海上保安ダイアリー2013

みなさんは、手帳って持っていますか?

どんな手帳を使ってますか?

手帳にはどんな機能を求めますか?

僕はこれまでいろいろな手帳を使ってきました。昔、システム手帳が流行っている頃には、ファイロファックス(Filofax)を使っていました。日本では高いとか言いながら、海外に行くたびに、新しいファイロファックスを買って帰ってきた気がします。その後、もちろん、PDAを使ったこともあります。

しかし、結局、紙の手帳が使い勝手が良いかなと思い、ここ数年は「ほぼ日手帳」を使っていました。最初の数年はA5サイズの手帳を買っていました。革のカバーの色を選んだりして、買う時にはわくわくしたりするんですが、僕は日記を書くわけでもないので、そんなに分厚くなくて良いと気づきました。というか、持ち歩くのが重いな、と。そこで、ここ数年は、ほぼ日手帳のWEEKSという縦長タイプを使ってきました。

来年も、このほぼ日でも良いかなとも思っていたんですが、でも、ほぼ日手帳の問題点は、価格が高めということです。他の手帳より明らかに高い価格設定。何か、もっと使い勝手がよくて、お手頃な価格のものはないかと思い、最近、とても頻繁に買い物をしているアマゾンで検索してみました。

すると、偶然、ややマニアックな手帳を見つけてしまいました。

『海上保安ダイアリー Marine Safety Diary 2013(平成25年版)』

実際の手帳を開いた時の写真は見つけられなかったんですが、いろいろな資料も載っている手帳のようで興味が高まり、クリックしてしまいました。

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アマゾンからは「ゆうメール」で発送したという通知が来たので、もっと日数がかかるかと思いましたが、翌日届きました。カバーはこんな感じ。どうも、表紙のデザインセンスは、うーんという感じですが、昔の手帳はみんなこんな感じでしたね。

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肝心のスケジュールを書きこむ部分ですが、見開きで1ヵ月ずつの月間スケジュールが始めのほうにあり、その後は、見開きで1週間分を書き込める予定表になっています。ただ、ふつうの手帳と違うのは、この週間予定表のページでは、それぞれの日の日出、日没、満潮、干潮の時刻が書かれていて、満月、新月、上弦、下弦のマークも付けられています。

また、手帳の後ろのほう(手帳の5分の2くらいのページ数)には、海洋、船舶に関する様々な資料が掲載されていて、忘れかけていた「灯火」「形象物」などについても、ひまなとき、パラパラ見ながら復習できます。

ということで、僕にとっては、手帳というよりも読み物っぽい存在ですが…他にもっと良い感じの手帳が見つからなければ、2013年はこの手帳でいきたいと思います(笑)

なんか長いタイトルの本ですけど・・・

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先日、タイ文化関係の本がないかと探していたら、なんだか長いタイトルの本を見つけました。

「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った: タイ山岳民族カレンの村で
(吉田清、晶文社)

僕が探していたのはアカデミックな本なのですが、読み物として面白そうだと思ってアマゾンで注文してみました。
考えてみると、最近、なんでもアマゾンで買ってしまっています。そう、本だけでなく、文房具、雑貨、PC周辺機器、日用品など、いろいろなものをポチっとして買ってます。買いたい物にもよりますが、欲しい商品が明確に決まっている(メーカーとか型番とか)場合、アマゾンで格をチェックして、そこそこ安ければ、送料が無料だし、わざわざリアル店舗に探しに行く意味がない、という気分になってます。
でも、本当はお店に買いに行った方が良いとは思うんですよ。偶然、他の商品を見つけるという意味での出会いがあるだろうし、実際に手にとってみて、買わなくなてもいいや、って思うかも知れないし。
しかし、本については、かなりアマゾンに頼っています。在庫している商品数も圧倒的に多く、特に学術書は街の書店では売られていないことが多いので、アマゾン頼みです。
さて、
「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った: タイ山岳民族カレンの村で
という本ですが、日本でフリーのノンフィクション・ライターをしていた著者が、奥さんが亡くなったことで、精神的に崩壊し、海外を放浪する旅に出て、行きついたタイのチェンマイの安宿で、カレン族の女性と偶然知り合い、結婚したことにより、カレン族の「ソボムヘッド」村に住むようになり、そこで体験しているマイペンライな生活を綴った本です。
帯には「グレイト余生を送る者への知恵本。」と書かれていますが、この本は著者の日記のようなもで、海外ロングステイの本ではありません。著者と同じような生活を目指しても、同じようにはいかないことのほうが多いでしょう。成り行きにまかせてみると面白い人生が展開することがあるんだなぁとは思いましたが、これは知恵本というより、カレン族の村への留学体験レポートのような感じです。
著者は、まだ、この村に住み始めて数年のようなので、今後、村の人々との人間関係や本人の心情にも変化が起こるでしょう。ということで、数年後に、また、近況をまとめた、カレン族の村のその後の本を書いていただけると、また、楽しめるかも知れないと思っています。
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十日市(とおかまち)

