先日もご紹介した講談社のTransit第8号「やっぱりタイが好き!(トラジットトラベラー・タイ編)」を買いました!
購入した理由ですが、まず、写真が気に入りました。
僕もタイに行くと同じような写真を撮ったりしているのですが、でも、この本には写真が大きく使われていることと、ふつうのタイ人が写っているものが多いところが魅力です。
そしてそこに映し出されているタイの風景。タイのレディボーイのこと、仏教のこと、普通の若者のライフスタイル、地方の暮らし、景色・・・ 一見するとあまり整理されていない情報が並んでいるんですが、豊富な写真とその風景の記憶を補完するような文章で、タイの人々の暮らしを描き出してくれているような気がします。
一点だけ、ちょっと不満なことは、本のあちこちで見出しなどに使われている英語のアルファベットのタイ風フォントが、混乱を招くのでやめてほしかったということです。
というのも、すべての大文字アルファベットをタイ風にアレンジしているんですが、タイ文字に似過ぎているのです。
僕のタイ語レベルが中途半端なせいかも知れませんが、ここで使われている英大文字フォントは、タイ文字のPOPなどで使われるデザイン文字のように見えるので、目に入った瞬間、タイ語の単語として読もうとして脳が働き、結局、タイ語の単語が見つからず脳が疲れるということが繰り返されます。
タイ語がすらすらと読める人やタイ語ネイティブの人には、すぐにタイ語でないことが判別できるから問題ないかも知れないですが、僕くらいの中途半端なタイ語知識だと、それを判別できるまでに脳がいろいろな検討を行うので、見ていて予想以上に疲れます。たぶん、タイ文字の知識がゼロであれば、始めからそんなことにはならないので、このほうがタイの雰囲気が出るということなのかも知れませんが、僕としては普通の英語のフォントで、ピシッと見出しをつけてもらったほうが良かったです。
ちょっとタイ文字風英語フォントの説明が長くなってしまいましたが、これ以外は、眺めていて、タイへの憧れの気持ち、見たことがある光景の懐かしさ、見たことがないタイの日常に感じるノスタルジー…
眺めながらタイを旅した気分になれる一冊だと思います。