2002年11月アーカイブ

空港との交通機関

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ヒースロー空港からロンドン市内に行く方法は、いくつかある。ガイドブックによると、一番経済的な方法が地下鉄の利用。ロンドンに到着したのが日曜日の早朝だったこともあって、その日1日、乗り放題になるOne Day Travel Cardを購入して、空港から市内に向かった。

 

ロンドン市内の公共交通機関は、中心部から外に向かってゾーンで区切られていて、地下鉄の料金はゾーンを基準に決められている。たとえば、ゾーン1の中での移動料金、ゾーン1と2を含めた移動などなど。地下鉄の線は、いくつかあり、うまく乗り継ぐことで、ロンドン中心部のほとんどのところに行けるので、旅行者にとって、このTravel Card(ゾーン1と2内用は4.1ポンド。)は便利なアイテム。

ロンドンではPaddingtonのB&Bに泊まったのだが、Paddingtonとヒースロー空港はエアポート・エクスプレスで結ばれている。せっかくなので、乗ってみた。速い。地下鉄で空港まで行こうとすると、たぶん1時間はみないと安心できないが、このエアポートエクスプレス、乗車時間は15分。出発までの待ち時間を考えると、到着したい時刻の30~40分前にPaddingtonの駅に行けば、空港に到着できるのではないだろうか。でも、せっかくきれいな電車なのに、乗っている時間が短くて、もうちょっと乗っていたかった。


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パブ (PUB)

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ロンドンに行くまで、パブというのはお酒を飲める店、カウンターがあって、ビールを飲む店、そういうイメージだけが膨らんでいた。実際にロンドンやエジンバラのパブに行ってみて感じることは、パブは英国人の生活に溶け込んでいるということだ。昼間、街を歩いていると、パブの前にはランチメニューが出ている。中をのぞくとビールを飲みながらランチを食べているサラリーマンがたくさんいる。メニューもいろいろ。有名なフィッシュ&チップスをおいている店も多い。

ロンドンのパブでフィッシュ&チップスと頼んだら、こんなに大きなフィッシュが出てきた。びっくりしている僕を見て、ウェイトレスも笑っていた。僕は小さな切り身になっている魚が揚げられてくるものと思っていたが、大きいもの一つだった。とにかく、ナイフとフォークで切って、タルタルソースやベニガーをつけて食べてみた。美味しいとも言えないが、ボリュームでは満足といったところだ。

エジンバラ(Haymarket)のパブでも、やっぱりフライ。別に、僕が特別にフライ好きというわけではないのだが、こうして写真を見返すとフライが多い。ビールに合うということなのだろうか。他のページにも書いたが、夜、パブで飲んでいる客は、それほど食べ物を食べていない。ビールだけを飲みに来ている人が多いようだ。仕事仲間や友人と一緒に、ビールを片手に談笑したりしている。たまに女性だけのグループで来て、カクテルを注文しているのも見かけたが、やっぱり、パブで一番人気はビールだ。

パブでビールを頼むときには銘柄を指定して、グラスのサイズを指定する。これは1パイントのグラス。1ガロンの8分の1で、約0.47リットル。これより小さいグラスで頼むこともできる。ランチといっしょに飲むときは小さなグラス、夜はパイントのグラスと言った感じだろうか。

街でキリンビールのトラックを見つけた。おぉ、日本のビールも英国でがんばっているんだなぁ、と思ったが、残念ながらパブではおいていないようだ。パブでキリンビールがふつうにおかれるような時代が来るかどうかは分からないが、シャッターを押しながら健闘を祈ってみた。


ロンドンでちょっと街を歩いているだけで何軒ものパブを見つけられる。おつまみなしでビールをグビグビ飲んでいるわけだから、当然、トイレにも行きたくなる。パブにいる間はパブのトイレがあるが、外に出てからトイレに行きたくなったらどうするのか。それは大丈夫。街の真ん中にもトイレがある。駅や公共の場では、有料のトイレも多数設置されていて、きれいに保たれていた。汚いトイレだとお金を払いたくないが、あれだけきれいなら良いかも知れない。大きな駅のトイレはシャワーなどの設備があるところもあった。


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ロンドンで見るものは、ほとんどがグレー。夏以外は天気も曇っていたり、雨が降っていたり、霧が出ていたりで、やっぱりグレー。古い建物の壁も、石造りだとグレー。コンクリートで作られた近代建築もグレー。

グレーな街の中で、ひときわ目立つものが、2階建てバスの赤。

郵便ポストも赤。(郵便車も赤)

電話ボックスも赤。

バッキンガム宮殿の近衛兵も赤。

赤はロンドンのアクセントカラー。グレーな街に栄える色だ。


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(電話ボックスに貼られているピンクチラシ。しかも性転換した元男性。)

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ミュージカルを見る街と言えば、ニューヨークのブロードウェイと並んで有名なのがロンドン。僕もニューヨークに行くことがあると必ず時間を見つけてミュージカルを観てくるのだが、近年、ニューヨークに行くことがなくなり、ミュージカルを観る機会もなくなっていた。そこで、ロンドンに来たからにはミュージカルを観ようと思いたった。問題は何を観るか、何が観られるかだ。

