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むむまっふぁ

仲里依紗さんと森三中が出演しているTOYOTA PassoのCMの最新作。
仲里依紗さんが、車の中で彼とのやりとりを妄想している場面で、
「むむまっふぁ」という謎の言葉を発しています。

気になってしまって・・・
ネットで検索したら、気になって調べている人の多いこと(笑)
そして、答えもすぐに判明。
沖縄県宮古島の方言で「ひざまくら」のことだそうです。
むむまっふぁ・・・
誰かしてくれないですかね(汗

ワット・アルンのカキワリ

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バンコクの市内観光には、必ずと言っていいほど、このワット・アルン(暁の寺)が含まれています。チャオプラヤ川沿に立つ仏塔は、川の対岸からでも見ることができます。
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このワット・アルン。
船で行くことが多いと思いますが、船着場からお寺の入口の間の広場のようなところに、ご覧のようなカキワリ(書き割り)があります。日本でも、よく観光地にある人物やキャラクターを大きく描いた板で、顔の部分をくりぬいてあるものです。この穴から顔を出して写真を撮るのが、オモシロイわけですが・・・
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このワット・アルンのカキワリも、誰もいない広場に放置してあり、ワット・アルンを背景に写真が撮れる感じになっています。そこで、観光客は、ついつい、穴から顔を出して、写真を撮るわけですが、そうしていると、どこからともなくタイ人が現れて、お金を請求されます。
なんで?
ほら、そこに40バーツって書いてあるでしょ?
カキワリの右下に、数字の40と書かれたタグが貼られています。
ということで、このカキワリで写真を撮ると、40バーツの料金を請求されます。
40バーツは約120円ですから、それほどの金額ではないですが、こういうサプライズは嬉しくないですよね。分かっていて払うのと、無料だと思っていて請求されるのでは、その後の旅のテンションにも影響します。ということで、ワット・アルンに行ったら、カキワリに注意してください!

ラーメンいろいろ

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みなさんは、バンコクでどんなものを食べていますか?
タイ料理?
シーフード?
もしかして日本食?
まさか外資系ファーストフード?
僕の場合、せっかくバンコクにいるのですから、基本的にはタイ料理を選ぶのですが、でも、美味しければ何料理でもOKという、やや雑食系です。とはいえ、1週間くらいの滞在の場合には、高級日本料理などに行くことはなく、行ってもイタリアンとかインド料理とか、バンコクにたくさんある美味しい料理を選んでいきます。
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でも、一人でウロウロしているときには、ちゃんとしたレストランに入るのは躊躇してしまいます。そんなとき、よく食べてしまうのが、ラーメン。
考えてみると、なんでもラーメンと言っていますが、実際には日本のラーメンのときもあれば、屋台で食べるタイ・ラーメンのときもあるし、中華系のお店で食べるラーメンもあります。
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一番上の写真は日本代表の「山小屋らーめん」。
とんこつスープに、タマゴ、チャーシュー、海苔がトッピングされていて、麺もたくさん入っています。
真ん中の写真は、シーロムにあった中華系の食堂で食べたラーメン。
日本のラーメンに比べて、スープ少なめ、麺も少なめな感じですね。焼豚がトッピングされていますね。
そして、一番下はバンコク、ワットポーの近くの屋台で食べたラーメン。
麺が少なく、透明のスープの中を泳いでいる感じ(笑)
焼豚と野菜が多く見えますが、結局、麺が少ないために、そう見えるんじゃないかと思います。
タイの屋台では、通常、麺が少なく、具もそれほど多くはトッピングされていません。特別(ピセート)と頼むと、その屋台にある全種類の具をのせてくれることが多いですが、麺は少ないまま。日本人には、ちょっと物足りないかも知れませんが、タイ人は一度の食事でドカ食いすることは、あまりないので、ちょこっと食べて、また、あとで何か食べての繰り返しです。
バンコクに住んでいるとき、仕事で地方に行ったときに、同僚たち(タイ人)とラーメンの美味しい店で昼食をとりました。このときも、ラーメン1杯は少なかったのですが、さすがに美味しい店だからか、2杯頼んでいる人も多かったです。僕も、そのときは2杯食べました。
でも、バンコクの屋台で2杯食べたことはありません。お腹が空いていて、ガッツリ食べたいときには、日本のラーメン屋さんとか、他の食べ物を探します。
一口にラーメンと言っても、このように違いがあります。そのときの気分、お腹の減り具合、その後の予定などを総合的に判断して(?)、どのラーメンを食べるか選んでください。

