スワンナプーム空港は既にボロボロ!?

2006年9月にオープンしたばかりのスワンナプーム空港ですが、トイレが少ないとか、荷物が出てくるのが遅いとか、これまで何かと不評でした。
が、今までのは序の口だったようです。
新聞によると、今、空港で深刻な問題が起きているようです。滑走路、誘導路、ターミナルビルなど、あちこちに亀裂が発見されていて、重大な問題となっています。
まだ開港したばかりの空港がボロボロな状態とは・・・。
現在、調査委員会が調べているそうで、2、3週間をめどに報告書をまとめるとのことです。空港をご利用の際にはご注意ください・・・できる範囲で。

屋台

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タイにいるときの楽しみの一つは、屋台でみつけた美味しいものを食べること。
この写真は、パタヤのWalking Cityを歩いているときにみつけた、タマゴのお菓子。タマゴとコンデンスミルクを使ってみるみたいだったけど、あとはよくわかりません。食後のデザートとして、ちょこっと食べてみました。
バンコクに住んでいる友人からの情報によると、大晦日・元旦の爆弾騒ぎの後、夜、外で見かける屋台の数が減ったようだとのことです。知り合いのタイ人なんかも、夜はあまり出歩かないとか言っているので、客が減れば店も減るでしょうね。
でも、今年の冬はタイも暖冬のようで・・・
あ、いや、タイの場合、暖かいというレベルではなくて、あつ~いようですが、とにかく冬はあっという間に終わってしまったようです。
この調子だと4月のソンクラン時期には、かなりの暑さかも知れませんね。
タイに行くなら今のうちかも!?(笑)

携帯電話端末・・・もっと自由に!

物欲といえば、日本では、1年に1度くらい、携帯電話を買い換えています。
完全に携帯電話事業者の思惑に乗ってしまっています(笑)
最近、物欲が薄れているなかでも、ドコモの903iシリーズが出たときには、すぐにでも買い換えてしまおうかと思いました。しかし、いくつかの点で踏み切れない事情があったので、今はまだ902iのお世話になっています。
気になることとは・・・
①1年未満で機種変更すると新規購入よりもかなり高いこと。
②903iシリーズは、みんなGSM搭載なのに、SIMロックがかかっているため、タイのSIMでは使えないこと。
③新しい携帯にはあまりにも不要な機能が多く、そのために価格が高くなっていることには納得できないこと。
お財布ケータイも音楽機能も要らないので、SIMロックを解除したGSM対応携帯を発売して欲しいです。そうすれば、タイに行くときも同じ携帯電話にSIMを差し替えて使えるので、とっても便利です。
実は、日本の携帯電話事業者のビジネスモデルが世界の常識からかけ離れているという内容のエントリーにしようと思って、随分、たくさん書いたのですが、書いているうちに嫌になってしまいました。
過去を振り返って文句を言っていても建設的じゃない気がしてきて、ほとんど消してしまいました。
今後、日本の携帯電話事業者には、
①世界標準規格を意識していただきたい
②携帯電話端末の販売は、各電機製品メーカーに自由化していただきたい
③待ちうけ、着うた、着メロなどなど、デジタルコンテンツの規格がバラバラなので、規格統一していただきたい
④通信事業は我々のインフラを整備して守る仕事・・・そういう意識を持っていただきたい
です。
たとえば、東京電力は「うちの電気を使うときには、うちの電気製品使ってくれないとダメですよ」って言わないですよね。電気製品メーカーがみな東京電力に電気製品を納入して、すべて東京電力ブランドで売る、みたいなビジネスモデルは健全ではないと思います。もちろん、実際には東京電力はそんなことはしませんし、法的にも社会的にも、そういうことは認められないでしょう。
やっぱり、携帯電話のビジネスモデル、ちょっとおかしいですよね。早く見直して欲しいです。各電機製品メーカーが携帯電話端末を販売するようになれば、自然にSIMロックのない端末が市場に出ることになると思います。携帯電話事業者には、本来の通信サービスの中で収益を上げる努力をして欲しいと思います。

mylo (SONY) vs. E61 (Nokia)