現在公演中のミュージカルの情報は、観光情報のパンフレットが置いてある場所、たとえば、ホテルとか旅行案内所で手に入れることができるが、人気があるミュージカルの場合にはチケットの入手が難しいという問題がある。チケットは劇場のBox Officeで前売りや当日のものを購入する方法もあるが、これは定価販売。安いチケットを手に入れたい場合には、レスタースクエアにある"tkts"で当日券を安く手に入れる方法がある。ニューヨークのブロードウェイにもtktsがあるが、ここでは当日分の売れ残りチケットを割引価格で販売している。通常、半額になっていて、それに手数料が加算されているので、本当の半額まではいかないが、定価で買うよりかなり安く手に入る。

tktsのチケットブースの前には、掲示板があり、現在、販売しているミュージカルや演劇のタイトルとチケットの価格が表示されているので、それをひととおり眺めてから、その日、観るミュージカルを決めると良い。

 


レスタースクエア周辺には"Half Price"などと書かれた看板の店があって、観光客が列を作っていることがある。しかし、店によっては安い席のチケットを高い席の半額チケットと偽って売っていることもあるらしい。その点、tktsはそういう危険性はない。ただ、すべてのチケットが半額になっているというわけではなく、人気の高いミュージカルは割引率が低いこともあるので、よく掲示板を見てチケットの値段もチェックしてから買うと良い。

限られたロンドン滞在日数を考えると、3つくらいのミュージカルを観るのが妥当かな、と思った。しかし、滞在期間が限られていると良いながら、すでにロンドンにいるということは、今晩観るとか、明日の夜観るとか言うことになるわけで、超人気のミュージカルのチケットの入手は難しかった。結局、tktsで入手して『オペラ座の怪人』と『Fame』を観た。そして、JCBプラザロンドンで『ライオンキング』のチケットを手配してもらった。実は、ABBAの曲で構成されている人気ミュージカル『ママミーア!』を観たいと思ったが、チケットを手に入れることができなかったので、あっさりあきらめた。

次回、また行くチャンスがあったら『ママミーア!』も観たいと思っているが、もしも読者の中で、近々ロンドンに行くので観たいという方がいらしたら、日本にいるあいだにチケットの手配をしてみたら良いのではないかと思う。


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ロンドン旅行写真

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ロンドン旅行写真

2002年9月28日~10月7日


この歳になるまで(あえて年齢は言わないが)英国には行ったことがなかった。これまであまり興味もなかったから、わざわざ行こうとも思わなかったのだが、行かなくてはならないような用事もなかったのだ。しかし、そんな僕も、2002年9月、ある事情があって、ロンドンに行くこととなった。これまであまり興味はなかったけれど、行くと決まってからは、なんか、ちょっとワクワクしてきた。やはり、行ったことがない国に行く、見たことがない文化と直接触れることは、僕にとって最高の楽しみなのだ。ハリー・ポッターの世界を覗いてこようという気持ちになった。

ところで、日本では一般にイギリスと呼んでいるが、よく考えてみるとイギリスという呼び名はイングランドを指しているような気がする。英語では、United Kingdomと言うが、これに相当する日本語は『英国』ということになるだろう。このあたりの事情は、かなり深いような気がするが、僕のサイトで掘り下げることもないだろう。そこで、当サイトでは、イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの総称として英国と呼んでおくことにする。そして、今回、僕が滞在したのはスコットランド、エジンバラへの一泊旅行を除いて、ほとんどロンドンということになる。

 

ロンドンと言えば、赤い2階だてバスが頭に浮かぶ。そして、実際にロンドンの街を歩いてみると、イメージ通りのバスがたくさん走っていた。はじめのうちは、「おぉ、これがロンドンのバス!」と思って喜んでカメラをかまえたりしていたが、すぐにそれが当たり前のものに見えてきた。ロンドンでは2階だてバスは特別なものではないのだ。そして、2階だてのバスは僕の中でも特別のものではなくなってしまった。なんだか、一つ、夢が消えてしまったような気がする。

僕たちは日本にいても世界中の国々の映像をテレビで見ることができる。日本では、とっても海外取材番組が多く、異文化や週間の違いをクイズにしている番組もあるから、海外事情については耳年増になっている。だから、ロンドンと言えば、2階だてバス、テムズ川、ロンドン橋、ロンドン塔、セントポール寺院、ハイドパーク、バッキンガム宮殿・・・ガイドブックに載っているような観光ポイントは気づかぬうちに知っている。

 
(マストが高い船が通過するために、ロンドン橋が上がった。見ることができてラッキー!)

 
(ロンドン塔・・・うーん・・・)



(セントポール寺院・・・メリーポピンズを思い出した。)

しかし、せっかくロンドンに来たのだ。旅行ガイドブックに載っている有名な観光スポットはおさえておかなくてはいけないという気分になってくる。ロンドンの中心地は、それほど広いエリアではないので、地下鉄と徒歩で、次々と観光スポットの巡礼をしてみた。するとテレビで見たような景色が目の前に現れて、「あ~、なるほど~」という気分になる。でも、そこにそれがあることは知っていたので、驚きがないし、あまり感動もない。

 

(バンキンガム宮殿・・・日曜日午前11:30から近衛兵の交替があるとあって観光客が集まっている)

ところが、ロンドンの街を実際に歩いてみて、ガイドブックに書かれていないことで驚くことがあった。まず、ロンドンの中心街に行って感心したのが、街がきれいなことだ。きれいと言っても、町並みのことではない。いや、町並みもきれいなのだが、それよりも道路、歩道にゴミが落ちていないのだ。そして、街歩きをしながら観察していると、これには明確な理由があった。掃除をしているのだ。しかも、たくさんの掃除専門の人たちが、町中で、朝から晩まで働いている。表通りはもちろん、裏道に落ちているゴミをきれいに取って歩いたり、ところどころに設置されてあるゴミ箱のゴミを収集して片づけたりしている人をたくさん見かけるのだ。ロンドンに着いたばかりのときは、たまたま掃除作業の時間に居合わせたのかと思ったのだけれど、中心街に行くたびに、彼らを見かけた。僕の短い滞在期間中、ロンドンの中心から離れたところでは、彼らを見ていないがゴミは落ちていない。テムズ川畔の遊歩道も、きれいに保たれていた。

