ビニール袋消費大国


タイの街を歩いていると、さまざまな屋台があります。タイラーメン屋台、果物、飲み物、昆虫・・・。そして、大概のものは持ち帰りができるのですが、そのとき登場するのがビニール袋です。
たとえば、飲み物。車で移動中、喉が渇いたからアイスティー(チャーイェン)やコーラを買おうと思ったとき、このように袋に入れてもらいストローを刺して飲みます。飲み物の場合、この写真のように、取っ手というか、持つところがある袋に入れてくれます。この取っ手が、とっても(?)便利(汗)。車の中なら、どこか突起物を探してぶらさげたり、オフィスでは机の引き出しのつかむ部分など、とにかく飛び出ているところにぶらさげられます。
氷がいっぱい入っているため、うまくおけば平らなところでも、こぼれずに立ってくれることもあるので非常に携帯性にすぐれているのです。ちゃんとした店の場合、プラスチックカップもあるのですが、持ち歩きのスタイルによって、袋に入れてもらうか、あるいはプラスチックカップにするか、選択できます。

冷たい飲み物はいいのですが、どうも気になるのが、暖かい食べ物の持ち帰りのときです。この写真、タイラーメンを屋台で買ってきたところですが、麺とスープを分けてビニール袋に入れてくれています。もちろん、スープは熱々です・・・
ビニール袋と言いましたが、果たしてこれが本当にビニールなのか、ポリエチレンなのか、僕にはよくわかりません。ただ、こんなに熱い液体を入れたら、何かが溶け出すのではないか・・・という心配がこみあげてきます。環境ホルモンが溶け出していて、僕がそれを摂取するとメス化してしまうのではないかと・・・??
このような心配から、僕は滅多に熱いものをビニール袋に入れてお持ち帰りすることはなかったのですが、でも、年に2度くらい、ビニールに入って来たものを食べることがありました。
ところで、屋台のおばちゃんがビニール袋に食べ物を入れて、輪ゴムでとめてくれる技は圧巻です。なんだか、クルクルクル、ピシッって感じで、ビニール袋はあっという間に、適度な空気を入れて膨らませた状態になり密閉されます。タイの屋代では袋詰めになったお菓子も、ビニール袋に小分けされ、ビニール袋は膨らんだ状態で、輪ゴムで密閉されて並べられて売られています。このように袋を膨らませた状態にすることは見た目にもきれいですが、スープなどの汁物の場合は開け易いようにという実用的な理由もあるのだと思います。