タイが世界遺産条約(World Heritage Convention)から脱退

2011年6月にパリで開かれた国連教育科学文化機関の世界遺産委員会では、「小笠原諸島」と「平泉の文化遺産」が新たに世界遺産として登録されて、日本は盛り上がっていましたが、その陰ではタイが世界遺産条約から脱退することを宣言するというニュースが流れました。

これは、タイとカンボジアの間で、長年、プレアビヒア(Preah Vihear)というヒンズー寺院の領有権が問題となっていることが原因。でも、なぜ世界遺産条約から脱退しなければならなかったのか…気になったのでネットでニュースやブレアビヒア遺跡について調べてみたところ、大まかには以下のような経緯があるようです。
★9世紀末のクメール朝ヤショバルマン1世が創建したヒンドゥー教寺院。
(アンコールワットよりも約300年古く、その頃はタイ人はまだ中国にいた)
★1863年、カンボジアはフランスの保護国となった。
★1904年、フランス・タイ条約により、プレアビヒア遺跡はカンボジアに帰属。
★第二次大戦中、日本軍仏印進駐とともに、タイが占拠。
★1959年、カンボジアが国際司法裁判所に領有権問題を提訴。
★1962年、国際司法裁判所はカンボジアの主張を認めた。
 タイは領有権を留保としながらも、裁定に服した。
 プレアビヒア遺跡がカンボジアに帰属することが確定。
ということで、タイは納得しないながらも、遺跡はカンボジアに帰属するということになったわけですが、この遺跡の地理的な条件が問題を悪化させているようです。
まず、遺跡の周辺の土地に関しては、まだ、領有権が確定していない部分があるということが、トゲのように、ひっかかっているようですが、それに加えて、この遺跡は標高657mの山上遺跡で、なんとタイ側が正面入り口になっているというのです。
つまり、カンボジア側は断崖絶壁、遺跡に入るにはタイ側が入らなければならないようなのです。
このことは、経済的なことだけ考えれば、プレアビヒア遺跡がカンボジアの領有権であっても、タイ側から行く必要があるならば、タイの地元には観光収入が期待できるわけですから、世界遺産に登録されてもいいんじゃない?って思うかも知れませんが、タイ政府としては、プレアビヒア遺跡はタイ側からしか入れないんだから、やっぱりタイの領有権と考えるほうが自然じゃないかと思うんでしょうし、タイがプレアビヒア遺跡の観光開発に協力するということは、カンボジアの領有権を認めることになるから、嫌なんだと思います。
今回、カンボジアはプレアビヒア遺跡の管理計画を世界遺産委員会に出したようで、そのことでタイは世界遺産条約からの脱退を決めたようです。このような形で、タイが世界遺産条約から脱退するのは残念ですが、領土問題、領有権問題は、なかなか難しいなぁと思わせられるできことでした。

ちょっとハデすぎ!?タイの観光バス!?

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バンコクに住んでいるとき、職場の近くに子ども科学博物館みたいなものがあったんですが、よくそこに小学生の団体が観光バスでやってきていました。
そんな彼らが乗ってくる観光バスの中には、写真のように、かなりハデなバスもありました。
なんで、そんなになっちゃったの?
まぁ、目立ちたかったんでしょうけどね。
運転手たちは、小学生が博物館やプラネタリウムを楽しんでいる間、ご覧のように爆睡しています。この人は道路で寝ちゃっていますが、バスの下の荷物を積むスペースみたいなところを開けて寝ている人が多かったですね。

オシリを洗いたい!?