 

町並みのことが後回しになったが、町並みも美しい。ロンドンには古くからある建物がたくさん残されていて、街に歴史があることを感じさせてくれている。でも、よく見ると、石や煉瓦作りの建物が建ち並ぶ中に新しい建物も混じっている。それら、コンクリートで出来た新しい建物も、上手く古い建物と調和して、美しい町並みを作るように設計されている。ロンドンは、まるでディズニーランドにいるかのように、歴史の中に迷い込んだような雰囲気を持った美しい街だった。

 

ロンドンの街を歩いて驚いたことは他にもいくつかあるが、中でも気になったのが、歩きながらタバコを吸っている人が多いということだ。しかも、女性が歩行喫煙している姿を頻繁に見かけた。僕はタバコは吸わないし、日本では前を歩く人の歩行喫煙で迷惑を被ることが多いので、歩行喫煙に対しては厳しい見方をするのだが、ロンドンで見かけた歩行喫煙の女性はカッコ良いと思った。かなり年輩の女性も、若い女性も、タバコを吸いながら歩いている姿が、かなりカッコ良かったことは認める・・・けれど、やっぱり僕の前を歩くときは吸わないで欲しいと思う。幸い、ロンドンの歩道は比較的幅が広いため、直接、煙を吸い込む位置関係になることはなかったけれど。

歩行者が信号を守らないことにも驚いた。歩行者の信号無視は当たり前なのだ。かなりの速度で車が来るような道路であっても、少しでも車が途切れたら横断してしまおうとする人がほとんど。驚いたと言いながら、僕も、郷にいればなんとかで、交通の隙間を縫って道路を渡ることを覚えてしまった。信号がある交差点の横断歩道の路面には、はっきり、くっきりと『Look Right』とか『Look Left』とか書かれている。これは自動車の信号が赤になって車が止まってから横断する人には、ほとんど意味のないメッセージだと思う。信号があっても、ないものと同じように扱われることを前提として、車が来るのはこの方向だから、右を見てから渡りなさい、左を見てから渡りなさい、と書いているのだ。急に横断歩道を渡りだす人に、ぼーっとついて行きそうになるかも知れないが、これは命取りになりかねない。彼らは、ほんの小さな隙間で渡ろうとしているのだから、一歩でも後から渡る人が無事に渡れるかどうかは分からないのだ。ロンドンで道路を信号無視しながら横断するときは、良く安全を確認してからにしよう!?(そもそも、信号無視しなければ良いということかも。)

他にも、驚いたことはたくさんある。たとえば、パブが本当にたくさんあったことも驚きだし、仕事帰りの英国人が本当にビールを飲みに来ていることにも驚いた。それに、彼らはあまりおつまみのような食べ物を注文せずに、ビールだけを飲んで友人と談笑していること、そして、あまり長居せずに本当にビールを1杯だけ飲んで帰って行く人もいた。日本で仕事帰りに飲み屋に行ったら、いろいろと飲食してしまうことがふつうだが、どうやら英国では仕事帰りに仲間と一杯だけ飲んで帰るというのもアリのようだった。

テムズ川に沿って作られた遊歩道にも感心した。この遊歩道は、言うまでもなく旅行者にとっては、川に沿って歩いてみたり、途中の橋を渡ったりできるため、とても面白い観光コースになるが、地元の人たちにとっても、散歩やジョギング、そして通勤路としても機能している。川とその背景となる町並みを見ながら、観光する、散歩する、通勤する・・・この遊歩道によってテムズ川が活きていると思った。どこかの国の川沿いの公園にはホームレスのダンボールの家が乱立しているのを思い出してしまった。ダンボールの家の主たちにも事情があるのだろうが、なんとか解決して、川を都会のオアシスとして活かして欲しいと思わずにはいられなかった。

あれこれ、ロンドンについて驚いたことを書いてみたが、ロンドンについて抱いた感想は、決して良いことばかりではない。不便であきれることもあった。たとえば、日曜日には多くのお店が休みということだ。デパートですら休むのだ。日曜日は安息日だから休むのかも知れないけれど、一般消費者を相手にする商売が日曜日に休んでどうするのか・・・僕の理解を越えたロジックが存在するのかも知れないが、とにかく滞在期間が限られた僕にはとても不便に感じられた。また、コンビニがないのも、とても不便。たまに24時間スーパーがあるが、中心街にはそういうスーパーはあまりないため、夜になると本当に不便。必要なものは昼間のうちに、あるいはお店をみつけたら確実にゲットしておかないと、後で探そうとすると苦労することになる。

 

そして、一番困ったことは、物価が高いことだ。今回の旅行の頃の外国為替レートでは、1ポンド=195~200円。ヒースロー空港で3万円をポンドに両替した時には、これに両替の手数料などが加わり、なんと1ポンド211円くらいになってしまった。それがどうした?と思われるかも知れない。これが問題だという理由は、実際の使い勝手から考えると1ポンド=100円くらいの感覚でお金が出ていくのだ。中華レストランで一番安いチャーハンを頼んでも6ポンド。ハンバーガーを食べても5ポンド。日本で1200円くらいで売られているコダックフィルムの3本パックをロンドンで買うと13ポンド・・・。1ポンド=100円なら納得できるし、ロンドンでお金をつかっているうちに、だんだん、1ポンド=100円のような錯覚に陥って、6ポンドのチャーハンなんて安いと思ってしまう。けれど、これを日本円に換算すると1200円のチャーハンだったりするのだ。

