パッポンは世界的に知られているバンコクの歓楽街、ナイトスポットですが、昼間はふつうの道路とあまり変わりません。しかし、夕方から上の写真のように、腕時計、Tシャツ、雑貨などの屋台が建てられます。
道路の両側の建物には、ゴーゴーバーと呼ばれる風俗店がたくさん並んでいるわけですが、道路にはたくさんの屋台が並ぶため、夜になると、世界中の観光客、老若男女が集まってきて、ぞろそろと歩いています。
この屋台ですが、夕方ころ、パッポンやその周辺の舗道には下の写真のような箱が置かれます。これが屋台の建設資材や販売する商品の入った箱で、専門業者が存在し、夕方、デリバリーしてくれるそうです。そして、時計の針がてっぺんを超えると、だんだんに屋台は店じまいをはじめ、また、この箱に商品などを片付けていきます。そして、その専門業者が、すべてもって帰って預かっておいてくれるというシステムなのだそうです。
だから、昼間のパッポンの通りには、何もありません。機会があったら、一度、夕方5時くらいのパッポンをのぞいてみてください。急ピッチで屋台を組みあげていく様子を見ると、パッポンの夜景がオーバーラップして、ちょっとワクワクしてきます。