タイ旅行写真日記(2002年7月)~1~


タイ旅行写真日記 (2002年7月)
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7月7日(日)
出発の日 成田空港には午後4時くらいに着いた。ユナイテッド航空カウンターの入り口では、まず、チェックインする(航空会社に預ける)荷物の検査。かなり念入りにX線で中身を見て、何やら四角い缶が入っているので、中を見せてくれと言われた。四角い缶?爆弾の疑いをかけられたのか。でも、検査されているのは僕だけでなく、次々と、その近くに設置してある荷物調べの台の上にスーツケースが移動され、そこでスーツケースの中をかき回されるのだ。これも9.11以来のテロ対策なのだろう。仕方ないことだ。それにユナイテッドの職員は、セキュリティのところにいた女性を除けば、ほとんどが好感接客。昔と比べてかなり好感度アップしている。マイレージプラスさえあれば客が来るってわけじゃないことを悟ったのだろう。

ユナイテッドのセキュリティ対策は、かなり徹底していた。出国する者は、全員、まず手荷物のX線検査を受けるのだが、そのとき搭乗券を確認する。これはユナイテッドに限ったことではないが、この後、出国手続きでパスポートを確認され、スタンプを押してもらって、搭乗ゲートに向かう。ゲートで待っていると出発時刻の45分前から搭乗が始まったのだが、ユナイテッドは、搭乗の際にパスポートのチェックを行っていた。さらに、どういう基準で選んでいるか分からないが、何人かの人たちが、ジェットウェイの入り口のところで荷物検査をされたり、靴を脱がされて検査されていた。
ユナイテッドのセキュリティ対策は、これで終わらない。飛行機に何度か乗っている人には、見飽きていると思われる緊急時の説明。離陸前に、シートベルトの使い方、救命胴衣の付け方、酸素マスクの使用法などを説明するのだが、最近では、多くの航空会社は専用のビデオを流して、乗客に見せている。ところが、今日のユナイテッドでは、昔やっていたように乗務員が通路に立って、一つひとつの動作をていねいにやってみせていた。最近、飛行機に乗ると、この部分は航空会社側も乗客側も、かなりおざなりな雰囲気がただよっていたのだが、ユナイテッドがこのようにして真剣に説明する姿を見ると、この知識は使いたくないが、いつでも使えるようにしておかないものなのだな、と緊急時が起こり得ることをあらためて認識させてくれた。
もう一つ驚いたのは、ふつう大型旅客機は、ファースト、ビジネス、エコノミーという3つの客席のクラスがあり、食事のときには、この客席エリアを区切っているカーテンを閉めるのだが、ユナイテッドはこのカーテンは使用しなかった。機内の見通しを良くして犯罪を未然に防ごうということなのだろう。離着陸の際に機内の照明を消灯するというのも、以前、これほど徹底して行われていた記憶がない。ユナイテッドはあの事件以来、セキュリティ面でも接客面でも、あるいは経営的な側面でも、いろいろな見直しを迫られたに違いない。

ところで、今回のUA875便は、それほど混雑していなかった。たぶん70%くらいの搭乗率。僕は32H。2列の席だったが、となりは空席だったため、比較的、のんびりできた。しかし、ユナイテッドはアメリカ人の標準体型に合わせて設計されているので、座面の部分が高く、ふつうに座ると、ももの裏の血管を圧迫して血行不良になる。僕は途中から、2席を使って、足を延ばしたり、あぐらをかいたりできたが、100%の搭乗率のときには、エコノミー症候群になること必至だと感じた。
ドンムアン空港に到着すると入国審査も空いていた。午後11時。この時間に到着の飛行機が少ないのか、あるいはこれから到着するのか、とにかく入国管理官の数は多かったのに入国者が少ない。約5分で入国手続きを済ませて、チェックインしていた荷物を受け取り、到着ロビーに出た。到着ロビーでは友人のレックが迎えに来てくれているはずだったが、姿が見えない。公衆電話を探してレックの携帯に電話してみたら、あと3分で着くという。きっとタイ人の3分だろうと思っていたら、本当に5分くらいで到着したのでビックリした。
レックの車でバンコク市内のレックの家に向かった。日曜の深夜、道路は空いてはいたが、空港から街へ向かう車は、少なからずあって、みんなかなりとばしていた。レックの家に着くと犬が2匹出迎えてくれた。一匹は知っている。ビーという白地に黒の斑点がある犬。そして・・・もう一匹は新入り。真っ黒なムッ(黒という意味)という若い犬。どっちも、ご主人様であるレックを出迎えていた。そして、家では、レックさんの奥さんであるノックさんに出迎えられた。タイ語で話しかけられ、動揺していると、「タイ語は忘れちゃったの?」(通訳レック)と言われた。「忘れました。というか、最初からあまり覚えてないけど。」と言ったら、かなりウケた。

