「デイリー日タイ英・タイ日英辞典」買いました!


ちょっと前に話した「デイリー日タイ英・タイ日英辞典」(三省堂)をアマゾンで買いました。
届いたときの感想としては・・・最初、正直、ちょっと失敗したかと思いました。理由は、もっと辞書らしいものを想像していたのですが、これは単語帳のような作りだったからです。でも使ってみて考えが変わりました・・・。
この辞典は、見出し語に対応するタイ語表現を一つ、英語表現を一つ、並べているスタイルです。本格的な辞書のように、一つの見出し語に対して、複数の対応表現を並べてくれたりはしないんです。それに、僕は英語は要らなかったなぁ、と思ったわけです。
ところが、実際に、ちょっと調べ物をするときに使ってみると、チョー便利です(笑)
インターネットで何か検索したいとき・・・タイ文字の映画のタイトルをみて気になったとき・・・ ひいてみると、簡単に意味を把握できます。シンプルに割り切ったおかげで、日本語の見出しは12000語、タイ語の見出しは9000語もあるのだそうです。本格的な学習用には、別に、もっと詳しい辞書が必要だと思いますが、タイ語学習を始めたばかりの人には、しばらくは間に合いそうだし、タイ語中級者くらいまでは、いざというときのための持ち歩きようとしては、コンパクトにまとまっていて便利だと思います。
文字もあまり小さくないので、声調記号なども判別しやすくて助かります。そして、これ、日タイ英の部分では、日本語の見出しには平仮名で、タイ語と英語の部分にはカタカナでよみがなが付いているので、タイ人の日本語学習用にも日タイ辞書として使えそうです。
とにかく便利な単語帳としては使えそうなので、今後、訪タイのときにはもって行こうと思いますが、あえて要望を書くとすれば次のようになります。
(1)英語は不要なので、その分、例文を1つずつ挙げて欲しい。
(2)タイ日英のページも、日タイ英と同様に見やすいレイアウトにして、類語があれば参照できるように付記して欲しい
もう一つ、カタカナではなく発音記号で書いて欲しいと書こうかと思いましたが、タイ語はタイ文字を覚えたほうが発音のポイントを理解できるので、初学者にとっては、とりあえずカタカナから入るというのもアリなのかなと思いました。
この辞典にはところどころにコラムがあって、ちょっとしたタイ語入門書なみの情報が入っています。時刻の表現、人の体の名称、度量衡など、全部で36ものコラムが読み物としても魅力的です。たとえば、601ページには「バンコクの正式名称」という短いコラムがあり、グルンテープから始まるバンコクの本当の名称が、タイ語、カタカナ、そしてその日本語訳が載っています。
これはふだんから持ち歩いて、暇なときの読み物として使っても良さそうですね。
冒頭にも言いましたように、本格的にタイ語学習する際には、これ以外にも辞書が必要だと思いますが、これはふつうの辞書とは違う使い方、つまり、ちょっとした読み物であったり単語暗記用として利用することができるので、携帯する一冊と思ってください。