最近、MNPによる乗り換えの実態が、やっと分かってきました。
月1000円、低価格路線に対抗」という見出しが躍りました。どうやら、ドコモからのMNP流出が止まらずに、利用者数が減少しているので、秋からデータ通信料を下げると発表したのです。
最近、MNPによる乗り換えの実態が、やっと分かってきました。
これは、ひとりごと、です。
東日本大震災があった2011年3月11日の夜でした。
「携帯電話のSIMフリー化」は、携帯キャリアにとっては不利な話です。
これまで専用端末を販売すること、そして、その販売が24カ月の割賦販売であることで、他の通信キャリアへの乗り換えを抑えてきたわけです。各社がお互いへの乗り換えを抑えていても、あまりメリットがないように思えるでしょうが、これは他者が料金の値下げをしても、利用者がすぐには乗り換えることができない足かせのような役割があります。その間に、自社も料金値下げという対抗措置をとれば、利用者をとどまらせることができるわけです。
SIMロックという縛りがなくなると、利用者は簡単に他者に乗り換えることになります。すると、料金の値下げがすぐに影響することになり、値下げ競争が激化する可能性が高くなります。携帯キャリアは、SIMロックのフリー化によって、自社ブランドの携帯端末を販売しなくなると、端末代金に含まれていた利益を得られなくなる上に、携帯の利用料金競争にもさらされることになります。
しかし、やっぱり、SIMフリーは利用者の利益です。
携帯キャリアの一部がSIMフリー化を渋る中、どうやったらSIMフリー化が進められるか…
まずは、携帯端末を製造しているメーカーが自社のブランドとしてSIMフリーの携帯端末の販売を始めてくれないといけないと思います。現時点では、メーカーも携帯キャリアのビジネスモデルの中に組み込まれていて、勝手にSIMフリー端末を販売することができないんだと思います。そんなことをしたら、端末を売ってもらえなくなる…。
でも、そろそろ、メーカーは勇気をもって、SIMフリー端末を販売する時期に来ているんじゃないでしょうか?とりあえず、あまり高機能でなくて良いから、メールができて、インターネットブラウザが載っている端末を比較的安価に販売してくれたら…
いま、iPhoneやXperiaのようなスマートフォンが話題を呼んでいますが、これらの端末の普及が進んでいくと、どっちみち、iModeや公式サイトのようなデジタルコンテンツの時代は終焉を迎えることになるでしょう。スマートフォンの普及とSIMフリー化によって、携帯キャリアは否応なしに、新しいビジネスモデルへの移行を迫られていくんだと思います。
基本的に、タイで販売されている携帯電話はSIMロックがかけられていませんよね。
先日、iPhoneもSIMフリーだという情報をいただきましたので、ほとんどSIMフリーだと思います。
そもそも、SIMロックとは何か。
SIMというのは、携帯電話の契約者情報が書き込まれているICチップのことで、日本ではFOMAカード、UIMカードなどの名称で呼ばれているものです。
そして、SIMロックというのは、たとえば、ドコモで販売している携帯電話には、FOMAカード以外のICカード(ソフトバンクやauのカード)を入れても、電話として使えないように細工してあることを言います。auの端末の場合には、最初に入れたUIMカード以外のカードは受け付けなくなるユーザーロックを施していると言われています。
これは、端末を作っていて、仕方なくそうなったというわけではなく、わざわざ使えないようにしているわけですが、なぜそんなことをするかというと、それぞれの携帯電話キャリアは、利用者が簡単に他社に乗り換えないように囲い込みたいためです。
さきほど、タイではSIMフリーと言いましたが、その他の国の場合、SIMロックされている携帯電話が売られている場合もあります。世界のトレンドとしては、GSM携帯のときには、SIMフリーが多かったものの、2.5G、3Gとなり、携帯向けデジタルコンテンツの仕様にキャリアごとの差異が出てきて、SIMロックをかける国やキャリアも出ているようですが、ユーザーの利益を考えれば、当然、SIMフリーが主流となるべきですね。
