、先進国で同等のホテルに泊まることを比べれば、かなり安く泊まれるのがタイです。日本のビジネスホテルに泊まるくらいの値段で、まぁまぁ良いホテルに泊まれてしまいます。
高級ホテルは、バンコクの中心部に多くありますが、チャオプラヤー川沿いのホテルもオススメです。川の周辺のホテルに行くためには渋滞に巻き込まれる危険があるので、あまり時間がない急ぎの旅の場合にはオススメしませんが、のんびり過ごす旅なら、オリエンタルやペニンシュラなどの高級ホテルがオススメです。
チャオプラヤー川にはエクスプレスボートが走っていたり、観光のボートもあるし、ホテルの送迎ボートも運航されていたりして、川を使った楽しみ方もあると思います。車の渋滞を回避して、ワットポーや王宮に行くことも可能ですから、バンコクの中心部にあまり用事がない人には、川沿いのホテルはあまり悪い選択ではないと思います。
川沿いには、安いホテルも存在しています。残念なことに、安いパッケージ旅行に限って、そういう川沿いの安いホテルに宿泊になってしまいますが、そういうパッケージ旅行の場合には時間に余裕がないので、川を利用して楽しむ時間がないと思います。
いずれにしても、ホテル選びも旅の楽しみの一つです。
インターネットで予約しない場合でも、ネットで情報、特にクチコミ情報を入手すると、ホテル選びの参考になります。インターネットを上手く利用して、旅のプランづくりも楽しんでください。

タイ人は怒らせるとコワイ

微笑の国といわれるほど、タイ人というと笑顔というイメージですが、実はタイ人は怒らせるとコワイです。
と言っても、怒らせるようなことさえしなければ、ニコニコしている人たちです。
では、どうやったら怒るか・・・タイ人はとってもプライドが高いのです。そこで、人前でマチガイを指摘されることは極端に嫌います。しかも、年下が年上に対して、何かを指摘したりするなんて最悪です。僕はこれで、職場を変わるハメになりました。
男女関係では、女性はかなり嫉妬深いようです。というのもタイの男性の多くが、かなりの浮気者らしく、それを知っているために、警戒心が強いようです。
友人関係でも、嫉妬があります。いつも一緒に遊んでいたのに、他のタイ人の友だちができて、その人と出かけていることを知ると、拗ねたりします。
その思考プロセスは、ちょうど子どものような感じです。
もしかすると、それだけ純粋に、自分の気持ちに素直に生きているのかも知れませんが、とにかく、思わぬところで怒ったり、嫉妬したりするので、注意が必要です。
特にタイ人といっしょに働いている方は、タイ人の気持ちをよく理解して行動しないと、大変なことになりますよ(笑)
  