ロンドンでもスーパーで野菜を買うと安いなどと言われているが、よく考えてみると、それは日本では野菜が異常に高いから、ロンドンの野菜が安いと思えるだけのことだろう。日本でも輸入野菜や輸入肉が安いことを考えれば、日本の食料品の価格が他の国よりも高いことはわかる。でも、ロンドンではその安い食材を使っていながら、それが調理されると恐ろしいほどに高くなってしまうのは、どうしてなのだろうか・・・。いや、その理由が分かろうが分かるまいが、とにかくロンドンでは物価を日本円に換算していると何も買えない、何も食べられないという状況に陥ってしまうので、日本円は忘れて(?)お金を使う覚悟が必要だ。

ロンドンに行ってみて、テレビ番組やガイドブックでないロンドンを見ることができた。想像の世界ではなくなったロンドンは、僕の中ではリアルな街としての存在へと変化した。今回のロンドン旅行のおかげで、実際に行ってみなければわからないことがたくさんあるということを再認識することができた。


(ロンドン塔に住むカラス)


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King Henry's Armour

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ロンドン塔の中に、武器や甲冑あかりを展示しているところがあった。僕はほとんどそういうものに興味がないので、さらっと見て通り過ぎてしまおうかと思った瞬間・・・アレレ?

この写真は、King Henry VIIIの甲冑なのだけれど・・・ちょっとアソコの部分に目が釘付けになってしまった。確かに窮屈だと困るんだろうけど・・・すごいなぁ~。

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せっかく英国に来たのだ。ハリー・ポッター誕生の地、エジンバラを見に行こうと思った。ハリー・ポッターの著者J.K.Rowlingは、エジンバラに住み、シングルマザーとして子育てをしながら、カフェでハリー・ポッターを書き上げたと言われている。主人公であるハリー・ポッターが毎年、夏休みを終えてホグワーツ魔法学校に向かうときには、ロンドンのキングスクロス駅から出るホグワーツ・エクスプレスに乗るわけだが、スコットランド行きのThe Flying Scotsmanもキングスクロス駅から出ているのだ。

 

(キングスクロス駅。9と4分の3番線はなかったようだが・・・。)

 

(各目的地行きの電車が何番ホームから出るかが表示されている。エジンバラ行きはQc・・・?Qは、Cue、つまり列Cという意味で、まだホームに電車が入っていないので、Cと書かれたところに並んで待つことを意味している。)

 

(キングスクロスはターミナル駅。改札口はないので、自分が乗る電車を見つけて乗る。改札口がないからと言っても切符は乗る前に購入すること。乗ってから買おうとするとペナルティが追加されてしまう。)

キングスクロス駅を出てからスコットランド、エジンバラまでは約4時間の電車の旅。しかも、この電車、遅れることがふつうのようで、行きも帰りも遅れた。車内アナウンスでは、遅れて申し訳ないと丁寧に言っていたが、乗客は慣れているようで、特に反応していなかった。このFlying Scotsmanの普通席は事前に切符を買うと指定席となる。しかし指定席と言っても車両全部が指定されているわけではなく、空いている席が自由席となり、当日、乗り込んでくる乗客は空いている席に座るという仕組み。車両の中の座席は、4人が二人ずつ対面して座る席と二人掛けの席があり、二人掛けの席は車両の中央を背にして両端の方向を向くように作られている。だから、座席の半分は電車の進行方向とは逆向きに座ることになる。

(エジンバラに向かう車窓からの景色・・・何もない!?)

僕は事前に切符を買って行ったわけだが、指定席であることは、必ずしも良いことではないと思った。行きは中国人親子と一緒に対面4人掛けの席に指定され、中国語と彼らがスーパーで買ってきた食材と同席することになったし、帰りはラブラブの若いカップ路と向き合うことになり、眼前でべたべたされたり、邪魔だなぁ~という目で見られたりした。結局、行きも帰りも、途中から空いた席に僕が移動したのだが、結局、電車は比較的空いていたのだから、もうちょっと座席の指定には頭を使うようにして欲しいと思った。

キングスクロス駅から4時間以上の電車の旅を終えると、Flying ScotsmanはエジンバラのWaverly駅に到着した。駅の中に自動車が通る車道があるような作りなので、最初、どこからどこが駅なのかわからなかったが、外に出るとエジンバラの景色が広がっていた。

 

エジンバラに来た理由は、街の雰囲気を体験したいことが第一の目的。観光としてはエジンバラ城さえ見れば、それで良いと思っていた。前日の天気予報では、天気が悪そうだったが、まだ雨は降っていなかったので、さっそくエジンバラ城に行くことにした。街の中には観光客向けの巡回観光バスも運行されていたが、僕は歩いてエジンバラ城に向かった。駅から15分くらいだろうか。エジンバラ城は、ダウンタウンを見渡す丘の上に立っているという感じだった。

 

 

日本のお城を見に言ってもそうだが、昔の人はここに住んでいたのかなぁ~、と考えるくらいで、武器や甲冑に興味がない僕は、早々に城をあとにした。エジンバラ城の入り口近くには、The Scotch Whisky Heritage Centreがあった。ここは入場料を払って入ると、スコッチウィスキーの歴史や作り方を知ることができて、いろいろなウィスキーを試飲することもできるスコッチウィスキーの博物館なのだが、空きっ腹でウロウロしていたし閉館時間も近かったので中に入ることはやめておいた。この博物館のお土産店は入場料なしで入ることができ、いろいろなブランドのスコッチウィスキーを買うことができるようだったが、試飲はできそうもなかった。