海外でSIMフリーが多いもう一つの理由は、携帯電話の端末は、各メーカーが販売しているということです。日本では、各携帯電話キャリアが販売している形になっており、各携帯電話キャリアが端末の仕様開発に関与しているために、それぞれのキャリアごとの仕様となっているわけです。
さて、日本でのSIMロック解除の問題ですが、平成19年に有識者による「モバイルビジネス研究会」(総務省)で検討し、「基本的には解除することが望ましい」という結論が出ています。が、事業者の反発により、うやむやになっていた経緯があります。
先日、総務省が携帯電話会社各社に対して、SIMロック解除の方針を出してきたのは、民主党政権のおかげ。まぁ、他の政策はともかく、この件については、消費者の利益を考える民主党の方針として、SIMロック解除の方向に向かったようです。
ソフトバンクの孫さんがツイッターで、SIMフリーにすると、端末の価格が上がり、端末が売れなくなり、そのメーカーは端末から撤退すると言って、SIMフリーは消費者にとってもよくないという意見を述べていました。これは、過去にそういうメーカーがあったから、なのですが…。
単純に考えて、たぶん、見た目の端末価格は上がるとは思います。でも、仮に、今、端末価格3万円だとしても、実際には、1年間とか2年間の契約の中で、電話料金を支払うように縛られる仕組みですから、結局、端末価格は分割して支払っているわけです。見た目、2年間契約で割引と聞かされていますが、はっきり言えば、毎月の電話料金から還元されているわけです。
だから、もしも完全にSIMフリーになったら、電話料金も下げてもらわないといけないわけですが、たぶん、携帯ユーザーが流動的に、簡単に他社に乗り換えるようになると思いますから、携帯電話キャリア間での値下げ競争になり、必然的に、電話料金が下がり、消費者にはプラスになると思います。
しかし、これはいくつかの端末でSIMフリー化を実験する、という孫さんの提案のような中途半端な方法ではダメです。一部の端末だけSIMフリー化され、その端末価格が上がり、そして携帯電話料金は現状のままだとすると、結局、高い端末、高い携帯使用料金となり、SIMフリー端末が売れないという結果をまねき、SIMフリーは日本にはなじまない、という結論に導かれてしまいます。(これが孫さんの狙いだと思いますが。)
必要なことは、携帯電話の仕様を共通化すること。仕様がバラバラで、たとえば、ドコモ、ソフトバンク、auのすべての仕様に対応する端末を作ると、さらに高い端末価格になってしまいます。そこで、メール、データ通信などはすべて共通の仕様にすることが必要です。
そして、携帯電話会社ではなく、各メーカーが独自に開発、販売を行うことです。そもそも、携帯電話キャリアが携帯端末を販売するのはおかしな話です。これはフジテレビがフジテレビだけ見えるテレビを売っているようなもので、利用者からすれば、メーカーがすべてのテレビ局を見られるテレビを製造、販売してくれたほうが良いに決まっています。
SIMフリー化の問題は、民主党の方針のおかげで表面化してきましたが、まだ解決に時間がかかりそうです。この問題を解決するまでに、また政権交代が起きてしまうと、この議論がどうなってしまうか分かりません。願わくは、今のうちに、SIMロック解除の議論が高まって、消費者にそのメリットを意識して欲しいです。今のビジネスモデルには合わないからという携帯電話キャリアが主張する理由でSIMフリー化しないのは、携帯電話キャリアのエゴです。彼らが儲かるビジネスモデルを捨てたくないのは当然ですが、それではいつまでも日本の携帯電話業界は世界とは隔絶されたガラパゴスになってしまいます。
Newsclip.beを見ていたら、3月13日にDTACがiPhoneを販売を開始したという記事が掲載されていました!