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先月、タマサート大学の学生が東京で10日間ほどの研修を終えた最終日、彼らは日本で学んだこと、気づいたことをまとめたプレゼンテーションをしてくれました。
各学生がそれぞれ気づいたこと、発表したいことを交代で話していたのですが、その中で、一人の女子大学生がトイレのことについて話していました。
滞在中、タイ人学生が滞在したのは、ホテルではなく、研修などで宿泊できるところで、旅館の大部屋みたいなところで寝泊まりをしていたようなのですが、そこのトイレはふつうの洋式トイレだったようです。ただし、大きいほうが終わったあとにお尻を洗うウォシュレット(シャワートイレ)は付いていなかったようなのです。
その学生が言うには、タイ人は事が済んだあとは、水でお尻を洗わないとスッキリしないというんです。それで、彼らは滞在中、その宿泊場所では大きいほうの用をたさずに、大学の中のウォシュレットがあるトイレで用を足していたというんです。
上の写真のように、タイのトイレには便器の横に小さなシャワーヘッドがあるのが普通です。タイ人は用を足したあと、それでお尻を洗うんです。とっても衛生的。小さな頃からお尻を洗うことがふつうだった彼らには、お尻を洗わないなんてありえない、というわけでしょうね。
さて、今のは日本のトイレになくて困った話ですが、日本のトイレにあって良かったと思ったものも紹介していました。それは、女性トイレにある「音姫」。男性には馴染みがないかも知れませんが、女性は用をたしている音を他人に聞かれたくないという気持ちから、座るとすぐに水洗トイレの水を流したり、あるいはトイレットペーパーのロールを引っ張ってカラカラと音をたてているわけですが、この「音姫」はトイレの壁に設置されていて、ボタンを押せば、一定時間、水が流れているような音を出してくれて、あの音をかきけしてくれるという仕掛けです。
そのタイ人女子学生は、いつもはトイレットペーパーをカラカラと引っ張って音を誤魔化しているそうですが、この「音姫」があればエコだと言っていました。
ちなみに、日本の女の子の中には、iPhoneアプリの「トイレdeECO」などを使って、音を消している人もいるようです。アプリを起動してボタンを押すと、やはり水の音が流れるというものですが、ボタンを押して止めると、節約できた水の量?が表示されます。水や紙を無駄遣いしない工夫、いいですよね。ぜひ、英語版、タイ語版も出てほしいものです。

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ロゴ入りグッズ

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先日、タマサート大学の先生にお会いしたところ、タイのお土産をいただきました。
Rotringのボールペン。
ボールペン本体には、英語でThammasatと書かれています。
ケースの透明な蓋には、英語でThammasatと書かれていて、校章もプリントされています。
ちょっと分からないのは、このケースを入れる紙のケースもあるのですが、そっちにはParkerと書かれていて、Made in UKと書かれていたこと。
まぁ、これは大学で売っているものを買ってきてくださったものだと思うので、それはそれとして…。
タイ人はロゴ入りグッズを作るのが、かなり好きだと思います。
職場では、ロゴが入ったポロシャツを作ったり、カバンを作ったりするのは日常茶飯事です。同じロゴが入ったものを着たり使ったりすることは連帯感を高めるということなのかも知れません。
アメリカのIT系企業なども、何かの記念で作ったり、新規プロジェクトのメンバーの求心力を高めるために作ったりしますが、タイ人はどちらかというと楽しいから作っているみたいですよね(笑)
一緒に研修旅行(という名目の親睦旅行)に行くときなどには、よく、お揃いのポロシャツだったりします。そしてお揃いのカバンをひいて歩きます。でも、なぜ、カバンまで…?
日本企業でも会社や製品のロゴ入りのポロシャツとかトレーナーなどを作ることもあるとは思いますが、結局、いつもネクタイとジャケットで過ごしている日本のサラリーマンには、そういうものを同僚と一緒に着る機会が少ないってことでしょうね。
本当のクールビズが必要な今年の夏、日本のサラリーマンにも、もっとポロシャツ文化に馴染んで欲しいですね。

羽田から飛ぶ?バンコクへの新ルート!

