卒業式の栄誉

タイの国立大学の学生は、ちゃんと単位を取れれば、学年が終わる2月頃に卒業をします。
ところが、国立大学の卒業式の時期はバラバラです。たとえば今年は、チュラロンコン大学(タイの東大?)の卒業式は7月でしたが、タマサート大学の卒業式は9月でした。他の大学がいつだったかは知りませんが、いろいろな時期に卒業式が行われます。
既に就職した卒業生たちは、この日、卒業式会場に集まって卒業証書を受け取ります・・・ そして、この卒業証書を手渡すのは王族のどなたかです。王子や王女が各大学の卒業式に出席して、一人ひとりに卒業式を手渡すんです。
ですから、タイ人にとっては卒業式に出て、王族のどなたかに卒業証書を手渡してもらえるというのは、とっても栄誉なことなのです。ふつうに生活していると王族に直接会うことすらないのに、卒業証書を渡してもらえるというのはきっと一生の思い出になるんでしょう。
僕は学部のときはどうやって受け取ったか、あまりにも昔のことで記憶が曖昧ですが、たぶん一人ひとりではなかったと思います。アメリカの大学院のときは学部長(Dean)から一人ひとりが手渡されました。やはり、セレモニーの中で、仲間や家族、友人が見守る前で、卒業証書を受け取るというのは、とっても感動をしたことを思い出します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です