レックの家は4階建て。で、僕はその4階に居候することになった。4階はかなり広い。広い部屋を一人で使わせてくれているのはうれしいのだけど、貧乏性な僕は、なんか落ち着かないかも。広いと、動かなくてはならない距離も増えるし・・・まぁ、運動不足解消になるかな。
11ヶ月ぶりに来たバンコク。明日から何をするんだろう・・・そう思いながら、4階ペントハウスで就寝。
7月8日(月)
昨夜は午前2時過ぎに就寝したというのに、寝床が変わったせいか、朝、7時くらいから目が覚めた。それでも、まだ早いのでゴロゴロしていたのだけれど、目が覚めてしまったのではしょうがない・・・ということで、起きてシャワーを浴びた。
3階のトイレには、いわゆる瞬間湯沸かし器が付いていて、蛇口をひねると自動で電源が入り、ガスも点火されてお湯が出てくるシャワーがある。このシャワーは、便器のすぐ横にあるので、シャワーを浴びると便器はびしょびしょ。それどころか、トイレ中、水しぶきが飛び散るのだけれど、まぁ、しょうがないというか、こういうものなんだろう。
ところで、僕は髪に青を入れている。つまり、カラーマニキュアをしているのだけれど、シャワーでお湯を頭にかけると、その青が面白いほどおちてくる。そう言えば、去年もそうだったのだが、タイの水はカラーマニキュアを溶かして落としてしまう力(?)がある。せっかく入れた青なのに。しかし、相手が水道の水ではしょうがない。そういうところなんだと思うしかないが、一体、水道の水に何が入っているというのか、ちょっと気になる。
午後から、ちょっと買い物に出た。レックが買い物に付き合ってくれるというので、車で出かけた。目的地はマーブンクローン(MBK)とパンティップ・プラザ。まずは、マーブンクローン。やっぱり、バンコクの中心地ともなると、かなり車が多い。なんとかマーブンクローンにたどり着いて、車を駐車場に停めた。駐車と言えば、バンコクの駐車場では、よく二重駐車というか、駐車場の車の前に車が停まっていたりする。自分の車に戻ったら、知らない車が自分の車の前にあった、なんてことは良くあること。そんなときは、慌てず、騒がず。係員がいれば、自分の車を指さして、駐車場から出るという意志を示そう。きっと、彼は前に停まっている車を、手で押して動かしてくれる。もしも誰もいなければ、自分で押してみよう。この車、ふつう、パーキングブレーキなし、ギアはニュートラルで置いてあるので、押せば動きだすのだ。ただ、押しすぎて他の車にぶつけないように注意しましょう。
話を買い物に戻そう。マーブンクローンでは、携帯電話のSIMカードを購入。プリペイド式電話の電話番号が書かれているのがSIMカードで、これをGSM携帯電話に入れることで、その携帯電話が使えるようになる。それに、チャージカードと言って、先払いで通話料を支払えるものがある。今回は、DPromptがプロモーション中で、SIMカードと1600バーツ分の使用料が付いて、なんと800バーツ。商品には850バーツと書かれていたが、レックが値切ってくれた。タイ人はとりあえず値切ってみるようで、そうやって会話を楽しんでいるようにも見える。とにかく、これで携帯電話が使えるようになった。
次に、インターネットを使えるようにするために、インターネットのプリペイドカードを買いに、パンティップまで。またまた渋滞したり、駐車スペース探ししたりしながら、無事に到着。駐車場からパンティップに入ったら、アダルトコンテンツのVCDを売っているお店があった。呼び込みが激しく、どうやら日本人とバレた僕は、手をつかまれて引っ張られるほど。よっぽど日本人がエッチなVCDを買って帰るんだろう。僕は要らないと言いながら逃げた。