タイたいむ

昔、某外資系コンピュータ会社の人が僕が勤めている会社を訪問してきたことがあった。たしか午後3時くらいの約束だったと思うのだが、紺のスーツを来た人が2人、ぴったりとその時間に、1分の狂いもなく訪問してきた。仕事で他社を訪問するようなとき、早く着いても相手先の前の仕事が終わっていないかも知れないし、遅く着いても後の仕事に影響を与えてしまうかも知れない。そう考えると、約束の時間ぴったりに訪問するということは相手に対する最大の敬意の表れであり、礼儀なのだろうと、そのときはすごく感心した。そこまでぴったりの時間でなくても、日本では、約束の時間通りに行くか、少し早めに行くということは常識で、少しでも遅れそうなら、電話を入れて遅れることを詫びて到着予定を伝えることがビジネスマナーとなっている。世の中、予定通りにはいかないものだが、携帯電話が普及した今、遅れそうなときの連絡は最低限のマナーだろう。
数年前に、タイにしばらく住む機会があった。そして、当初、タイ人の時間のルーズさに、キレた。いや、呆れたというほうが正確かも知れない。たとえば「一緒にご飯を食べよう」と約束して、午後6時に待ち合わせしたとする。僕は約束の場所に早めに行って、周辺のお店などを見て歩きながら約束の時間を待つ。そして約束の場所には5分前に到着して、相手を待つ。ところが、午後6時になっても約束の相手は現れず、15分たっても姿が見えないので携帯に電話をしてみる。すると、「あぁ、まだ家にいます。雨が降っているので外に出られないです。気にしないでください。」
ピキっ、脳の血管が切れるような・・・血圧が急上昇していることが実感できる。なんで雨が降っていると外に出られないのか。6時に約束したじゃないか。「気にしないでください」って、お前のセリフじゃないだろう・・・。そういう思いが脳の中を駆け巡るが、タイ人の考えは違う。彼らの中では「行かないと言っているわけではないから、怒ることはない。雨が降っているのに、無理して今、出歩くと濡れてしまうし、行くのも大変だ。もう少し待てば雨は止むから、ちょっと待ってくれれば良い。」
タイ人が「渋滞していたから」とか、「友だちが遊びに来たから」とか、いつもテキトーな理由を言いながら遅れてくることに、最初のうちは、怒ったり、呆れたりしていたが、あるとき、ぼくはなんでそんなに時間にこだわっているのだろうと思った。1分という時間は、タイ人にとっても日本人にとっても同じ長さの時間だけど、その使い方に大きな違いがあるように感じた。日本人は、その時間を効率良く使いたい、損をしないように使いたいと考えているのに対して、タイ人は時間をゆったりと、贅沢に使っているように思えた。タイ人にとっては、常に自分が楽しく、気分が良いような時間の過ごし方ができれば良いわけで、約束を守るために、土砂降りの雨の中を外に出るというのは、楽しくも嬉しくもないことなのだ。そんなタイ人の生き方を見ているうちに、なんだか、自分の時間の使い方がケチ臭い気がしてきた。
西欧化とともに経済発展してきた日本は、欧米の価値観「タイム・イズ・マネー(時は金なり)」を信じて、時間を効率良く使うことが善であると教えられてきた。でも、考えてみると、マネー(お金)が「幸せ」とは限らない。もちろん、仕事をするときには効率が重要だけれど、プライベートの時間まで効率に縛られる必要があるのだろうか。日本人は海外からの物を取り入れて、それをより良い製品にするのが得意だが、欧米から入ってきたタイム・イズ・マネーという価値観を過剰に取り入れてしまっているのではないだろうか。
欧米人のライフスタイルを観察すると、実はオンとオフの時間の切り替えを上手くして、オフのときにはゆったり時間を過ごしているように見える。僕たち日本人は、いつもオンの状態で走ろうとしているのではないだろうか。もっとオフの時間の楽しみ方を学ぶべきなのではないだろうか。そういう意味で、タイ人はゆったりとした時間の使い方を僕たちに教えてくれる先生である。

