いまタイは乾季です(タイの季節)

よくタイ人は「タイには3つの季節があります。それは暑い、とても暑い、すっごく暑いです。」などと冗談を言います。とにかくタイは暑いと思われていますが、でも、実は行く時期によって、その暑さには多少の違いがあります。
たとえば、いま、タイに行くと比較的涼しいタイを楽しむことができます。いま、北部のチェンマイなどの地域に行くと、寒い思いをするくらい、タイにとっては「冬」と言っても良い時期です。この時期を「乾季」と呼んでいます。乾季は雨が降らず、気温も低くなるので、とても過ごしやすい時期といえます。また、タイの西側の海は、水が一番きれいな時期とも言われていますので、クラビなどに行くのは、乾季がオススメです。
この乾季が終わるのは2月末くらいでしょうか。だんだんに気温が上がっていき、水掛祭りとして有名な「ソンクラーン」の頃(4月)が暑さのピークです。これを「暑季」と言います。暑季はとにかく暑いです。また、ソンクラーンは日本のお正月のようなもので、バンコクで働いている人の多くは田舎に帰ります。というわけで、あちこちのお店が閉まっていたりすることもしばしばです。暑いタイを体験したいなら4月ですが、ソンクラーン時期はお店が閉まっている可能性が高いので、注意しましょう。
その後、6月上旬から雨が多い季節が始まります。これが雨季です。タイではこの季節が一番長く、暑い時期が続きます。雨季と言っても、日本の梅雨のように1日中、雨が降るということはあまりなく、午後に1、2時間ほど、激しく雨が降ります。いわゆるスコールですね。これは暑いタイにとっては、少し温度を下げてくれる恵の雨でもあるのですが、バンコクでも、あちこちの道路が冠水するので、ちょっと困ります。また、日本でもそうですが、雨が降ると大渋滞が起こります。もともとバンコクは渋滞するのですが、さらに渋滞が激しくなり、タクシーもつかまえにくくなりますので、雨季のバンコク観光のときには、午後に雨が降ることを想定しながら予定を立てた方が良いでしょう。この雨季は10月いっぱいくらいで終わるのですが、近年は11月まで雨が続いたりしているようです。
乾季 11月~ 2月
暑季  3月~ 5月
雨季  6月~10月
また、タイには果物がふんだんにありますが、ある季節にしか食べられないものもあります。タイへの旅行と一口に言っても、行く季節によって、暑さや食べられる果物など、違いもあるんです。