「なぜ私は日本から逃げ出さないか」by Paul Blustein (ワシントンポスト2011年3月18日)

“Why I’m not fleeing Japan” (「なぜ私は日本から逃げ出さないか」)と題した記事が3月18日のワシントンポスト(Washington Post)に掲載されました。この記事を書いたのは、元ワシントンポストの記者であるPaul Blusteinさん。現在はご家族と鎌倉に住んでいるようです。

この記事の中で、大震災により発生した福島の原発事故後、日本に住んでいるたくさんの外国人が国外に避難したり、あるいはアメリカでヨード剤が売り切れになったりしていること、また、Blusteinさん自身、たくさんの海外の友人から日本からの脱出の予定を質問されていることに触れて、まるで日本全体が放射性物質のように捉えられていることは、この災害に苦しんでいる日本の復興をさらに難しくすると指摘しています。

僕も、3月11日以降、海外の友人から安否確認のメールをもらったり、あるいは日本の知人の中には関西に避難したり、あるいは海外に避難したりしている人もいます。
「タイに来れば?」と言われえば、もちろん「行きたいね。」と答えていますが、本当はこんな時期にタイにいても、きっと落ち着かないと思うので、日本にいたいと思っています。僕がタイに行ってのんびりとリラックスできるのは、良くも悪くも、日本という母国があって、自分が日本人であるという自覚があるからです。日本というしっかりとした基盤があってこそ、自動車、電気製品、日本の大衆文化、そして日本人という「日本ブランド」が高く評価されていると思うし、多くの海外にいる日本人はそのブランド力を享受しているんだと思います。
スギ花粉症を患っている身としては、この時期は日本にいたくないのが本音ですが、今だからこそ、日本にいて何かしなければという思いがあります。と言っても、僕にはたいしたことはできませんから、せめて、ふつうの生活を送る努力をしたいと思っています。もちろん、タイ好きな僕は、なるべく早くまたタイに行きたいです。だからこそ、1日でも早くこの混乱が終息して、日本の本格的復興が始まるときを待っています。
この大災害を乗り切るという共通の目標をもった日本人は、たぶん、すごい力を出してくれると信じてます。僕がタイに行ける日も、そんなに遠い日ではないはずです。

地上波デジタルがちょっと変わった!?

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いつの間にか2011年も3月になってしまいましたね。
今月終わると、今年も4分の1が終わることに…。
月日が経つのは早いです。
ところで、僕はいまだにアナログテレビも使っているため、ときどき、地上波デジタルのテレビとアナログテレビで、同じ番組を視聴することがあります。同じことをしたことがある方には、当然のことなんですが、アナログ放送のほうが地上波デジタルよりも早く番組が進行します。とえば、ニュースを見ていると、アナログ側でアナウンサーが言った文章Aが終わってから、地上波デジタルで文章Aを言い始めるということが起こります。これは、デジタル化にかかる時間分、地上波デジタルのほうが遅くなる、と説明されていました。
ところが!
きょう、同じように、アナログと地上波テレビを同時に視聴してみると、なんと、ほぼシンクロしているんです!なんていうことでしょう!何が起きたんでしょう?昨日までは、確かにズレていたのに…。
まぁ、何が起きたかは… 地上波デジタルのデジタル化の部分が高速化されたんだろうなとは思いますが、こんなに突然、事前の説明もなく変わるとは…。雛祭りの日の贈り物ってことでしょうか。
※ちなみに、写真はこのブログ記事とは無関係です。写真は2011年1月にバンコクBTSスカイトレイン駅「サイアム」のフラットホームから、サイアム・スクエアを撮ったものです。バンコクの「原宿」とも呼ばれるサイアム・スクエアは、最近、再開発中のようで、その姿を大きく変えつつあります。