「タイ・ニュース」カテゴリーアーカイブ

飲食店-ほぼ全面禁煙

先日、都内某大学のラウンジで2月11日付のThe Nation(タイの英字新聞)を読んでいたら、タイの飲食店でほぼ全面禁煙になったという記事“Bar smoking ban takes effect tonight”が出ていました。
実は、以前から原則としては飲食店のエアコンが利いている部屋での喫煙は禁止されていたんです。ところが、そこには抜け道が用意されていて、お酒の店などは、ラインセンスを取得することで、喫煙可能になっていたんです。また、なんだかわからないけど、平気でタバコを吸っている客がいるカフェとかも存在していました。(スラウォンにある某カフェとか・・・)
この抜け道は、結局、ライセンス手数料や警官への賄賂を納めることで喫煙できるという、とてもタイっぽいものだったのですが、今回のニュースを見て、ついにタイ政府も、もう一歩踏み込んだな、という印象です。
タイでは法律では禁止されていても、あまり厳しく取り締まられていないこともあります。たとえば、バイクに乗るときのヘルメットは法的には必要なのですが、ヘルメットがないからと言って厳しく取り締まることはしていません。タイではまず法律を作ってあることを禁止しても、その法律の運用は緩やかに行うようです。国民への教育をしていき、国民がそのことに慣れてきたところで、厳格に法律を適用するというのが、どうやらタイ式のようです。
今後、タイに行かれる方は、タバコを吸える場所は限られているということを頭に入れて行動してください。エアコンがある飲食店の部屋で喫煙すると、2,000バーツの罰金です。また、お店にも2万バーツの罰金が課せられるので、タバコを吸おうとすれば、当然、お店にも怒られます。ルールを守って、楽しい旅をしてください。

タイのノーパン女子高生報道

10月16日に日刊ゲンダイに掲載されたこの話題。
密かに波紋?を広げているようで、このブログでも関連話題を
書いたために、1日の訪問者数(ユニークユーザー)が300を
超えるほどになったりしました。
ネットで検索すると、元になっている日刊ゲンダイや、それを
転載しているポータルサイトのページがヒットするんですが、
それ以外にも、このネタのブログエントリーも多々あるようです。
元のニュースに出ているストーリーを要約すると・・・
ナコンシータラマート市で、少女3人乗りのバイクが転倒して、
近くにいたクラビー島の刑事が救助にのために近づくと、
少女たちは気を失って倒れ、スカートがめくれあがっていて、
3人のうち2人はノーパンだったというのです。
しかも、2人のうち1人は下の毛がなく、もう1人は金髪に
染めていたということです。
ニュースによると、このことが騒ぎになって全国調査したところ、
ノーパンの女子高生がかなりいることがわかったとか、
あるいは女子大生にも流行りだしているとか・・・
そして、タイの文化大臣が「なるべくパンツをはくように」と
言ったとかいう報道も流れています。
別の調べ物があったので、タイの英字新聞Bangkok Postや
The Nationで検索してみたんですが、いまのところ、関連すると
思われる記事は発見できません。
でも、タイに住んでいる日本人の友人からのメールでは、
テレビのニュースで見たという報告もあるので、タイで話題に
なっていることは確かですね。
昨年は、コヨーテガールが社会問題化して、文化大臣が
そのことについて発言したりしていましたが、どうやら、
最近、若いタイ人女性はセクシー路線を爆走しているのかも
知れません。
友人が言うように欧米の悪影響のようにも思いますが、
ノーパンでバイクにまたがるのは、どうも、下品ですね。
アメリカのような露骨なエロではなくて、日本のエロカワ
くらいにとどめておいて欲しいと思います。

タイの女子高生がノーパン!?

たぶん数日前の日刊ゲンダイだと思うんですが、最近、タイの女子高生の間で
流行っていることとして、ノーパンで彼氏が運転するバイクの後ろに乗っている、
という記事があったようです。
僕はテレビで見ただけで、この記事もちゃんと読んでないんですが。
事の真偽が気になったのですが、どうも僕が仲良くしている若いタイ人は
女の子が多くて・・・こんなこと質問してもいいかなぁと少し悩んだけど、
やっぱり好奇心には勝てずにメールで質問を送りました。
2人に送ったんですが、一人は30歳近くのお姉さん。
彼女が言うには、これはちょっと前に話題になって話しで、いまさら騒ぐような
ことじゃなくて、一部の若い子が欧米の真似をしているだけ、ということでした。
ん?
欧米の真似って、欧米のどこかで、そんなこと流行してますか?
もう一人の女の子は、今年、大学を出た子。
彼女自身は知らなかったようで、職場の友だちにきいてみたら、たしかに、
そういうことがあるということでした。
でも、なんだか、情報不足。
そもそもどんなキッカケで、そんなこと誰が始めたのか。
何のためなのか。
とっても気になります。
タイの女の子は、はしたないことはイケナイと躾けられ、育てられています。
たとえば、日本の女の子のファッションはタイでも人気なのですが、
高校生くらいだと、親がうるさくて着ることができません。
なぜなら、日本のファッションは肌の露出が多いからです。
タイでワットプラケオなどに行ったことがある人はご存知だと思いますが、
タイのお寺の中にはドレスコードがあるところがあり、だらしない服装、
露出が多い服装では入れないんです。
ワットプラケオはノースリーブもダメ。
タイの役所は、結構、最近までパンツスーツもダメだったんです。
(数年前から緩和されているみたいです。)
ノースリーブはNG、ひざ下丈のスカート、ストラップがある靴・・・。
そんなタイには、ノーパンっていう言葉は似合いません。
どなたか、この社会現象の本当の事情をご存知の方、ご一報ください。

