バンコクの犬たち

タイには犬が多いです。
特にバンコクには、そこらじゅうに犬がいます。
中には毛艶も悪く、病気なのかなという感じの犬もいますが、タイ人はみな犬をかわいがっているので、暑さをのぞけば、のら犬でも住み心地が良さそうです。
英語で書かれているのですがBangkok Street Dogsというブログを偶然見つけました。ただひたすら街にいる犬の写真を撮って載せているブログです。面白いのは、テキトーに名前をつけて、その犬の紹介をしているところです。その名前が、Samとか英語の名前なんで、どうもイマイチ、どこの国の犬なのか、ピンときませんが、ファラン(白人)が書いているブログなんで仕方ないってことでしょうか。
ところで、タイで犬に噛まれたら、すぐに病院に行って狂犬病のワクチンを接種してください。駐在でタイに行く方などは日本にいる間に狂犬病のワクチンを打つということもあるでしょうが、たとえ、ワクチンを接種していても、噛まれたら病院に行って、さらにワクチンの接種をしなくてはなりません。そのため医師によっては、事前のワクチン接種はあまり意味がないと言うこともあるようです。
バンコクのような都会に住んでいる場合には、噛まれてもすぐに病院に行けるので、たしかに事前にワクチンを接種するメリットは少ないかも知れないですが、たまたま病院が遠いところにいるときに噛まれるということもあるかも知れません。そういう意味では、あなたの行動範囲にもよりますが、事前のワクチン接種も無駄ではないと思います。
なぜ、狂犬病を怖がるかと言うと、発症してしまうと、治療法がなく、悲惨な神経症状を呈して死亡するからです。噛まれてすぐに発症するわけではなく、1~2ヵ月の潜伏期間があると言われているので、噛まれたら6回(1日目、3日目、7日目、14日目、30日目、90日目)のワクチン接種によって体内に抗体をつくって、発症を抑えるということです。なお、事前にワクチンを接種していても、それから6ヶ月を経過していると、やはり6回、接種を受けることになります。
犬に噛まれるなんてほとんどないだろう、と思う人もいるでしょうが、友人の知人がタイに旅行に来ているときに、食堂で犬の足をうっかり踏んでしまって、その犬に噛まれて、あわてて病院に行くという騒ぎがありました。とにかく、そこらじゅうに犬がいるため、うっかり踏んでしまったりすることもあり得ます。のら犬には、あまり近づかないように注意しましょう。
在タイ日本大使館 狂犬病について
テクノラティプロフィール