タイではTrueMobileがiPhoneを販売していたんですが、DTACはタイでは2社めのiPhoneを販売する携帯キャリア(ネットワーク会社)。
これって…たぶん、それぞれのiPhoneはSIMロックされているんですよね?TrueはTrueのSIMじゃないとダメだし、DTACはDTACのSIMじゃないとダメということで…。
アップルも、それなら、いっそSIMフリー版を売れば良いようにも思えるけど、流通のことを考えたら、携帯電話キャリアが抱えている販売ネットワークで売ったほうが数をさばけるわけでしょうね。
タイにおける携帯電話キャリアのナンバーワンは、AISなんですが・・・果たしてAISは他のスマートフォンで逆襲を図るのでしょうか。
昔、大学時代からのタイの友人が、「タイ人は見栄っ張りが多い」と教えてくれたことがあります。
もちろん個人差があるんですが、でも、タイ人たちと付き合った経験をとおして感じることは、やはり、国民性として見栄っ張りで、プライドが高いという印象があります。そのことは、別に良いこととか悪いこととかいうことではありません。でも、それを念頭においてタイ人と付き合えば、それまで理解できなかったことタイ人の行動が、納得できるようになったりすると思います。
見栄っ張りなタイ人(?)にとって車に次いで重要なアイテムが携帯電話です。タイ語では「ムートゥー」と呼ばれています。実は、携帯電話は開発途上国にとっては、固定電話よりも手軽で普及しやすい通信手段です。タイも例外ではなくて、地方に住んでいる人が固定電話の設置工事を申し込んでも、何ヵ月も待たされるということがよくあるようですが、携帯電話なら、買ってくればすぐに使えるようになるという手軽さがあります。
そのような状況を考えれば、携帯電話を持っていることは、決して、見栄っ張りじゃないんです。携帯電話の端末も安いものなら新品でも4,000バーツ、中古品だったら、もっと安く手に入るし、プリペイド式のSIMカードを50~100バーツくらいで購入すれば、あとは通話する分だけ、リフィルカード(通話料の前払い)を買えば良いだけです。
携帯電話に関して、僕がタイ人は見栄っ張りだなぁと思うのは、1か月の家賃が3,000バーツ、4,000バーツという暮らしをしているのにもかかわらず、頻繁に最新の携帯電話端末に買い替えたりしていることです。以前、携帯電話を買うならMBKという話を書きましたが、このMBKに行くと、たくさんの若者、学生たちが、携帯電話を物色して歩いています。そして、ごく日常の風景として、彼らは数万バーツの値段の新型携帯電話を買って行ったりしています。
ちなみに、大卒の初任給が8,000バーツとも言われているのですから、給料の3か月分、4か月分を携帯電話の端末代として学生が使ってしまうのは、日本ではあまり考えられないことだと思います。でも、彼らにとっては、携帯電話の最新モデルを持っていることはクールなんです。
車でも新車を持って乗り回していることがカッコイイと考えているし、少し、お金に余裕がある人たちは、やはり車はベンツだと思っているわけです。常に他人の目を意識して、カッコイイものを身に着けていたいと思う気持ちが強いようです。
タイ人が見栄を張るためにお金を使ったりしているのを見ると、無駄だなぁと思うことがありますが、でも、彼らの視点で考えると、タイ人にとして大切にしている価値観というものがあるんだと思います。ただ、多くの場合、その価値観と支出する金額のバランスが取れないところが、タイ人の子どもっぽいところであり、タイ人といっしょに遊んでいる日本人にとっては、トバッチリを受けるポイントでもあります。
日本人である我々は、なるべく彼らのプライドを傷つけないように注意しながら、このトバッチリを受けないようにタイ人と付き合っていくことが大切だと思います。
日本で携帯電話を買う場合は、携帯電話会社系列のショップや量販店、あるいは携帯電話専門ショップに行くことがほとんどだと思います。日本のショップでは、その時点で販売されているほとんどの機種が並べられ、在庫されているのがふつうですよね。