久々の物欲がやってきました!(笑)
それほど強い物欲でもないんですが、ふだん外出したり、海外に行くときに、ノートPCを持ち歩くことに疲れてきていたところに、パーソナル・コミュニケーターというか、ちょっと便利そうなグッズが登場してきているので、心がひかれています。
一つは、SONYが販売開始したmylo
my life online・・・略して、mylo
重さ150グラムですが、Wireless LANに接続できるインターネット・ブラウザですね。しかも、SkypeやMessengerにも対応しているので、外出していても街角の無線LANに接続できれば、インターネット電話ができてしまうというスグレモノ。
メールはWebメールを使うってことのようですが、メモリースティックも挿せるようで、ポータブルオーディオ&ムービープレイヤーという感じにも使えるようです。39,800円也。
ちょっと欲しいです。
もう一つの物欲は、Nokiaが発売したE61という携帯電話。
携帯電話と言っても、ただの携帯電話ではなくて、欧米で普及しているBlack Berryの日本語版。キーボードもついていて、Wireless LANに接続してインターネットを利用することもでき、メールの送受信やメッセンジャーでのやりとりもできてしまう。さらに、MS Word、Excel、Power Pointのファイルも開いて見ることができる・・・。こんなに小さくても、かなり強力なビジネスツール。SIMロックはかけられていないので、SIMを入れ替えれば、いろいろな国で利用できるスグレモノです。こちらは54,800円也。
myloは、ちょっと遊び感覚が強いコミュニケーション・ツールという感じ。一方、E61はデザインとしては、イマイチだけど、ビジネスシーンには実用性が高いツール。
どっちも欲しいけど・・・。
あなただったら、どっちを選びますか?

タイ観光のベストシーズン!?

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この1、2年、友人がタイに旅行することが増えてきたような気がします。これは僕の影響があるかどうか分かりませんが、いろいろなテレビ番組でタイやタイ料理が紹介されたりすることも多くなり、タイという国について多くの人に興味を持ってもらえるようになったからだと思います。
こうなってくると、タイに行きたい、タイにいくぞ、と考えている友人たちから「タイはいつ頃行くと良いの?」「9月に行くんだけど天気はどうなの?」などと質問されたりします。もちろん、どこに行ったら良いのかとか、チェンマイはどんなところだとか、オススメ・スポットの相談から不安に思っていることについての質問や相談など、他にもいろいろあります。
でも、タイに行きたいなと思ったとき、やはり、いつがベストシーズンなのか、知りたくなるでしょうね。休暇がとれる時期が決まってしまっている人であっても、その時期、タイはどうなのか、知りたいでしょう。
まず、バンコクを中心にお話をしましょう。
まず季節ですが、まず雨季と乾季に分けられます。だいたい5月終わりから11月初めくらいが雨季、11月入ってから5月の終わり頃までは乾季です。雨季というのは、日本の梅雨のように朝から晩まで雨が降る日が続くということは、あまり多くなく、ふつうは午後から夜に2時間ほど、ざーっと雨が降ってくるという感じの雨です。スコールというほど短時間ではないのですが、急に降りだすことも多く、また、バンコクでも地域によって降っていたり、いなかったり、ということもあります。
近年、地球温暖化の影響なのか、日本の梅雨みたいに雨が数日降り続くこともありますが、基本的には2、3時間の雨で、熱くなっている大地が冷やされるので、雨が上がるのを待ってでかけると気持ちが良いです。
とはいえ、観光でタイに行く場合には、雨だからでかけないというわけにもいかないと思います。注意していただきたいのは、ちょっと激しく雨が降ると、バンコクのあちこちの道路は簡単に冠水します。道路が水びたしということも珍しくありませんから、高価な靴を履いて歩くのはやめましょう。女性はサンダルでいれば良いかも知れませんが、男性は、王宮などを観光するときはサンダルでは入れないので、スニーカーなど、濡れてもあまりショックではない靴をはき、いざとなったら、靴を脱いで、水の中を歩いてください。
しかし、すべての道路が冠水しているわけでもないし、いつも大雨というわけでもないので、あまり心配することはありません。しかし、雨季の旅行には傘は必要だと思います。女性は晴雨兼用の傘を持っていくと、UV対策もできて良いでしょう。タイにも晴雨兼用の傘がありますが、かわいくありません(笑)
雨が降ると困るのは日本と同様に、タクシーがつかまえにくくなるということです。ふだんバスを使っているタイ人も、雨が降るとタクシーに飛び乗ることも多いので、一気に、タクシーの乗車率が上がります。また、そういう需給バランスに陥ると、タクシーの運転手も強気になり、メーターは使わないと言って、高額な料金をふっかけてくることがあります。また、道路は大渋滞。ふだんから混雑している道路は、さらに混雑して目的地までの移動時間が余計にかかってしまいます。
僕の経験ではバンコクでは南の空の雨雲が移動してきて雨を降らせることが多いような気がします。ですから、南の空が黒い雲で覆われてきたら、雨宿りする場所を確保するか、BTS、地下鉄など、移動しやすい交通機関の駅に早めに移動することをオススメします。
以上のように雨は観光するときには歓迎できないのですが、雨季に出回る果物もあります。マンゴスチンなど、日本ではあまり食べる機会がなく、美味しい果物は雨季になると出回るものも多いです。そういう意味では、雨季には雨季の楽しみがあるとも言えるでしょう。
乾季になると雨があまり降らなくなり、暑さもやわらいできます。特に12月と1月は比較的涼しい季節になります。一応、タイの冬と考えても良いと思います。タイ人にとってのお風呂は、水シャワーということが多いのですが、この時期の水シャワーは寒いと言って、ブルブルしていたりします。が、なぜか今年はかなり暑いようで、この涼しい時期は1週間ほどで終わったようです。
この乾季の時期は、タイの西側の海がとても美しいと言われています。プーケットやクラビなどのインド洋側の海の色がすばらしいそうです。
ただ、冬の時期はタイは観光産業としては、ハイシーズンになります。欧米の寒い冬を脱出して、暖かいビーチで過ごしたいという人々がたくさん訪れる時期なので、ホテルの料金が高く設定される傾向があります。
ちなみに、タイでは4月が真夏です。一番、暑い時期です。有名な水かけ祭りが行われるのも4月で、町を歩いていると、容赦なく水をかけられてしまいます。
タイにはその時期その時期で、食べ物とかイベントとか、面白いことがあります。また、そうでなくても、タイ人は面白いです(笑) ですから、あなたがタイに行きたいとき、あなたがタイにいけるときがベストシーズンなのです。

