チェンマイの田舎にもゲームはあるんだよ

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2006年2月のある日、僕はタイのチェンマイの中心部からさらに1時間ほど車で行った田舎町にいました。
世話になっている友人の家にウィスキーとサイダーを買って行こうとして、お店を探していたら、サイダーを売っているお店を発見。店番のお兄ちゃんは、新聞を売りながらゲームに熱中してました・・・
え? あなた、Nintendo DSで遊んでいるの?
チェンマイ郊外の、こんな山奥(失礼!)にまで、Nintendo DSは普及していたのね!!??
ビックリでした。

もったいない!?

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ショッピングモールや大きなスーパーなど、タイで人がたくさん集まるところには必ずと言っていいほど、フードセンター(クーポン式の食堂)があります。まず、クーポン窓口で現金とクーポンを引き替えてもらって(あるいは、プラスチックカードにお金をチャージしてもらって)、いざ、何を食べようかと、いろいろな料理を物色するわけです。
タイ人も食事のとき、当然、飲み物をどうしよう?ということになります。このような大規模な食堂の場合には、無料の水はありません。ですから、水にしろ、飲み物にしろ、クーポンを使って購入することになります。そして、多くの場合、タイ人は食事のとき水を飲んでいます。
500ミリリットルのペットボトルが、だいたい10バーツ。
一人で食事している場合には、これにストローをさして飲んでしまうことが多いようです。また、カップに氷を入れてもらって、そこに注ぐという手もあります。氷入りのカップは2~3バーツでしょうか。
このように、水を飲みながら食事をするのですが、食事を終わったときにペットボトルの水がかなり残っていることがあります。こんなとき、日本人や外国人は、このペットボトルを持って行くことが多いと思うのですが、タイ人のほとんどは、飲み残しのあるペットボトルはその場に置いていきます。大きなフードセンター以外の小さな食堂で、瓶入りの水を飲むときも同じです。飲み残しは、その場に置いていきます。さすがに、瓶入りのものは、栓を開けてしまうと、持ち歩くのは難しいですから、僕もその場においていきますが(そうすると、お店の人は、これをピッチャーに集めて、無料のお水として利用しています。ホントですよ。)、クーポン食堂で買ったペットボトルは、飲みきるか、持って行くことがほとんどです。
タイ人は、なぜ、飲み残しの水を置いていくのでしょうか。
レストランで食事をするとき、タイ人はいろいろな料理をどんどん注文します。
オイオイ。お前、そんなに食えるのか?案の定、たくさん残ってしまいます。
友人の家に招かれて食事するとき、とても食べきれない品数・量の料理が並びます。
ごめんなさい。もうギブアップです。
タイ人にとって、食事を残すことは悪いことではないようです。
いや、逆に、何も残らないような食べ方は、好ましくないのかも知れません。人を招待するときは当然、食べきれないほどの料理を用意してもてなしますが、友人と食べに行くときも、食べきる量を考えて注文するというよりは、食べきれないくらい注文するほうがタイ式のようです。
「もったいない」
日本人的な僕は、以前は、注文したものはすべて食べようと思っていたこともあったのですが、これは体によくありません。
つくづく思うのは、タイは食べ物が豊富なんだなぁ、ということ。
日本人として生きてきた僕には、もったいないと思うこともあるけど、最近は「タイ式」を理解してきています。