日本円が外国通貨に対して安くなっているということも原因でしょうが、タイの通貨「バーツ」は逆に他の通貨に対して高くなってきています。1年前は1バーツ=3円くらいだったような気がしますが、今は1バーツ=3.5円くらいです。
タイ・リピーターの方の中には、昔は、もっと高かったという記憶をお持ちの方も多いかも知れません。外国為替は変動するので、どこらへんが適正かは難しいところですが、さしあたって、タイに遊びに行くときにはタイバーツは安くなって欲しいわけです。
バンコク銀行外国為替レート
タイに着いたら、まず両替所(銀行)で為替レートをチェックしましょう。
両替所や銀行の両替窓口に行くと、その時点での為替レートが掲示されています。かっこよくLEDで掲示しているところもありますが、コンピュータのプリントアウトを貼っているところもあります。
僕たちは日本円を持ってタイに行くことが多いと思いますので、とりあえず「JPY」の行を見ることにしましょう。
この例では、「JPY(:100)」と書いてあるところを見ましょう。ここで「:100」と書いてあるのは、100円に対して、タイバーツがいくらかを書いてありますよ、ということです。
でも、同じ行にいくつものレートが書いてありますね。
お札を両替する場合には、「BANK NOTE」の「BUYING RATES」を見ます。これは、銀行が僕の日本円のお札を「買ってくれる」ときのレートのことです。この例では28.75バーツ。つまり、100円あたり28.75バーツで買ってくれる、ということです。ここでは便宜上100円と書いてありますが、実際に両替できるのはお札だけですから注意してください。また、銀行によっては、1円に対してのレートを「0.2875」のように掲示しています。意味は同じです。
でも、100円=28.75バーツって、なんか、ピンと来ないなぁ。そう思う人もいるでしょうね。1バーツ=いくら?と表示されないと、どうもスッキリしないかも知れません。そんなときには、100円を28.75で割り算しましょう。すると、3.478・・・という数字が出ますね。つまり、1バーツ=3.478・・・円ということになります。
ただ、100円=28.75バーツというレートを見れば、1万円札を渡すと2,875バーツを受け取れるということが一目で分かるので、便利な面もあります。つまり、この28.75というところの数字が大きくなれば自分が有利、28.75が小さくなると日本円が安くなってしまっているということです。
ちなみに、万が一、大金をタイ・バーツに両替しようと思っている方は、両替屋に行ったほうがレートが良いと思います。Central World Plazaの反対側の奥に入ったところにあるスーパーリッチという両替屋が有名で、Googleなどで「スーパーリッチ」と「バンコク」で検索してみると出てくると思います。
でも、両替屋では、外貨を買い取ることはしますが、タイバーツを外貨にはできません。タイバーツを外貨にしたい場合には銀行に行く必要がありますのでご注意ください。また、タイバーツの大金を外貨に変える場合には、外貨からタイバーツにしたときの計算書が必要になるかも知れません。バンコクなら街中に両替場所があるので、一度に大金を両替しないほうが良いかも知れません。(とはいえ、レートが良いときには両替したいでしょうね。判断はあくまでも自己責任でお願いします。)