タイで携帯電話を買う!?


「日本の携帯をタイで使う!?」ことについては、すでに書きましたので、きょうは「タイで携帯電話を買う!?」ことについてご紹介しましょう。
タイに頻繁に行く方あるいは長期滞在する方は、日本の携帯を使う方法、あるいは海外で使える携帯を日本でレンタルしていく方法では、かなり料金がかさんでしまいます。そこで考えることは、タイで携帯電話を買えないか、ということ。
答えは簡単。買えます。
大丈夫です。タイで携帯電話は簡単に買えます。さて、買うべきものはというと、携帯電話機(端末)とネットワーク会社が販売しているプリペイド式携帯電話のSIMカードです。まずは、携帯電話機についてご説明しましょう。
■GSM方式の携帯電話を買う
タイで利用されている携帯電話の方式はGSMと呼ばれて、ヨーロッパやアジアの多くの国々で採用されているものです。タイで使える携帯電話を購入するということは、このGSM方式の電話を購入するということで、実はタイで購入しなくてもかまいません。ただし、タイ以外の国で購入した携帯電話の場合、その電話で接続できるネットワーク会社が固定されている(SIMロックされている)と、タイで使用することができません。もしもタイ以外の国で購入した携帯電話があって、SIMロックされているかも知れないという場合、ダメもとでよければ、それをバンコクのMBK(マーブンクロン)に持って行って、SIMロックがはずせるかきいてみても良いでしょう。SIMロックがはずせる保証もないし、はずせたとしても、その携帯電話の調子が悪くなる場合もあるようなので、あくまでも自己責任で実行してください。
タイ以外で購入しても、SIMロックしていなければフツウに使えるはずですので、新たに購入する必要はありません。持っていない場合で、香港など、携帯電話が安いところに行く機会がある人は、タイ以外の国で購入して持ち込むという手もあると思います。
■バンコクで買うならMBKに行く
バンコク携帯電話を売っているショップは、大きなショッピング・モールには必ずあるし、繁華街にもたくさんショップがあります。ただし、小さなショップの場合、扱っている機種の種類が少なかったり、在庫が切れていたりしますので、いろいろ見たいし、安く買いたいと思う方はBTSのNational Stadium駅に隣接のMBK(マーブンクロン)に行きましょう。
MBK4階には携帯電話のショップが軒を連ねています。中古の携帯電話を売っている店もあります。店ごとに、扱っている機種が違いますので、気に入った機種を見つけたら、同じ機種を売っている他の店も探して、価格を比較してみましょう。新品で安いものは4000バーツちょっとくらいからあると思いますが、人気の機種は1万バーツ前後が中心かと思います。2万バーツ以上の高級携帯電話もあります。
最近、タイの若い女の子たちの携帯電話選びの基準は、写真が撮れるか、ムービーが何秒録れるかなど、映像の機能重視の傾向があるようです。これは最近、カメラ付携帯電話が増えてきたので、今、そこに興味が集中しているということなのだと思いますが、日本の携帯電話に比べると、まだまだ解像度が低いものが多いです。
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■SIMカード(スターターキット)を買う
携帯電話機を買ったら、プリペイド携帯のSIMカードを購入します。これは、携帯電話を買った店でも売っていると思いますので、番号にこだわりがなければ、その店で購入しても良いと思います。このSIMカードを購入して、携帯電話にセットすれば、特別な契約手続きなしに携帯電話が利用できるというわけです。
タイの代表的なプリペイド式のSIMカードは、AIS One-2-CallDTAC Happy DPromptOrange JustTalkの3種類です。それぞれ、通話可能地域などが違いますが、AISはいわばドコモのような存在で、先行者でもあり、通話地域も一番広いと思います。一方、最後のOrangeは通話地域は大都市周辺となりますが、料金が安いようです。
通常、SIMカードのキットは350バーツ~400バーツくらいだと思います。ふつうの携帯電話ショップでSIMカードを買う場合、そこで在庫している中から好きな番号を選ばせてくれると思います。が、もっと良い番号が欲しい、もっとカッコ番号にしたい、という場合には、プレミア番号を販売するショップで選ぶことをお薦めします。これも、MBK4階にあります。天井から吊るされた紙に、電話番号と料金が書かれている店がそれです。ものによっては数千バーツもの値がつけられています。
最近、テロ対策で、プリペイド式のSIMを購入する場合にも身分証明の提示が必要となったようです。買いに行くときには、パスポートを忘れないようにしましょう。
なお、通話料は最初のスターターキットに50バーツ分とか100バーツ分が含まれていますが、それ以後はりフィルカードを購入して、通話料を先払いして行きます。このリフィルカードには、50、100、200、500など、いろいろな金額のものがあり、携帯ショップでも、コンビニでも売っています。カードを購入したら、裏面をスクラッチして、そこに書かれたピンコードなどを使って、自分の携帯電話番号にチャージするようになっています。
また、このように買ったSIMカードには有効期限があります。プリペイドの残高のあるなしに関わらず、ある期間が過ぎるとその番号は無効になってしまうのでご注意ください。

「タイで携帯電話を買う!?」への2件のフィードバック

  1. タイのプリペイド携帯について、ここまで詳細に書く情報収集力、さすがです。
    SIMロックがかかっていない携帯を買える国とショップを知りたいですね。タイの携帯は高いですもん。
    ニュースサイトで「タイのプリペイド携帯購入に身分証提示」という記事を読んだことがあったのですが、本当に実施されているんですね。勉強になりました。

  2. Lamyai_daengさん
    携帯電話単体で購入した場合、SIMロックはかかっていないと思います。
    携帯電話単体の購入じゃないというのは、使用する携帯電話ネットワーク会社が決まっているような販売の仕方です。
    以前、知り合いがロンドンで買ったGSM携帯をタイに持ってきたので、僕のSIMを入れてみたのですが、これはダメでした。
    イギリスで特定のネットワークを利用することを条件に安く売られている端末なんでしょうね。
    でも、機種によっては、MBKの中のどこかの店で、SIMロックはずせるみたいですよ。半田ゴテとか持って、怪しげに何かやっている店、ときどきありますよね。
    日本のvodafoneのGSM端末を持ち込んでSIMロックはずしに挑戦している方々もいらっしゃるようですが、成功しているのかどうかは、わかりません。
    身分証明チェックは今月からということで、僕も自分では体験していません。
    既に携帯番号を持っている人には、身分証明書を提示して登録すると無料通話料がもらえるとかいう噂もありますが、実施状況については、もう少し様子を見ないとわからないですね。

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