タイ王国大使講演会 @ 早稲田大学

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昨日、タイ王国大使の講演を見に早稲田大学に行きました。
「日タイ修好120周年」と題したものですが、講演とかレクチャーというほど、まとめられたスピーチではありませんでした。
スウィット・シマサクン(Suvidhya Simasakul)タイ王国特命全権大使。
講演会の会場に入場するときに、タイ大使館広報文化部が発行した小さな本を手渡されました。
講演では、大使はこの本の中からいくつかの出来事や日タイの交流の証拠になるものを抜粋して、日・タイの長い友好関係について語られていました。
まったく原稿のないスピーチであったわりには、大使の人柄の力もあるのでしょうが、とても和やかに興味深く、お話をうかがうことができたと思います。
この小さな本、思いのほか、よくまとまっているような気がします。
最初、手渡されたときには、よくある観光パンフレットのような内容かと思ったのですが、開いて読んでみると、僕も初めて聞くような話がたくさんありました。例えば、東京女子大学の創設者、安井てつが、タイに3年間滞在して、タイで始めての女学校「ラーチニー女学校(皇后女学校)」を創設した話。あるいは、沖縄の泡盛は、タイのラオロンが伝わって、沖縄で作られるようになった話・・・など。
もっと大きな版形の本にして、内容も詳しく作っていただけると嬉しかったなと思いましたが、この本の目的は学術資料ではなく、長く続いている日本とタイの友好関係を一般の人たちに知ってもらうことなのですから、これはこれで良いんだという気がしてきました。
タイ王国大使館に行けば、たぶん、入手できるのではないかと思いますが、その他イベントなどでも配布されているのだと思います。機会があったら、ぜひ手にして、日本とタイの友好交流の歴史を読んでみてください。
※会場内は撮影禁止だったので、大使の写真はありません。残念。

スワンナプーム空港は既にボロボロ!?

2006年9月にオープンしたばかりのスワンナプーム空港ですが、トイレが少ないとか、荷物が出てくるのが遅いとか、これまで何かと不評でした。
が、今までのは序の口だったようです。
新聞によると、今、空港で深刻な問題が起きているようです。滑走路、誘導路、ターミナルビルなど、あちこちに亀裂が発見されていて、重大な問題となっています。
まだ開港したばかりの空港がボロボロな状態とは・・・。
現在、調査委員会が調べているそうで、2、3週間をめどに報告書をまとめるとのことです。空港をご利用の際にはご注意ください・・・できる範囲で。

バンコク連続爆弾テロ その後

The Nation
タイでは、その後、新たな爆発はないようですが、市民の間では爆弾が仕掛けられたとか、予告電話があったとか、いろいろな噂が流れていて、混乱しているようです。群衆心理でデマや噂が広がるということも多いのですが、反抗グループも意図的にそのようなデマを流して混乱を狙っている可能性もありますから、噂に惑わされて混乱しないように、冷静な行動が望ましいと思います。
さて、今回の連続爆破事件について、現政府は「権力を失った者とその支持者たち」の犯行と発言したわけですが、その後、中国にいるタクシン前首相は、自分は関係しておらず、南部独立運動グループの犯行だという確かな筋の情報を持っている、と発表しました。そして、これに対して、南部独立運動グループPuloのKasturi Mahkota氏はこれを全面的に否定しました。
タクシン元首相は自分への疑いを否定するのは良いですが、矛先を南部独立運動グループに向けるというのは、どうなんでしょう。南部独立運動グループは南部5県を独立させたいと主張しているわけですが、その主張のために南部5県での政府側との衝突はこれまでもあったものの、バンコクに爆弾を仕掛けても、あまり意味がないような気がします。
今回の事件は国内の政治的混乱をまねくことが目的だったのでしょうが、今年、タイでは選挙が行われることを考えると、現政府の不安定さを演出してメリットがあるのは、やはりタクシン元首相の支援者グループと見るのが自然かも知れません。そして、もしかしたら・・・と思うことは、南部独立運動グループとタクシン元首相の支援グループが共謀したのでは・・・ちょっと深読みしすぎかも知れませんが、タクシン元首相は政治家というよりはビジネスマンです。今後の彼の行動にも注目したいところです。

反政府勢力? タクシンのサポーター?