 

エジンバラはスコットランド。スコッチウィスキーの本場ということで、街中にも酒屋さんがあったが、例によって日本円に換算してみると、妙な話だが日本で買った方が安いのではないかという値段だったので、結局、スコッチウィスキーを買わなかった。

スコットランドと言えば、バグパイプとタータンチェックのスカートをはいた男の人を思い出したりする。このタータンチェックは家紋のように、家によっていろいろ種類があるようだが、僕には違いがよく分からなかった。街を歩いていると、この民族衣装を売っている店をよく見かけたが、観光客がこれを買って帰っても、着る機会はあまりないのではないだろうか。しかし、エジンバラでは実際にこのスカート(と呼んで良いんだろうか)をはいて正装した人たちを見かけた。女性はドレスで着飾っていたので、たぶん、誰かの結婚披露宴かパーティに出席するのだろうが、男性が真顔でこの服装をしているのを見て、あぁ~スコットランドにいるんだなぁ、という実感が沸いた。

 

エジンバラでも、晩ご飯はパブで食べた。僕がビール好きということもあるが、定食屋がない英国では、パブで出される料理を食べるというのも食事をする一つの方法だと思う。しかし、英国人は、夜のパブではそれほど食べ物を注文していないようだ。パブには食べ物のメニューもあるが、夜はパニーニくらいしか作れないところもあるし、晩ご飯は家でとるのか、ビールだけを飲んでいる人がほとんどだ。しかし、僕はホテルの部屋にもどっても食べ物はないし、ファーストフードで高いお金を払うくらいなら、パブでビールを飲みながら何か食べたい。ちなみに、昼間のパブはサラリーマンで一杯ということもあった。ランチを食べながらビールを一杯という人がとても多い。そういう姿を見ていると、英国人って幸せだなぁ、と思う。

 

エジンバラには1泊しかしなかった。泊まったのはHaymarketという駅の近くのB&B。Waverlyから徒歩圏内ということで、ここに宿をとったのだが、歩きで行くにはちょっとある距離。あいにくエジンバラの中心街からHaymarketに向かって歩き出した頃には、かなり雨が降り出し、しかも、スコットランドはすでに、かなり寒かった。Haymarketに向かって歩いているうちに疲労と寒さで頭がぼーっとなり、気づかないうちにみちなりに左折してしまった。でも、1ブロックほど歩いたところで、なんとなく嫌な予感がして、コピーされた見にくい地図を取り出して現在位置を確認しようとしていたら、60歳過ぎくらいの女性が近づいてきて『どうしました?』と声をかけてくれた。僕が『Haymarketに行きたいのですが・・・』というと、丁寧に道順を教えてくれた。寒い上に、道がわかりにくく、ちょっと凹んでいた僕の心が一瞬のうちに温かくなった。『どうもありがとうございます』と言って、教えていただいた道を行くと間もなくHaymarketに到着した。Haymarketは小さな駅で、あやうく通り過ぎてしまうほどだった。周囲には、若干、お店やレストランがあるが、繁華街という感じではないところ。ただ、駅の近くにインターネットカフェをやっているヘアサロンがあったりして、なかなか便利だった。


(Haymarket駅)


 
(左:Haymarketで泊まったB&Bがある通り 右:B&Bでの朝食。)


英国で本当のホテルに泊まろうとすると、とても高い。ビジネスホテル並のところに一人で泊まっても100ポンド以上するという。ビジネスホテルに1泊2万なんて、とんでもない話だが、どこかに泊まらないわけにはいかない。そんな人のためのプチホテルみたいな存在がB&B(Bed & Breakfast)だ。名称としては、ホテルと名乗っていることが多いが、ドアマン、ベルキャプテン、コンシャルジェなんているわけもなく、シャワーとトイレ付きの小さな部屋があるアパートのようなホテル。従業員はレセプションの人一人だけ、みたいな感じのところだ。ロンドンのB&Bでは、チェックインのときにバーがあるとも言われたが、ビールを売っていて、そこで座って飲むためのスツールがある程度。朝食と言ってもコーンフレーク、トースト、ジュース、コーヒーまたは紅茶というメニュー。ロンドンのB&Bは1泊55ポンドだったが、それでも朝食はそまつなもの。だから、正直言ってHaymarketのB&Bの37ポンドでは朝食はまったく期待していなかったので、近所でScotish Breakfastでも食べようと思っていた。

ところが、HaymarketにはそんなBreakfastを食べられるようなお店がない。仕方がないので、とりあえず、泊まったB&Bで朝食を食べてみることにした。まったく期待していなかったB&Bの朝食。しかし、HaymarketのB&Bの朝食は、かなり良かった。と言ってもロンドンのB&Bとの比較の問題だけれど、パンはトーストだけでなく、クロワッサンもあり、スコーンもあり、ハムやチーズもあって、デザートまであった。さすがにスコットランドは物価が安いということかも知れないが、宿泊料金が安い上に、朝食もまともだったので、かなり満足度が高いB&Bだった。

 
(左:エジンバラの街 右:Cutie Houseにはキティちゃんが・・・。)

B&Bをチェックアウトして、Haymarketからエジンバラのダウンタウンに向かって歩いた。幸い、雨は上がっていたので、あまり寒くなく、ちょうど良い朝の散歩となった。ロンドンに帰る前に一つだけ、やり残したことがあった。それは、スコットランドのHagisという料理を食べてみることだ。パブにあるのだろうと思っていたが、前の晩に行ったパブにはなかった。そこで、帰りの電車が出発する午後2時までに、昼食としてHagisを食べてみたいと思っていたのだった。