バンコク連続爆弾テロ その後

The Nation
タイでは、その後、新たな爆発はないようですが、市民の間では爆弾が仕掛けられたとか、予告電話があったとか、いろいろな噂が流れていて、混乱しているようです。群衆心理でデマや噂が広がるということも多いのですが、反抗グループも意図的にそのようなデマを流して混乱を狙っている可能性もありますから、噂に惑わされて混乱しないように、冷静な行動が望ましいと思います。
さて、今回の連続爆破事件について、現政府は「権力を失った者とその支持者たち」の犯行と発言したわけですが、その後、中国にいるタクシン前首相は、自分は関係しておらず、南部独立運動グループの犯行だという確かな筋の情報を持っている、と発表しました。そして、これに対して、南部独立運動グループPuloのKasturi Mahkota氏はこれを全面的に否定しました。
タクシン元首相は自分への疑いを否定するのは良いですが、矛先を南部独立運動グループに向けるというのは、どうなんでしょう。南部独立運動グループは南部5県を独立させたいと主張しているわけですが、その主張のために南部5県での政府側との衝突はこれまでもあったものの、バンコクに爆弾を仕掛けても、あまり意味がないような気がします。
今回の事件は国内の政治的混乱をまねくことが目的だったのでしょうが、今年、タイでは選挙が行われることを考えると、現政府の不安定さを演出してメリットがあるのは、やはりタクシン元首相の支援者グループと見るのが自然かも知れません。そして、もしかしたら・・・と思うことは、南部独立運動グループとタクシン元首相の支援グループが共謀したのでは・・・ちょっと深読みしすぎかも知れませんが、タクシン元首相は政治家というよりはビジネスマンです。今後の彼の行動にも注目したいところです。