一方、タイでも、街中やショッピングモール内に携帯ショップがありますが、携帯端末の在庫状況はバラバラ。自分が欲しい機種がなければ、ショップを何軒も回って探すということになります。値段も店によってバラつきがあるし、小さな店なら値切り交渉もアリです。
日本では、携帯電話は携帯電話会社ごとに異なる機種が販売されていますよね。ドコモならドコモ用の機種が作られています。
しかし、海外では携帯電話は特定の携帯電話会社向けに作られるということは、あまりありません。基本的には、端末は端末という商品として流通していて、携帯電話の回線は携帯電話会社との契約という形で、わけられています。
ときどき、端末は同じだけれど特定の携帯電話会社でしか使えなくしたいという場合に、「SIMロック」という方法で、決められたSIMカード以外では電話として使用できないようにされている端末もあります。
バンコクでいろいろな携帯電話の端末を見比べながら買いたいと思ったら、MBK(マーブンクロン)に行くことをおすすめします。BTSスカイトレイン”National Stadium”駅のすぐ前に立っているビルがMBKで、駅側には東急デパート、反対側にはパトゥムワン・プリンセス・ホテルとつながっています。
MBKの4階に行くと、たくさんの小さな携帯ショップが並んでいます。新機種を売っている店、中古を中心に商売している店、携帯電話の良番のSIMを売っている店…、いろいろあります。中には、Power Buyなどのように大手の家電ショップチェーンの店もあるので、あちこち見て回りながら、携帯電話を探すことができます。
でも、MBKには店の数がかなりあるので、すべてを見て回ることはできないでしょう。もしも、機種にこだわりはなく、通話ができれば良いのであれば、近所のショッピングモールなどで、選択肢が少ない店で選んだほうが、早く決めることができるかも知れません。
iPhone買っちゃいました!
24ヵ月の割賦ですけど(笑
一括で支払うと80,640円、24回払いだと月あたり3,360円。
ただし、割賦の場合には「新スーパーボーナス特別割引」が適用されて、
3,360円から1,920円が割り引かれて、毎月1,440円支払う計算になります。
つまり、2年間利用続ければ、端末代金としては34,560円になる、という仕組みです。
(途中解約すると、割引がなくなった3,360円×残月分を支払うことになります。)
ただし、基本料、インターネット通信料などを合計すると、最低でも毎月
4千円ちょっとの支払となりますが、日本の携帯電話として考えれば、ふつうな感じですね。
これ以外に、新規で申し込んだので事務手数料、そして、メーカー保証1年を
さらにもう1年延長するためのアップルケアに申し込んだんで、初月は毎月の
料金にさらに1万円くらい加算されて請求されることになります。
ネットでの書き込みを見ると、これらの料金、代金のほかに、
契約金として数千円を請求されたり、あるいはソフトバンクのクレジットカードに
強制加入させられたりしたという情報もあります。
幸い僕が買った店は、ソフトバンクモバイルの直営店だったために、
そういうことはなかったですが、うまく勧められてソフトバンクのクレジットカードは
申し込みました。(これは使い勝手が悪かったら解約しますから問題ないです)
さて肝心のiPhoneの使い心地ですが、一言で言って、
使っていて楽しくて、持ち歩いていて嬉しい
という感じです。
ただ、これは電話という意識ではないですね。
PDA(Personal Digital Assistant)というとビジネスよりのイメージが先行するので、
ちょっと違う感じです。モバイル端末と言ってしまえば、そうなんですが、
もうちょっと楽しくてカッコイイですね。
たぶん、今後、iPhoneだけでなく、モバイルOSを搭載した携帯電話が
市場に増えていくでしょう。そのとき、iPhoneよりももっと良いものがでる
可能性もありますが、iPhoneはその先陣を切ったという感じ。
まだ持ち始めて2日。
AppStoreで購入できるソフトなどについての感想は、また別の機会に書きたいと思います。
ちなみに、バンコクのMBKでもiPhoneを見かけるという話を聞きましたが、
それってSIMロックを外してあるんでしょうか?
どのSIMでも入るってことですか?
ご存じの方、教えてください。