エジンバラのダウンタウンは、まだ眠っていた。パブなどは午前11時30分にならないと食事のメニューを注文できないというが、午前10時過ぎには、もうビールを飲んでいる客がたくさんいた。仕方ないので11時30分まで、お土産屋をぶらぶらして時間をつぶしたが、結局、何も買いたいと思うような物は発見できなかった。店の入り口にあるメニューでHagisがあることを確認して、駅からさほど遠くないパブに入った。スコットランドのビールを1パイントと、Hagisを注文した。ウェイトレスもウェイターも、とても親切で、オーダーのときもいろいろと教えてくれたし、Hagisを食べた感想も聞かれた。正直言って、それほど美味しいとは思わなかったが、カロリーは高そうだった。

その後、パブのウェイターに教えてもらったインターネットカフェに行ってメールチェックした後、ロンドン行きの電車に乗り込んだ。電車は約1時間遅れて、キングスクロスに到着した。たった1泊のエジンバラの旅だったけれど、短かった割には充実していた。

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ロンドンでデパートと言えば、ハロッズ。日本でも、ハロッズの袋やトートバッグを持って歩いている人を見るほど、ハロッズはロンドンの顔になっている。ハロッズに行くと、老舗のデパートとしての風格もあるし、それにふさわしい高級品を揃えている。日本にはお土産の習慣があり、いつも旅行すると、その土地ならではの物はなんだろうと考えてしまうのだが、英国の場合、特にそれが難しい。英国のブランドとして有名なものは、ほとんど日本に進出してきているし、もしかしたら日本で買っても同じくらいの値段なのではないかと思われるような状況だからだ。

そこで、僕はハロッズのお土産コーナーで、ハロッズ・ブランドの小物をいくつか買ってみた。紅茶、ビスケットから、さまざまな雑貨まで、ハロッズのロゴが入ったものなどがたくさん売られていた。決して安くはないが、英国内はどこに行っても、安い物などないのだから、そう考えてみると、ハロッズで買い物しても良いんじゃないかと思えてくる。

 


ハロッズの地下には、故ダイアナ妃を記念したコーナーがある。英国民の中には、いまだにたくさんのダイアナ妃ファンがいることがうかがわれる。


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英国の物価が高い過ぎると僕が言っても、なかなか信じていただけないかも知れない。そこで同じ商品を国際比較してみることにしよう。写真中央にあるデジカメは、富士フィルムのFinepix 2800z。この価格を日本とアメリカの価格とで比較してみよう。

国名

現地販売価格

日本円換算

英国(エジンバラ)

299.99ポンド

約60,000円

米国(インターネット)

349.95米ドル

約42,000円

日本(kakaku.comの中値)

37,800円

37,800円

この商品の場合、日本の製品だけれど、一昔前は日本製のカメラやオーディオ製品は日本で買うより海外のほうが安いと言われた。現在では、概ね国内と海外は同じくらいと考えられる。今回、アメリカのインターネット販売の価格と比較しても、日米ではさほど違いがなかった。ところが、英国の比較的物価の安いエジンバラでの店頭価格が日米の約1.5倍である。不思議なことに、定価は3国とも大きな違いがないようである。

これは一体、何を意味するのだろうか。今後、機会があれば、きちんとした価格比較をしてみたいと思っている。

 

 

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せっかく英国に来たのだ。ハリー・ポッター誕生の地、エジンバラを見に行こうと思った。ハリー・ポッターの著者J.K.Rowlingは、エジンバラに住み、シングルマザーとして子育てをしながら、カフェでハリー・ポッターを書き上げたと言われている。主人公であるハリー・ポッターが毎年、夏休みを終えてホグワーツ魔法学校に向かうときには、ロンドンのキングスクロス駅から出るホグワーツ・エクスプレスに乗るわけだが、スコットランド行きのThe Flying Scotsmanもキングスクロス駅から出ているのだ。

 

(キングスクロス駅。9と4分の3番線はなかったようだが・・・。)

 

(各目的地行きの電車が何番ホームから出るかが表示されている。エジンバラ行きはQc・・・?Qは、Cue、つまり列Cという意味で、まだホームに電車が入っていないので、Cと書かれたところに並んで待つことを意味している。)

 

(キングスクロスはターミナル駅。改札口はないので、自分が乗る電車を見つけて乗る。改札口がないからと言っても切符は乗る前に購入すること。乗ってから買おうとするとペナルティが追加されてしまう。)

キングスクロス駅を出てからスコットランド、エジンバラまでは約4時間の電車の旅。しかも、この電車、遅れることがふつうのようで、行きも帰りも遅れた。車内アナウンスでは、遅れて申し訳ないと丁寧に言っていたが、乗客は慣れているようで、特に反応していなかった。このFlying Scotsmanの普通席は事前に切符を買うと指定席となる。しかし指定席と言っても車両全部が指定されているわけではなく、空いている席が自由席となり、当日、乗り込んでくる乗客は空いている席に座るという仕組み。車両の中の座席は、4人が二人ずつ対面して座る席と二人掛けの席があり、二人掛けの席は車両の中央を背にして両端の方向を向くように作られている。だから、座席の半分は電車の進行方向とは逆向きに座ることになる。

(エジンバラに向かう車窓からの景色・・・何もない!?)