羽田空港で定期国際線が運航されるようになって半年以上経ちましたが、皆さんはもう羽田からバンコクに行きましたか?(笑) 僕は1月の訪タイの際に、行きは成田から出発しましたが、帰りは羽田空港に到着して、その便利さに驚きました。
結局、安く便利に飛行機が利用できれば、それは成田空港からでも、羽田空港からでも構わないわけですよね。以前にも書きましたが、成田空港ではなく羽田空港発のバンコク行きを利用するメリットは、出発時刻が夜遅いということです。
たとえば、こんなことができちゃいます。
金曜日夜・・・昼間普通に仕事をした後、羽田空港からバンコク行きに乗る。
土曜日早朝・・・バンコクに到着。
土曜日と日曜日・・・タイを満喫。
日曜日夜・・・羽田行きの飛行機に乗る。
月曜日早朝・・・羽田到着。そのまま会社に出勤!?
こんな「弾丸トラベル」も可能になってしまうところが、羽田発着便のメリットです。
もちろん、そんなにハードなスケジュールで行かない場合でも、羽田発着は便利だと思います。
ここで、久しぶりに、東京からのバンコク便のスケジュールについて、調べてみたので、ご報告したいと思います。なお、TG(タイ国際航空)は曜日によっては運行されている便もあり、また、東日本大震災以降、一時的に運行を休止している便もあるようですので、詳しくはタイ国際航空のホームページで確認してください。(情報に誤りがあるかも知れませんので、正しい情報は各航空会社のホームページなどで確認してください。)

★羽田 => バンコク
NH173  00:30 – 05:20  ANA
JL033  01:00 – 05:30  JAL
TG661  00:20 – 04:30  タイ国際航空
★バンコク => 羽田
NH174  22:25 – 06:40  ANA
JL034  22:35 – 06:55  JAL
TG660  14:20 – 22:30  タイ国際航空
★成田 => バンコク
NH953  10:50 – 15:25  ANA
NH915  18:10 – 22:50  ANA
JL717  11:00 – 15:35  JAL
JL707  18:05 – 22:40  JAL
TG641  11:00 – 15:30  タイ国際航空(2011年6月末まで運休)
TG643  12:00 – 16:30  月火水金日 タイ国際航空
TG671  12:00 – 16:30  木土 タイ国際航空
(TG671は通常はプーケット経由バンコク行き。2011年6月末まではバンコク行き)
TG677  16:55 – 21:25  タイ国際航空(2011年5月~6月の一部運休予定)
UA837  18:35 – 23:05  United
DL283  18:35 – 23:25  Delta
★バンコク => 成田
NH954  08:15 – 16:25  ANA
NH916  23:55 – 08:10+1  ANA
JL708  08:10 – 16:25  JAL
JL718  23:10 – 07:25  JAL
TG640  22:10 – 06:20+1  タイ国際航空(2011年6月末まで運休)
TG642  23:50 – 08:10+1  タイ国際航空
TG676  07:35 – 15:45  タイ国際航空(2011年5月~6月の一部運休予定)
UA838  06:05 – 14:10  United
DL284  05:55 – 14:00  Delta
このブログは毎日、たくさんの方にご覧いただいていますが、検索エンジンから来てくださっている方も少なくありません。そして、そういう方々のお目当ては、「タイ旅行のベストシーズン」がダントツ1位です。
僕の友人たちには、
「12月・1月が乾季で、比較的涼しくて過ごしやすいから良いよ。12月は街中にイルミネーションもあるので夜景もきれいだし、ビアガーデンの季節だから、外でビール飲めるよ。」
とすすめています。
タイでは6月から雨季に入り、10月まで続きます。雨季の期間は長いですからこの時期を避けているとタイに行けるチャンスが減ってしまうし、雨季と言っても、1日中、ずっと雨が降るわけではないので、行きたくなったら行ってしまったほうが良いと思います(笑)
ちなみに、唯一、僕がタイに行くかどうかを迷うのは4月です。その理由は、4月はタイで一番暑い時期だからです。さらに、ソンクラン(水かけ祭)というタイのお正月の時期に当たってしまうので、ほとんどの会社や多くのお店がお休みになってしまいます。でも、そのソンクランを体験したいというなら話は別です。大きな水鉄砲を買って、水かけに参戦するのもまたタイの楽しみ方の一つかも知れません。

タイ美人の条件

タイで「美人の条件」というと、色白で髪が長いこと、と言われることがあります。日本でも「色白は七難隠す」と言いますが、タイでは特に色白が重要な意味があるようです。タイでは色黒な人たちもたくさんいるのですが、色白のタイ人もいます。この色白のタイ人というのは、結局、中華系のタイ人がほとんどだと思いますが、欧米人とのハーフも色白だし美人が多いのでタレントとしては人気があるようです。