タイの英字新聞The Nation”のWebSiteに掲載された最新ニュースによると、大晦日と元日未明の連続爆弾テロによって死亡した人は3人、負傷者は38人(うち、外国人9人)を数えました。日本人の被害者がいないために、日本ではあまり大きく報道されていませんが、新年早々、悲しい事件です。もうこれ以上、犠牲者が増えないことを祈ります。
Surayud Chulanont首相は、今回の事件は国内の政治グループの犯行で、権力を奪われた人たちの犯行であることを示唆しましたが、タクシン元首相やそのサポーターたちの名前は挙げなかったということです。が、現在の政府が不安定であることを印象づけるための行動と思われるとのことです。
現在の軍事政権に対して反感を持っているのはタクシン元首相の一派であることは明白ですが、まさかそんなことを・・・。そう思う方も多いでしょうが・・・ タイ人というのは、しばしば「まさかそんなことを・・・」という、子どものような判断・行動をすることがあります。かなりの利権が絡んでいるだろうし、簡単にあきらめられない人々は少なくないんでしょう。そう考えると、その可能性を否定できません。
でも、犠牲者を出してしまったことは失敗だったのではないかと思います。彼らは、現在の軍事政権を悪、自分たちを正義として位置づけたかったのでしょうが、罪も無い人を爆弾で殺すことは殺生を禁止している仏教の教えに反しています。これでは民衆を味方につけることが難しくなってしまいます。

同時爆破テロ・・・バンコク中心部でさらに2箇所

年明け直後に、さらに2つの爆弾が爆発しました。
一つは、プラティナームの運河にある船着場のタイヤに隠されていた爆弾で、すぐそばのレストランで食事をしていた外国人とタイ人が負傷しました。外国人の1人は、この爆発で片足を失ったということです。もう一つは、ゲイソーンプラザとCentral World Plaza側とを結ぶ歩道橋で爆発したようです。カウントダウンイベントは午後8時にキャンセルとなったものの、まだ多くの人が出歩いている状況だったようです。
日本の朝日新聞の報道では、外国人を狙った犯行をほのめかすような文章ですが、31日の6箇所の爆発の場所は、いずれも外国人の立ち回り先ではないと思います。
①Victory Monument(戦勝記念塔)・・・バンコク周辺への移動に利用するバスターミナルがある地域で、爆発現場はCenter Oneという若者向けのショッピングビル前だったようです。
②クロントイ 中華系神社近くのゴミ箱
③サパンクワイ交差点
④Seacon Square・・・ショッピングモールの駐車場。バンコク中心部から離れているので、外国人が気軽に行く場所ではないです。
⑤ノンタブリの交差点・・・ノンタブリはバンコクの北に隣接する市です。
⑥スクンビット62・・・ スクンビットは日本人や外国人が多く住んでいると言われますが、スクンビットとは通りの名前で、東西に伸びる長い幹線道路です。爆発したのは、高速道路を出てスクンビットに入る付近のようで、外国人がウロウロしている場所ではないです。
年明け直後の2つの爆発は、いずれもCentral World Plazaの近くなので、予定通りにカウントダウンがされていたら大惨事だっただろうと指摘する向きもありますが、一連の爆弾テロは、人を傷つけることは目的ではなく、どちらかというと傷つけることは避けながら爆発させているような気がします。傷つけることが目的なら、31日の6時30分の爆発は意味がなく、カウントダウン会場で爆発させれば、かなりの犠牲者が出たと思います。
プラトゥナームの船着場は、バンコクの東のほうに住んでいる人たちの通勤・通学の足にも使われている交通手段に影響を与えることが目的だったのではないかと思います。結果的に大怪我をさせてしまっていますが、それが目的ではなかったように思えます。
ゲイソーンプラザの前の歩道橋(電話ボックス)というのは、近くに、多くのタイ人に信仰されているエラワンが祀られていて、いつも多くの人がお参りに来ています。そのことに注目すると、外国人を狙ったというよりは、タイ人の目につく場所を標的にしていると思います。
一連の爆発は大きな道路、幹線道路沿いで発生しているので、犯人は爆弾を車で運んできて、直前に置いて、立ち去ったのではないかと思います。また、それらは、ふだんタイ人が通勤・通学のバスなどから見える場所です。以上のことを鑑みると、タイ人に対する脅し、アピールだと思われます。
おそらくは人を傷つけることは目的としていないと思われますが、使われている爆弾の量が多いようなので、たまたま近くにいると犠牲になってしまいます。爆発している場所は、バンコクの中心部に移ってきていて、今後も、さらに爆発させるかどうか、犯行声明もない現状では判断できません。
バンコク中心部で行動される際には、あまり人が集まるところに近づかないことをオススメします。

緊急!! 同時多発テロ

12月31日午後6時30分頃、バンコク市内および周辺6箇所で同時多発テロが発生しました。死者2名、負傷者およそ20名という情報が入っています。
Victory Monumentのバス停留所付近、Seacon Squareの駐車場、ノンタブリーなど、爆破された場所を考えると、外国人を狙ったものではなく、タイ人を狙った犯行のようです。
現在、タイ在住の方、タイ旅行中の方、なるべく人が集まる場所には近づかないように注意してください。
また、まだ年明けたばかりの日本では、この事件については、報道されていませんが、報道されると日本のご家族が心配されると思います。家族や所属機関への安否の一報を入れてください。