ソンクラーン

タイには3つの正月があると言われます。
最初の正月は太陽暦のカレンダーで新年を迎えるときです。
が、これは大晦日のカウントダウンのほうが盛り上がるという意味で、欧米スタイルのお正月の迎え方。実際にはカウントダウンで力尽きて、1日はのんびり過ごし、翌日から仕事、みたいな雰囲気だと思います。
2つめのお正月は、旧正月。
旧暦でお正月を祝うもので、特に中華系のタイ人にとっては大切なイベント。中華系の会社の中には、この間、お休みになることもあります。しかし、中華系でないタイ人にとっては、あまり重要な行事ではないし、役所や一般企業など、ふつうに営業しています。
3つめのお正月は、ソンクラーン。
今年は4月13日から17日(振替休日)までがソンクラーン期間です。タイで最大のお正月行事。企業やお店など休業するところが多く、バンコクなどの都会に出て働いている人の多くは帰省します。
ソンクラーンは水かけ祭りとしても知られています。
日本では夏と言えば8月ですが、タイでは4月が1年の中で最も暑い時期で、水をかけあるのには良い季節なのですが、外を歩くときには注意しなければなりません。というのも、どこから水をかけられるか、わからないからです。この水かけ祭りの時期は、道路を歩いていても、水鉄砲で水が飛んできたり、トラックに水を積んだ車が水を撒き散らしたり、とにかく、水浸しになる覚悟が必要な時期です。
僕は、この時期、タイにいる場合には、ZipLocに携帯電話とかお財布を入れています。頭から水をかけられても大丈夫なように対策をしているわけです。
水をかけられても、怒ってはいけません。
だって、水かけ祭りなんですから。
そういう時期に、そういう習慣の土地にいる以上、怒ることのほうが間違っています。タイ人でも、そういうのがイヤな人は家から外に出ないようにしているようですので、もしも、イヤならこの期間、外出しなくてもすむように食糧を買い込んでこもってください。
でも、お祭りは楽しんだ者勝ちです。
いっしょに、水浸しになって楽しんでしまうことをオススメします。
※交通事故に注意!
ただ、この時期、とっても交通事故が多発します。
ほとんどが飲酒運転が原因だと思いますが、とにかく交通事故による死者が多い時期です。たぶん道路を走っている車にも、飲酒運転車が増える時期だと思われますので、外出するときには水鉄砲だけでなく、暴走している車などには十分に注意してください。

復旧しました!

最近、週末ごとに海外からのサーバーに対する攻撃、いわゆるDDoS(Distributed Denial of Service)がありましたが、この週末は画像が表示されず、CGIも機能しないという障害が発生していました。
詳しい原因はわからないのですが、レンタルサーバー屋さんにクレームしたら復旧したので、サーバー側での設定変更などが行われた結果だったのではないかと思います。
週末ごとにサーバーの問題解決のために時間をとられてしまって、若干、疲れてしまいますが、DDoSが原因のサーバートラブルでなかったのは幸いでした。ちなみに、いまだにDDoSの試みは続いていますが、いろいろと対策をとったおかげで、あまりひどい状態にはならなくなったようです。
とにかく、やっとブログ更新もできるようになり、ほっとしました。
今後とも、MaiPenRaiをよろしくお願いいたします。

タイ式挨拶 ワイ

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タイ人は子どもの頃から、特に目上の人に対しては、ワイと呼ばれる合掌の挨拶を躾けられています。「ちゃんとキレイなワイをしなさい」と言わると、小さい子は一生懸命に合掌をしてみせます。
タイに旅行に行くと、ホテルに着いたとき、レストランに入ったときなど、いろいろな場面でワイをされると思います。実は欧米の習慣になじんでいるタイ人は、外国人に対しては、あまりワイをしたりしないのですが、観光産業に携わっている人たちは、タイらしさを見せるために、外国人に対してもワイをします。
一方、タイ人同士の場合は、ワイはとても重要なもので、基本的には相手への尊敬の念を表しているので、特に目上の人に対するワイは欠かせません。
マクドナルドにいるロナルドのワイは通常レベルのワイですが、人に会ったときには、このように合掌して、首から上を前に倒して会釈します。このとき、指はきれいにのばしてするのが良いのですが、何か物を持って歩いているときに人に会ったときなどは、物を持ったままでもワイをします。
かなり目上の人に会ったときには、この合掌の位置を上にあげます。相手の合掌している親指が鼻の穴のすぐ下にまできているときには、その人はあなたに対してかなりの尊敬を示していると言えるでしょう。通常、ワイは目下の者から先に目上の人にします。
日本人であるあなたがタイ人にワイをされたら、どうしたら良いでしょう?
あなたが観光でタイを訪れているなら、相手はあなたがワイを返すことは期待していないでしょうから、にっこりと会釈する程度で十分に気持ちは伝わります。ワイを返してあげるのは良いですが、あまり丁寧過ぎたり、自分から先にワイをしてしまうと、ちょっと変に映ってしまいますので気をつけましょう。
しかし、もしもあなたが仕事などのために長期でタイに住んでいるなら、礼儀として、ワイを返すことを覚えたほうが、タイ人に受け入れられると思います。
あなたが上司である場合、自分から先にワイをしてはいけませんが、相手がワイをしてきたら、ふつうのワイを返してあげましょう。また、お寺などに行って、お坊さんに会ったら、あなたからワイをしましょう。
もちろん、あなたは外国人ですから、ワイをしなくても間違った行動とは言えません。でも、タイ人はそういう細かいところを、しっかり見ています。特に多くのタイ人と仕事をしている人は、タイやタイ人への尊敬を表す意味で、必要な場面では、きれいなワイができると良いと思います。
会議やセミナーなどで中座しなければならないとき、タイ人はドアのところで、話している人やセミナー講師に向かってワイをします。また、僕は上司が電話中のときに先に帰宅するときに、ワイをして職場を出たりしたこともあります。声をかけられないときにも、相手への敬意を表して挨拶ができるワイは、人間関係を大切にするタイ人にとって、とても重要なものなのです。