さて、上の動画はNewwyというタイ人アイドル?の”Tham Sak Kam”という曲のPVですが、先日のYahoo!ニュースで、台湾、シンガポールなどの中華圏の男子に大人気と報道されていました。一見すると日本人と言われても疑わないルックスですよね。ふつうっぽい、かわいらしさも、日本のアイドルの特徴と共通点がありそうです。
タイではジャニーズやモーニング娘など日本のアイドルも人気がありますが、彼らが日本のアイドルを好きになる理由の一つは、外見が彼らに近く、彼らの美意識と共通する部分が大きいからだと思います。もちろん、タイの場合には根底に日本に対する親近感があるということも重要な要素になりますが、タイ以外の国でも日本人は中華系の人たちと外見が近いので、違和感なく受け入れられる素地を持っています。すでに韓国のアイドルはアジア各国に進出していますが、これからは、日本のアイドルも、もっとアジア、特に中華圏、に進出していくべきだと思います。

タイにはオカマが多い?

タイに何度も行ったころがある人、長期滞在したことがある人は、タイの日常生活の中で、少なからずオカマに遭遇する体験をしていることと思います。ここで言っているオカマは、英語ではLady Boy、タイ語では「カトゥーイ」と言って、女装して化粧をして日常生活をしている元男性?のことです。彼らのすべてが性同一性障害なのかはわかりませんが、性転換手術をしている人も多く、ふつうの男性ではなく、女性またはカトゥーイとしての生活を送っています。
どうやらタイにはこのカトゥーイが多いような気がしますが、他の国と比べて多いのかどうか、実態を比較することは難しいと思います。でも、少なくともタイではカトゥーイは顕在化していて、社会も寛容に受け入れているようです。
僕がタイに住んでいるとき、毎日、エカマイまで通勤していましたが、オフィスの隣には男子高校がありました。毎日、午前8時頃、BTSでエカマイ駅まで通勤していたのですが、ある日、エカマイ駅で降りてオフィスに向かって歩いていると、前に高校生が歩いていました。タイでは、学生は原則として小学生から大学生まで制服を着ていますが、その男子高校生も薄茶色の半ズボンと白い半そでの開襟シャツを着て歩いていました。その制服は、僕のオフィスの隣の高校の制服ですから見慣れているものだったんですが、ぼーっとオフィスに向かっている僕は、なんとなく見えている光景に違和感を感じていました。よく見ると、その高校生の半ズボンもシャツも、ピチピチでボディコン状態だったのです。さらに、その男子高校生は、ちょっとお尻を振りながら歩いていたのです。あぁ~、彼はオカマなんだなと納得しました。男子校なので、さすがにスカートで学校に通うわけにはいかないんでしょうが、全身でオカマであるということを発信している高校生でした。
またあるとき、某大学の日本語学科の女子学生に、日本語学科は女の子が多いですねという話をしたら、「はい。日本語学科にいる学生は女かオカマです」と言われました。タイでは街中でも、色々なお店の店員やデパートの美容部員など、オカマが活躍している場面に遭遇することも少なくありません。このように、タイではオカマの存在はオープンで、周囲もオカマはオカマとして受け入れているようです。
上のYouTubeの動画の彼女(彼?)は、子どもの頃、オカマだとバカにされたと言っていますが(YouTube動画が削除されてしまいました)、タイでは普通に「デブ」だとか、「色黒」だとかいう身体的な特徴のことでからかわれます。というわけで、オカマはデブと同じように、からかわれたりすることはあると思いますが、それ以上に、いじめに遭うということでもないと思います。(親の思いはべつでしょうが。)
タイでは性転換手術も比較的簡単にできるため、日本のニューハーフの皆さんもよくタイの病院で手術を受けていると聞きます。あるとき、チュラロンコン大学病院で性転換手術を受けたというカトゥーイに聞いたところ、チュラロンコン大学病院では15万バーツ、私立の病院では20万バーツくらいで性転換手術が受けられるとのことでした。
社会も寛容で、病院で性転換手術も受け易いタイですから、タイでカトゥーイが増えるのも無理はない気がします。でも、もしかしたら、あなたも知らないうちに、カトゥーイと出会っているかも知れませんよ。それでも、彼女(彼)たちの微笑みは、きっとあなたを癒してくれることでしょう。