僕は事前に切符を買って行ったわけだが、指定席であることは、必ずしも良いことではないと思った。行きは中国人親子と一緒に対面4人掛けの席に指定され、中国語と彼らがスーパーで買ってきた食材と同席することになったし、帰りはラブラブの若いカップ路と向き合うことになり、眼前でべたべたされたり、邪魔だなぁ~という目で見られたりした。結局、行きも帰りも、途中から空いた席に僕が移動したのだが、結局、電車は比較的空いていたのだから、もうちょっと座席の指定には頭を使うようにして欲しいと思った。

キングスクロス駅から4時間以上の電車の旅を終えると、Flying ScotsmanはエジンバラのWaverly駅に到着した。駅の中に自動車が通る車道があるような作りなので、最初、どこからどこが駅なのかわからなかったが、外に出るとエジンバラの景色が広がっていた。

 

エジンバラに来た理由は、街の雰囲気を体験したいことが第一の目的。観光としてはエジンバラ城さえ見れば、それで良いと思っていた。前日の天気予報では、天気が悪そうだったが、まだ雨は降っていなかったので、さっそくエジンバラ城に行くことにした。街の中には観光客向けの巡回観光バスも運行されていたが、僕は歩いてエジンバラ城に向かった。駅から15分くらいだろうか。エジンバラ城は、ダウンタウンを見渡す丘の上に立っているという感じだった。

 

 

日本のお城を見に言ってもそうだが、昔の人はここに住んでいたのかなぁ~、と考えるくらいで、武器や甲冑に興味がない僕は、早々に城をあとにした。エジンバラ城の入り口近くには、The Scotch Whisky Heritage Centreがあった。ここは入場料を払って入ると、スコッチウィスキーの歴史や作り方を知ることができて、いろいろなウィスキーを試飲することもできるスコッチウィスキーの博物館なのだが、空きっ腹でウロウロしていたし閉館時間も近かったので中に入ることはやめておいた。この博物館のお土産店は入場料なしで入ることができ、いろいろなブランドのスコッチウィスキーを買うことができるようだったが、試飲はできそうもなかった。

 

エジンバラはスコットランド。スコッチウィスキーの本場ということで、街中にも酒屋さんがあったが、例によって日本円に換算してみると、妙な話だが日本で買った方が安いのではないかという値段だったので、結局、スコッチウィスキーを買わなかった。

スコットランドと言えば、バグパイプとタータンチェックのスカートをはいた男の人を思い出したりする。このタータンチェックは家紋のように、家によっていろいろ種類があるようだが、僕には違いがよく分からなかった。街を歩いていると、この民族衣装を売っている店をよく見かけたが、観光客がこれを買って帰っても、着る機会はあまりないのではないだろうか。しかし、エジンバラでは実際にこのスカート(と呼んで良いんだろうか)をはいて正装した人たちを見かけた。女性はドレスで着飾っていたので、たぶん、誰かの結婚披露宴かパーティに出席するのだろうが、男性が真顔でこの服装をしているのを見て、あぁ~スコットランドにいるんだなぁ、という実感が沸いた。

 

エジンバラでも、晩ご飯はパブで食べた。僕がビール好きということもあるが、定食屋がない英国では、パブで出される料理を食べるというのも食事をする一つの方法だと思う。しかし、英国人は、夜のパブではそれほど食べ物を注文していないようだ。パブには食べ物のメニューもあるが、夜はパニーニくらいしか作れないところもあるし、晩ご飯は家でとるのか、ビールだけを飲んでいる人がほとんどだ。しかし、僕はホテルの部屋にもどっても食べ物はないし、ファーストフードで高いお金を払うくらいなら、パブでビールを飲みながら何か食べたい。ちなみに、昼間のパブはサラリーマンで一杯ということもあった。ランチを食べながらビールを一杯という人がとても多い。そういう姿を見ていると、英国人って幸せだなぁ、と思う。

 

エジンバラには1泊しかしなかった。泊まったのはHaymarketという駅の近くのB&B。Waverlyから徒歩圏内ということで、ここに宿をとったのだが、歩きで行くにはちょっとある距離。あいにくエジンバラの中心街からHaymarketに向かって歩き出した頃には、かなり雨が降り出し、しかも、スコットランドはすでに、かなり寒かった。Haymarketに向かって歩いているうちに疲労と寒さで頭がぼーっとなり、気づかないうちにみちなりに左折してしまった。でも、1ブロックほど歩いたところで、なんとなく嫌な予感がして、コピーされた見にくい地図を取り出して現在位置を確認しようとしていたら、60歳過ぎくらいの女性が近づいてきて『どうしました?』と声をかけてくれた。僕が『Haymarketに行きたいのですが・・・』というと、丁寧に道順を教えてくれた。寒い上に、道がわかりにくく、ちょっと凹んでいた僕の心が一瞬のうちに温かくなった。『どうもありがとうございます』と言って、教えていただいた道を行くと間もなくHaymarketに到着した。Haymarketは小さな駅で、あやうく通り過ぎてしまうほどだった。周囲には、若干、お店やレストランがあるが、繁華街という感じではないところ。ただ、駅の近くにインターネットカフェをやっているヘアサロンがあったりして、なかなか便利だった。


(Haymarket駅)


 
(左:Haymarketで泊まったB&Bがある通り 右:B&Bでの朝食。)


英国で本当のホテルに泊まろうとすると、とても高い。ビジネスホテル並のところに一人で泊まっても100ポンド以上するという。ビジネスホテルに1泊2万なんて、とんでもない話だが、どこかに泊まらないわけにはいかない。そんな人のためのプチホテルみたいな存在がB&B(Bed & Breakfast)だ。名称としては、ホテルと名乗っていることが多いが、ドアマン、ベルキャプテン、コンシャルジェなんているわけもなく、シャワーとトイレ付きの小さな部屋があるアパートのようなホテル。従業員はレセプションの人一人だけ、みたいな感じのところだ。ロンドンのB&Bでは、チェックインのときにバーがあるとも言われたが、ビールを売っていて、そこで座って飲むためのスツールがある程度。朝食と言ってもコーンフレーク、トースト、ジュース、コーヒーまたは紅茶というメニュー。ロンドンのB&Bは1泊55ポンドだったが、それでも朝食はそまつなもの。だから、正直言ってHaymarketのB&Bの37ポンドでは朝食はまったく期待していなかったので、近所でScotish Breakfastでも食べようと思っていた。

