上海空港は、人が少なく、広いという印象を受けました。
もっとも、クアラルンプールも、バンコクの新空港も、かなり広いわけで、新しい空港はかなり広いものが作られるのは当然のことでしょうが。
入国審査手続きは、とくべつに時間がかかることもなく、預け入れした荷物も、あまり待たずに出てきました。
上海の『浦東国際空港』は、上海の中心部から40Kmくらいの距離があるそうで、タクシーを使うと1時間くらいかかるようです。しかし、上海空港から都心に向けては、世界で初めて実用化されたリニアモーターカーが運行されているので、これに乗らない手はありません。
リニアモーターカーは、朝7時から午後9時まで、浦東国際空港から地下鉄2号線の龍陽路駅までの30kmを約8分で結んでいるそうです。料金は片道50元(当日の航空券を見せると40元)。
最高時速は431kmと聞いたのですが、僕が乗ったときには300kmちょうどでした。
それでも、かなり速いわけですが、でも、思ったよりも揺れがあり、写真もブレてしまいました。これは横風などの影響かも知れないし、もしかしたら、そのために速度が上げられないということもあるのかも知れませんが、揺れが激しいと、乗り心地はよくありません。
それでも、30kmを時速300kmで走ってくれるのですから、あっという間に龍陽路駅に到着しました。
龍陽路駅からはタクシーでホテルまで移動しました。
ガイドブックや駅の掲示板にも、白タクがいるので乗らないようにとありましたが、そのとおり、タクシー待ちをしていると怪しげなお兄さんが近づいてきました。その人の場合、一応、ちょっと離れたところに停車している友人の車(タクシー車輌)に乗せようとして、カナダ人の女性を誘っていましたが、断られていました。まっとうな商売をしているなら、ふつうにタクシー乗り場に車を回してくれれば、客を乗せることができるので、そうすることができない理由があるんでしょう。やはり、タクシー乗り場に来るタクシーに乗ったほうが安心ですね。