十日市。

埼玉県大宮(さいたま市)にある氷川神社では、毎年12月10日に十日市が開かれます。
酉の市のように、熊手が売られていて、商売をされている方々が去年買った熊手をもってきて、新しい熊手を買っていきます。
でも、熊手を買わない人も、たくさん来ます。
たぶん、小中学生はまだ日が暮れないうちにやってきて、様々な食べ物の屋台を楽しんでいるんだと思います。中高生も、夕方から夜にかけて、友だちと連れだって遊んでいます。
僕も久々に行ってみようと思いたち、夜10時過ぎ頃に行ってみましたが、なんだか、すでに人の数は少なめでした。仕事帰りに、熊手を買いにきている人たちも、いるにはいましたが、あまり多くありませんでした。以前は大混雑で歩くのも大変だった参道も、楽に歩けました。
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バンコクで生牡蠣食べて食中毒になりました

今年は2月と8月、計2回、タイに行くことができました。

しかし、2月のときには、仕事として行き、なかなか厳しいスケジュールだったので、ほとんど自由な時間がありませんでした。
今度こそはと思い、8月に行ったときには、着いて3日めの朝に生牡蠣の食中毒になり、その後の滞在は、フラフラな感じでした。フラフラしながら、アポを取っていた方々にインタビューしたりしましたが、食事の約束はいくつかキャンセルしました。
前の晩、知り合いの方とタイ料理屋さんで夕食を食べ、その後、ビリヤードをしたり、お酒をしこたま飲んで、ホテルに戻ったのは日付が変わった後でした。
明け方、うとうとしながらも、なんとなく体がほてるような感じがしていました。その日は11時にアポがあったので、午前7時頃に起床。
ところが、まったく食欲がありません。
気持ち悪いというわけではないですが、胃が停止している感じでした。そして、もっと顕著な症状が、倦怠感でした。とにかくだるいというか、起き上がるだけで、ため息がでる感じです。起き上がり、ベッドの横に座りましたが、もう動きたくありませんでした。
「はは~ん、昨日、飲みすぎたな。飲み過ぎで胃がやられたんだろう。」
そう思いました。
でも、今から思えば、あの倦怠感は変でした。
飲み過ぎの翌日は、気持ちが悪いことはあっても、全身の著しい倦怠感にはならないですよね。
とにかく、11時にアポがあるので、ため息をつきながらも身支度をしました。このときはまだ下痢も嘔吐もないので、水だけ飲んで、約束していたオフィスを訪問。本当は、ランチを約束していたんですが、ランチは丁寧にご辞退しました。
そのとき、前夜に飲み過ぎたようで具合が悪いという話をしたら、飲み過ぎなら牛乳を飲むと良いと言われました。あまりにも倦怠感がひどかったので、午後の予定はキャンセルして、コンビニで牛乳を買ってホテルに戻りました。(本当は、食中毒の場合、牛乳は飲んではいけなかったのでしたが、そのときは食中毒とは思っていなかったので。)
午後1時頃にホテルに戻り、牛乳を飲んでから寝ることにしました。
睡眠をとれば回復するだろう・・・ その時はそう思っていました。
時々、目が覚めながらも、倦怠感のため起きる気力がなく、だらだらと夕方まで寝ていました。
時計をみると、午後5時半くらいでした。
相変わらずの倦怠感。食欲ゼロ。
この時点でも嘔吐はないものの、下痢をしていました。
げっぷをすると、ゆでタマゴというか、硫黄のようなニオイでした。
(ちょっと気持ち悪い話ですみません。でも、正確にお伝えしたいので。)
このとき、ふと、変だと気づいたのです。
飲んだ牛乳が何か細菌に分解されているから、このニオイを発しているのではないか。とすると、これは、単なる飲み過ぎではないのではないか。
このとき、ようやく、前夜に食べた生牡蠣のことを思い出しました。
前日、タイ料理屋で生牡蠣を食べたのでした。
そういえば、小ぶりの牡蠣で、元気なさげな感じでした。
とすると、この症状は食中毒!
ということは、寝ているだけでは、早く治せないだろう・・・。
相変わらずの、ひどい倦怠感だったものの、急いで身支度をして病院に行くことにしました。こんなとき、どこの病院に行くかですが、たぶん、バンコクに住んでいる日本人に馴染みがあるのは、バムルングラード病院かバンコク病院です。ホテルからは、バムルングラード病院が近かったので、ホテル前からタクシーに乗ってバムルングラード病院に行きました。
バムルングラード病院はバンコクのスクンビット地区にある巨大な病院です。
外国人の患者も多いため、英語はもちろん日本語でも対応してくれます。
到着してすぐにクリニックビルの10階にある日本人受付に行きました。
日本人の外来患者は、この受付でまず保険書類等を確認しながら、診察の受付をしてもらいます。僕の場合は、クレジットカード付帯保険であったため、その旨を伝えて、手続きしてもらいました。ここでの受付が終わると、各診療科に案内されて、そこで治療を受けるという手順です。
僕が受診したときには、日本人のドクターが診察していました。
症状と経緯を話したところ、やはり牡蠣にあたったことが原因の菌性胃腸炎だろうということになり、念のため検便検査をして抗生物質を処方してもらいました。
その医師が「タイの牡蠣はよくあたるみたいですね」と言っていたのがとても印象的でした。
検便は、抗生物質が効かなかったときのために、食中毒の原因を調べるためのものでした。細菌ではなく、ウイルスだったら、治療法は変わってくるということだと思います。
さて、ホテルに戻って早々に抗生物質を飲んで、PCでメールチェックなどをしていたところ、急速に倦怠感が消えていきました。2時間後には、ため息をつかなくても動ける状態になりました。相変わらず、食欲はゼロでしたが、倦怠感がない体調が、どれほど楽なことか、しみじみと感じました。
その後、抗生物質を5日間の飲み続けて、食中毒は完治しました。
食欲はすぐには戻りませんでした。
抗生物質を飲み始めた翌日の夜、少しだけ食べましたが、まだ食べたい気分ではありませんでした。
日本からの友人が到着したり、タイ在住の友人に会ったりという用事があったため、病院に行った翌々日あたりから、少しずつ食事をとるようになりました。
後日、ネットで牡蠣の食中毒について調べてみましたが、生で牡蠣を食べる場合、食中毒を完全に防ぐ方法はないことがわかりました。日本で生食用として売られている牡蠣は、紫外線殺菌したり、きれいな食塩水の中で数日間おいて、細菌やウイルスを体外に出させたりしているようです。それでも、絶対に安全というわけにはいかないようです。
生牡蠣を食べたとき、一緒に食べた人は食中毒にかからずに、元気でした。
これは牡蠣によって個体差があるので、同じレストランで食事をしたからと言って、別々の牡蠣を食べているために、同じ症状になるとは言えないのです。また、その人は、牡蠣を食べる時には、かならず生ニンニクを薬味として一緒に食べているので、それが殺菌してくれていたのかも知れませんが、ウイルスがついていたらンニクは役に立たないでしょうし、結局、生牡蠣という料理は、同じレストランで一緒に食べても、一つひとつ個別の貝を食べるので、当たりとはずれがあるのだと思います。
ということで、みなさんもタイで生牡蠣を食べるときには、十分に覚悟を決めてからチャレンジしてください。