スプーン&フォーク

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MaiPenRaiというホームページを立ち上げてから、既に数年経っているが、これまであまりスプーンとフォークの話をしてなかったような気がします。そこで、タイでの食事の基本、スプーン&フォークの話をしておきたいと思います。
タイでは食事のとき、スプーンとフォークを使います。スプーンとフォークを使うというと、ふつうの食事を想像しますが、タイでは右手にスプーン、左手にフォーク、この2つを同時に持って食事をします。メインで使うのは右手のスプーン。食べ物をのせて、口まで運ぶのはもとより、肉や魚などは、スプーンをナイフ代わりに使って切ったりもします。そして、フォークはスプーンの上に食べ物をのせるときの介添え役として使われることが多く、突き刺して使ったりもします。
麺類を食べるときは、箸とレンゲを使うことがほとんどですが、それ以外は、このスプーンとフォークが基本です。慣れてしまうと、両手でこの2つをあやつりながら食べ物を口に運ぶのは、結構、便利です。友だちと食事しているときなど、スープもこのスプーンで直接とって飲んだりもします。結構、アバウトな食事風景・・・これがタイ式です。

インターネット・コネクション 日本 <-> タイ

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2006年12月26日に台湾付近で発生した地震の影響で、日本とアジア諸国のインターネット接続に障害が発生しました。なんでも、海底ケーブルが破損したとか。海底ケーブルの破損箇所を特定して、その部分を取り替えるという作業は、とても大変そうですね。
ところで、この地震の直後、タイに住んでいる方々の多くが日本のWebサイトにアクセスしようと思ってページが表示されなかったり、あるいは逆に日本にいる方がタイにアクセスしようしてもできなかったり・・・という不具合が発生していました。
地震の翌日、僕はタイの証券会社のSeamico.comにアクセスしたのですが、これは問題なくつながったので、そんなインターネットの混乱を意識していませんでした。ニュースでは、中国株取引を行っているネット証券が、この障害の影響を受けているような話をしていましたが、僕は気にしていませんでした。しかし、夜になって、タイの大学生とWindows Live Messengerでチャットしているときに、タイの某サイトのURLを送られて、そのページを開こうとしたところ、まったく開きませんでした。
それで、どうも接続のルートが違うと感じたので、VisualRouteというツールを使って、どのような経路で接続されているかを見てみました。
上の図は、僕の家からsanook.comまでの接続の図ですが途中22のIPアドレスを経由して到達しています。そして、見にくいかも知れませんが、地図をみると日本から直接タイに赤い線が伸びています。日本から出て、台湾近くを通り、香港、シンガポールに接続するという経路になっています。そして、タイ国内ではKSCというプロバイダにつながっています。つまり、sanook.comはKSCのネットワーク内に設置されているのだと思います。そして、地震直後、このルートがボロボロになっていました。上記の図は、今日現在の状況を表しているものですが、地震の翌日の状況では、途中経路が遮断されていました。
ところが、Seamico.comへのルートはSanook.comとは違っていました。下の図を見てください。Sanook.comが22のIPアドレスを経由していたのに対して、Seamico.comは33経由して到達しています。そして、到達した先のプロバイダはCSLoxinfoでした。この経路をよく見てみると、日本からまずアメリカに接続されています。そして、アメリカ国内を次々とリレーされて西海岸から東海岸に接続され、そこからタイに接続されています。つまり、こちらのほうが長い距離をかけて接続しているので、おそらく通常は遅いルートと言えると思うのですが、香港を経由した接続でないために、地震後もいつもと同じように接続ができたわけです。
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しかし、接続ルートが違う理由は必ずしもプロバイダの違いではないようです。CSLoxinfoの会社としてのサイトへのルートを見ると、やはりアジアルートで接続しています。どうやら同じプロバイダのネットワーク下にあっても、サイトによって接続経路が違っているようです。ちなみに、True InternetやInetなどのプロバイダもアジアルートを基本にしているようです。
いずれにしても、インターネットが私たちの生活に随分と浸透していたことを教えてくれた事件でした。

反政府勢力? タクシンのサポーター?