ところが、HaymarketにはそんなBreakfastを食べられるようなお店がない。仕方がないので、とりあえず、泊まったB&Bで朝食を食べてみることにした。まったく期待していなかったB&Bの朝食。しかし、HaymarketのB&Bの朝食は、かなり良かった。と言ってもロンドンのB&Bとの比較の問題だけれど、パンはトーストだけでなく、クロワッサンもあり、スコーンもあり、ハムやチーズもあって、デザートまであった。さすがにスコットランドは物価が安いということかも知れないが、宿泊料金が安い上に、朝食もまともだったので、かなり満足度が高いB&Bだった。

 
(左:エジンバラの街 右:Cutie Houseにはキティちゃんが・・・。)

B&Bをチェックアウトして、Haymarketからエジンバラのダウンタウンに向かって歩いた。幸い、雨は上がっていたので、あまり寒くなく、ちょうど良い朝の散歩となった。ロンドンに帰る前に一つだけ、やり残したことがあった。それは、スコットランドのHagisという料理を食べてみることだ。パブにあるのだろうと思っていたが、前の晩に行ったパブにはなかった。そこで、帰りの電車が出発する午後2時までに、昼食としてHagisを食べてみたいと思っていたのだった。

エジンバラのダウンタウンは、まだ眠っていた。パブなどは午前11時30分にならないと食事のメニューを注文できないというが、午前10時過ぎには、もうビールを飲んでいる客がたくさんいた。仕方ないので11時30分まで、お土産屋をぶらぶらして時間をつぶしたが、結局、何も買いたいと思うような物は発見できなかった。店の入り口にあるメニューでHagisがあることを確認して、駅からさほど遠くないパブに入った。スコットランドのビールを1パイントと、Hagisを注文した。ウェイトレスもウェイターも、とても親切で、オーダーのときもいろいろと教えてくれたし、Hagisを食べた感想も聞かれた。正直言って、それほど美味しいとは思わなかったが、カロリーは高そうだった。

その後、パブのウェイターに教えてもらったインターネットカフェに行ってメールチェックした後、ロンドン行きの電車に乗り込んだ。電車は約1時間遅れて、キングスクロスに到着した。たった1泊のエジンバラの旅だったけれど、短かった割には充実していた。

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Bed & Breakfast

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Bed & Breakfast


ロンドンのホテルは高いようだ。ビジネスホテルくらいのグレードでも、1泊100ポンド(約2万円)以上だという。東京も地価は高いが、ビジネスホテルなら1万円以下のところはたくさんあるから、まだマシなのかも知れない。

そこで、ロンドンでの宿泊をどうするかということが、かなり大きな問題となる。英国にはBed & Breakfastと呼ばれる宿がある。その名のとおり、トイレとシャワーが付いた小さな部屋はベッドでいっぱいになってしまうようなところだけれど、夜、眠ることができて、朝食も食べられる。ホテルのようにルームサービスを注文したり、コンシャルジェにいろいろ仕事を頼んだりしながら滞在することはできないけれど、とっても経済的な宿泊と言える。

B&Bと言っても、名称にHotelという名を付けているところも多い。建物はアパートのようなつくりで、複数のB&Bが一つの大きな建物を構成しているような感じ。写真をよく見ていただくと、異なるホテルの看板が出ているのがわかる。入り口も別々だし、中もつながっていないようだ。

 

ロンドンではPaddington駅近くのB&Bに泊まった。この辺りは、B&Bがとても多く、外国人観光客も多かった。また、Paddingtonからはヒースロー空港へのエアポート・エクスプレスも出ているので、空港への交通の便がすごく良い。スコットランドに行くときに利用する鉄道のキングスクロス駅にも、Paddingtonから地下鉄で乗り換えなしで行けるので、観光に向いている地域かも知れない。ロンドンで泊まったB&Bは1泊55ポンド(1万1千円くらい)。朝食はかなり寂しいもので、トースト、コーンフレークとジュースにコーヒーのみ。2日めには飽きた。

 

こちらの写真は、エジンバラに行ったときに泊まったHaymarket駅近くのB&B。やはり、アパートが建ち並んでいるように見えるが、こちらもB&Bが並んでいる通りだ。スコットランドはロンドンよりも物価が安いようで、ここは1泊37.5ポンドだった。しかも、朝食にはチーズやハムもあるし、デザートもあった。豪華な朝食に、満足度も高かった。

パッケージツアーで行く場合には、ホテルはすでに手配されているだろうが、個人で手配する旅行の場合には、このようなB&Bに泊まる方が経済的かも知れない。

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英国の街を歩いていると建物に"SCOTLAND PLACE SW1"などと書かれたプレートが建物に掲示されているのをよく見かけるが、これはその建物がある居住地域を示すもので、SW1などは郵便番号の一部にも使われている町の中での区画を表している。これらの区域までが書き込まれている地図を持って歩いていれば、建物に書かれている表示をみると自分の現在位置を知ることができて、とっても便利。あまり、迷うこともなくなる。ただし、地図が読めない人は、やっぱり迷うかも知れないので、初めて行く建物などは、事前に地図の上でチェックして、周囲の目印になる建物などとの位置関係も覚えておこう。


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