2006年1月アーカイブ

ケータイを考える

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1月も半ばとなり、いまさら言うのもナニですが、一応、ケジメとして・・・

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、最近、ブログ更新もサボり気味ですが、一つ論文を書き上げようと思っているうちに、他のことをすっかり放置してしまいました。論文は、初校というか、ドラフトというか、とにかく、まず最初から最後までをとおしたものを書き上げました。英文で書いたので、いま、ネイティブにチェック&コメントをもらうために読んでもらっています。これで修正して、指導教授の先生に見てもらって、学会誌に投稿という運びです。

一つの論文だけで、こんなに大騒ぎ。
でも、これって慣れないからじゃないかな。
すぐにまた次の論文を書いてみると、良いんじゃないか・・・そんなことを思っているところです。でも、まだ終わったわけじゃないので・・・早く終わらせたいです。


ところで、昨年末、ケータイを変えました。それまでauだったのですが、ドコモの902iに変えました。もともと、ドコモユーザー歴は長いのですが、いろいろと使ってみようと思って、Vodafoneやauも使ってみたというわけです。でも、ドコモの最新機種に変えたことには、もう一つ理由があります。それは、いま、ケータイ・コンテンツを作る仕事に携わっているからです。

昨年からケータイ・コンテンツを作っている会社でも働いているんですが、つくづく、日本の特殊性というものを考えてしまいます。なぜ、ケータイがこれほどまでに浸透して、ケータイコンテンツというものがビジネスになるのか。

すぐに思いつくことは、日本人は電車などの公共交通機関を毎日長い時間利用するということです。いま、電車に乗ると、多くの人がケータイの液晶画面をじっとみつめています。メールを書いている人、ゲームをしている人、目的地までの乗り換え案内を見ている人、目的地付近の地図を検索している人・・・とにかく、ケータイの画面を見つめています。
一昔前は、電車に乗ると週刊誌、マンガ、新聞を読んだり、文庫本を開いたりというのが電車の中の時間のつぶし方でした。ところが、今は、ケータイというメディアがあることで、事前に書店や駅の売店で買っておかなくても、電車に乗ってから、きままに、さまざまな情報を読むことができるわけです。

もう一つ、日本の電車の中の特徴は、ケータイで通話することを禁止していることです。ケータイは、いまやふつうの通信手段だから、ケータイにかかってきたからといって緊急の用件ではないかもしれません。しかし、せっかくケータイを持っていながら、電車の中では通話してはいけないというルールになっています。もしかしたら緊急な用件かも知れないけれど、電話を受けることはタブーとされています。(実際には、電話している人もみかけますけど。)

たとえば、香港の地下鉄やバンコクのスカイトレインに乗っていると、電話がかかってくると平気で電話をとるし、着信音もどんどん鳴っています。日本では、ケータイは他人の迷惑になるとされていますが、恥ずかしい思いをするのは話を聞かれている人、つまり話している方ですから、それでもかまわなければ、別に通話してもあまり問題ないと思います。ただし、朝夕のラッシュ時には、ちょっと通話できる状況ではないことは納得できます。嫌でも他人と密着してしまうような混雑時に、電話で話すということは、他人の耳元で電話することになるので、これははっきり言って迷惑でしょう。でも、昼間のガラガラな車内でも、ケータイは使ってはいけない決まりです。

とにかく、このケータイでの通話禁止のルールのおかげで、日本ではケータイ・メールが著しく発達しました。待ち合わせの場所や時間のことなど、電車の中で連絡を取り合いたいことは特にケータイ・メールを使って連絡をとることになるからです。日本では、毎日、長い時間、通勤・通学の電車の中に隔離されていることが多いですから、ケータイという通信手段の普及で、個人対個人のコミュニケーションは飛躍的に進歩したと言えるでしょう。

ケータイのことを考えると、もう一つ、大きな要素として、デジタルカメラの機能があります。正直言って、僕は、ケータイのカメラはあまり使いませんが、特に若い女性は、このデジタルカメラを有効に活用していると思います。最近、話題のSNS、mixiの中の日記をのぞいてみると、ケータイで写真付の日記を書いている女の子も少なくありません。

ケータイは、既に携帯電話という枠組みから飛び出して、モバイル・デバイスとしてのさまざまな機能を担うようになってきています。ケータイ向けのコンテンツも、日本が世界最先端を走っていると言っても良いでしょう。もちろん、それぞれの国の事情というものがあり、日本と同じ機能、同じコンテンツが必ず受け入れられるとは言えません。たとえば、アメリカは電車通勤をしている人は、ほんの少しですから、日本の電車の中でのヒマつぶしコンテンツはあまりうけないかも知れません。しかしながら、広大な国土を持つ国ですから、通信手段として、あるいは情報収集するデバイスとしての機能は期待されるかも知れません。

ケータイ向けのデジタル・コンテンツの仕事に携わったことも何かの縁というものです。今年は、ケータイについてもっと考えてみたいと年頭に思う僕です。

とにかく、今年も皆様、よろしくお願いいたします。

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