タイの英字新聞The Nation”のWebSiteに掲載された最新ニュースによると、大晦日と元日未明の連続爆弾テロによって死亡した人は3人、負傷者は38人(うち、外国人9人)を数えました。日本人の被害者がいないために、日本ではあまり大きく報道されていませんが、新年早々、悲しい事件です。もうこれ以上、犠牲者が増えないことを祈ります。
Surayud Chulanont首相は、今回の事件は国内の政治グループの犯行で、権力を奪われた人たちの犯行であることを示唆しましたが、タクシン元首相やそのサポーターたちの名前は挙げなかったということです。が、現在の政府が不安定であることを印象づけるための行動と思われるとのことです。
現在の軍事政権に対して反感を持っているのはタクシン元首相の一派であることは明白ですが、まさかそんなことを・・・。そう思う方も多いでしょうが・・・ タイ人というのは、しばしば「まさかそんなことを・・・」という、子どものような判断・行動をすることがあります。かなりの利権が絡んでいるだろうし、簡単にあきらめられない人々は少なくないんでしょう。そう考えると、その可能性を否定できません。
でも、犠牲者を出してしまったことは失敗だったのではないかと思います。彼らは、現在の軍事政権を悪、自分たちを正義として位置づけたかったのでしょうが、罪も無い人を爆弾で殺すことは殺生を禁止している仏教の教えに反しています。これでは民衆を味方につけることが難しくなってしまいます。

同時爆破テロ・・・バンコク中心部でさらに2箇所

年明け直後に、さらに2つの爆弾が爆発しました。
一つは、プラティナームの運河にある船着場のタイヤに隠されていた爆弾で、すぐそばのレストランで食事をしていた外国人とタイ人が負傷しました。外国人の1人は、この爆発で片足を失ったということです。もう一つは、ゲイソーンプラザとCentral World Plaza側とを結ぶ歩道橋で爆発したようです。カウントダウンイベントは午後8時にキャンセルとなったものの、まだ多くの人が出歩いている状況だったようです。
日本の朝日新聞の報道では、外国人を狙った犯行をほのめかすような文章ですが、31日の6箇所の爆発の場所は、いずれも外国人の立ち回り先ではないと思います。
①Victory Monument(戦勝記念塔)・・・バンコク周辺への移動に利用するバスターミナルがある地域で、爆発現場はCenter Oneという若者向けのショッピングビル前だったようです。
②クロントイ 中華系神社近くのゴミ箱
③サパンクワイ交差点
④Seacon Square・・・ショッピングモールの駐車場。バンコク中心部から離れているので、外国人が気軽に行く場所ではないです。
⑤ノンタブリの交差点・・・ノンタブリはバンコクの北に隣接する市です。
⑥スクンビット62・・・ スクンビットは日本人や外国人が多く住んでいると言われますが、スクンビットとは通りの名前で、東西に伸びる長い幹線道路です。爆発したのは、高速道路を出てスクンビットに入る付近のようで、外国人がウロウロしている場所ではないです。
年明け直後の2つの爆発は、いずれもCentral World Plazaの近くなので、予定通りにカウントダウンがされていたら大惨事だっただろうと指摘する向きもありますが、一連の爆弾テロは、人を傷つけることは目的ではなく、どちらかというと傷つけることは避けながら爆発させているような気がします。傷つけることが目的なら、31日の6時30分の爆発は意味がなく、カウントダウン会場で爆発させれば、かなりの犠牲者が出たと思います。
プラトゥナームの船着場は、バンコクの東のほうに住んでいる人たちの通勤・通学の足にも使われている交通手段に影響を与えることが目的だったのではないかと思います。結果的に大怪我をさせてしまっていますが、それが目的ではなかったように思えます。
ゲイソーンプラザの前の歩道橋(電話ボックス)というのは、近くに、多くのタイ人に信仰されているエラワンが祀られていて、いつも多くの人がお参りに来ています。そのことに注目すると、外国人を狙ったというよりは、タイ人の目につく場所を標的にしていると思います。
一連の爆発は大きな道路、幹線道路沿いで発生しているので、犯人は爆弾を車で運んできて、直前に置いて、立ち去ったのではないかと思います。また、それらは、ふだんタイ人が通勤・通学のバスなどから見える場所です。以上のことを鑑みると、タイ人に対する脅し、アピールだと思われます。
おそらくは人を傷つけることは目的としていないと思われますが、使われている爆弾の量が多いようなので、たまたま近くにいると犠牲になってしまいます。爆発している場所は、バンコクの中心部に移ってきていて、今後も、さらに爆発させるかどうか、犯行声明もない現状では判断できません。
バンコク中心部で行動される際には、あまり人が集まるところに近づかないことをオススメします。