万仏節 ~ ワンマーカブチャー

今日、2007年3月3日は、タイ仏教の3大仏日のひとつ、万仏節(Makha Bucha Day)です。
タイ陰暦の3月の満月の夜とされていて、例年は太陽暦の2月にあたることが多いようですが、今年は3月3日です。
ちなみに、2007年のタイにおける3大仏日の日付は以下のとおりです。
3月 3日(土) ワンマーカブチャー (万仏節)
        Makha Bucha Day
5月 2日(水) ヴィサカブーチャー(仏誕節)
        Visakha Bucha Day
7月29日(日) ワンアーサーラハブチャー(三宝節)
        Asalha Bucha Day
万仏節は、釈迦がいる寺院に悟りを開いた釈迦の弟子(阿羅漢)1250名が偶然、一堂に会した日であり、また、釈迦が入滅する3ヵ月前に自分の入滅を予見した日でもあります。
万仏節には、タイ人は日が落ちてからお寺に行き、線香、ろうそく、花を持って寺の本堂を3周して、お坊さんの講和を聞いたりします。
タイでは、このような仏日は飲酒を禁じています。
酒屋、スーパー、コンビニでも、酒を売ってくれませんし、飲食店でも、お酒は出しません。そのため、飲み屋さんなどは休業します。
きょうは、満月の下で、心静かに過ごす日ということです。

タイ エコ割14WEB はいいかも!?

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航空券の手配がいつもギリギリになってしまう僕は、これまでエコ割を使ったことはありませんでした。ところが、これまで3週間前までに航空券を購入しなければならなかったエコ割が、エコ割14になったようです。つまり、出発日の14日間前までに航空券を購入すれば、割引料金が適用される、とういことです。
もちろん、割引チケットなので、
●予約変更ができない
●払い戻しは出発前なら手数料2万円を支払えば可能
など、航空券の利用には条件があるようですが、それでも、格安航空券を購入するときと比べると良い条件のような気がしますし、アメリカ系、日系の航空会社の格安航空券はそれなりの価格で売られているので、、エコ割14は価値がありそうです。
例えば、4月上旬に成田発の午後便でバンコク往復のエコ割14WEBを手配する場合の料金ですが、
①航空券=45,000円
②保険=@300円×2
③燃料サーチャージ=@8,700円×2
④日本空港施設使用料、タイ国内空港サービス料
(これらもチケット代に加算されるそうですので追記しました)
の合計で63,000円67,940円になりますが、WEBで手配すると2,000円割引されるということなので、結局、61,000円65,940円を払えばANAでバンコク往復ができるということになりますね。
ネットで手配すると空席状況も見ることができ、座席を指定して予約できるので、自分の好みの席を自分で選ぶことができて、これも嬉しいことですね。
いろいろな予定を調整できれば、4月にタイに行きたいと考えているところなのですが、このANA エコ割14WEBは、かなり魅力的だと思っています。