クリスマスはXmas

長年、一人で普及啓蒙活動(?)をしていたXmasの正しい綴り方ですが、

近年、誤ってX’masと書いている広告を見ることが少なくなって、とってもハッピーです。
このまま、今年はXmasの話は書かなくても良いかなぁ・・・と思っていたんですが・・・。
今年も11月中は、誤った綴りを見る機会がなかったんですが、12月に入ってから、
某コーヒーショップ●●●バックスの店頭のPOPで見てしまい、さらに、最近は
某有名バッグメーカーの●●●●タバサのテレビCMやWebサイトでも、誤った綴りが
使われています。
ということで2年ぶりに、またまた、みなさんにXmasの綴りのお話をしたいと思います。
正しい綴り Xmas
誤った綴り X’mas
手元に英和辞典があったら、xmasをひいてみてください。
これが1つの単語として辞書に載っているはずです。
XmasのXは、ギリシャ語のキリストという言葉に由来していて、ここではキリストを
現わす記号として使われています。
アポストロフィ記号 ‘ は、英語では綴りを省略することを意味するわけですが、
XmasのXは、それ自体が記号で、キリストを現わしています。
ですから、英語の綴りの略を意味するアポストロフィを、Xとmasの間に入れる
意味がありません。
僕はコトバが変化していくことには寛容なんです。(たぶん)
長い言葉が省略されていくとか、言い易い形に変化していくというのは
自然だと思っています。
でも、Xmasを、わざわざX’masと書くのは、シンプルなものを、敢えて複雑にして
いくようなものです。おそらく、デザイナーたちが、アポストロフィがついていたほうが
かわいいとか思っているのかも知れません。
が、そういう理由で綴りを変えてしまうのは、なんか良くない気がしています。
ということで、Xmasが辞書に載っている正しい表記だということを覚えておいて
いただければと思います。
I wish you a Merry Xmas!