さて、探しているインターネットプロバイダーのプリペイドだけど、これにもいろいろな種類がある。今回は、レックさんを付き合わせているので、手早く買い物。以前買ったことがある店に入り、前に買ったことがあるInetEasyというプロバイダーの55時間分のものを400バーツで購入。うーん。安いのか高いのか。まぁ、とにかく、これがあるとメールチェックできるし、インターネットカフェよりは安くなるので購入。ちなみに、55時間よりも長いものも短いものもある。
買い物を終えて、パンティップのフードコーナーでバミーナームを食べていると、レックの携帯電話がなった。日本の共通の友人からの電話。「あぁ、ひさしぶり~。今度、いつバンコクに来るの?」、冗談でレックがこう聞いたら「あさって」と言われて二人で爆笑した。ところが、「ユナイテッド航空で行くから」と言われて「えっ?ホントに明後日くるの?」
そのときは、まだ飛行機を取ってなかったが、1時間後にはバンコク行きの飛行機の予約を入れたという連絡が入った。
買い物を済ませ一旦、帰宅。夜7時には、現在、タイに赴任中のT氏と会う約束をしていたので、アソーク駅近くのグランド・パシフィックホテルに。日本から持ってきたバイオノート用のドッキング・ステーション等を手渡して、まず、晩ご飯に。その後、T氏の行きつけのカラオケ2軒に行って、午前1時過ぎにおひらきとなった。どうも、到着翌日から激しく活動してしまって、かなり衰弱。帰りのタクシーにレックさんの家の道路の番号を言うと、150バーツだとふっかけられる。ダメだ、メーターにしろと言ったら、おとなしくメーターのスイッチを入れたが、今度は高速を使えと言い張る。夜中なんだから、下でも良いようなものだが、まぁ、早く行って帰ってきて、また別の客を捕まえたいのだろう。高速料金40バーツを払って高速に。結局、タクシー代は100バーツくらい。高速代でさらに40バーツという出費。かなり疲れたので、すぐに就寝。
7月9日(火)
レックの家は朝が遅い。レックは11時くらいに起きて朝ご飯を食べている。僕は9時くらいに起きてシャワーを浴びて、レックより先に朝ご飯を食べてしまう。朝ご飯はいろいろで、トーストのときもあれば、お粥のときもある。レックが、僕は日本ではどんな朝食を食べているのかと尋ねるので、トーストだと言ったら、次の日の朝、トーストが出てきて、ビックリ。わざわざ僕のためにパンを買ってきたのではないかと思ったが、実はノック(レックの奥さん)は今、パン作りの学校に通っているらしい。それで自分で焼いたパンを食べさせてくれているというわけだった。トーストは、小さいけれど、なかなか美味しい。
髪が伸びていたので、近所の床屋に行った。以前にもタイで髪を切ったことはあるが、それはオリエンタルホテルの美容室でのこと。高級ホテルの美容室でのカットは600バーツだったが、今回の床屋は近所のショッピングモール内にある床屋。レックがときどき行くというところ。200バーツ。椅子に座るとおじさんが何やら耳にかかっている髪を指して言っている。「パーサーアンクリット・ダイマイ?」と適当に言うと、うんうんと頷いていたので、英語で耳は出してね、と言ったら、また頷いた。分かっているが心配だが結果的には通じていたような感じ。でも、前髪はちょっとスタートレックのスポック風になっていた。あと、左の耳の裏を切られそうになった。幸い血は出なかったので、マイペンライかな。

夜は、タマサート大学で日本語を教えている日本人先生二人と一緒に食事をした。でも、その前に、スラウォンの有馬温泉に行って、2時間マッサージを受けた。この旅初のタイ古式マッサージということで期待したのだが、特に指名しなかった結果、あまりうまくない人に当たり。力は強いのだけど、痛いだけ。マッサージ後はかなり疲れ切っていた。本末転倒かも。次回は去年指名していた番号を言ってみようかな。でも、1年も経っているから、すでに消えているかも知れないが。

マッサージの後は、BTSで、サパン・タクシン駅まで行って、Express Boat Serviceサトーン乗り場からボートでワンランまで。そこから渡し船に乗って、タマサート大学の近くの船着き場まで行くはずだったのだが、なぜか、ちょっと船は戻ってワット・プラケーオに近い船着き場ターチャンへ。しょうがないので、そこからタマサート大学まで徒歩。途中、ペットボトルの水を買い、それを飲みながら10分弱でタマサート大学に到着。

タマサート大学の日本語の先生であるSさんは、在タイ3年目の人。もう一人のAさんは、今年の4月20日にタイに到着したばかりで、まだあまりタイの観光をしたことがない。この二人と、ターチャンにある軍隊に関係しているレストランに行った。Sさんが、最近、ずっと頼みたくて思い通りのものが出てこないものだと言ってオーダーしてみたのが、コー・ムー・ヤーン、それから牡蠣とやさいを卵でとじたような料理、オースワン、さらにソムタム、ナスのサラダ、エビのすりみをドーナツ型に揚げたものの5皿を注文。さらに、レストランに行く途中、道ばたで、ライチー、マンゴスチン、釈迦頭を買っていき、持ち込みでフルーツもやまほど食べたので、ちょっと食べ過ぎな感じ。おぉ、それと、ビアシンを久しぶりに飲んで堪能した。

食事が終わって時刻はまだ8時30分くらいだったが、Aさんは翌日、6時30分に家を出るほど早いとのことで、その日はお開きに。僕に508番のバスに乗ってスクンビットに行くようにと、一緒にバス停で待ってくれたが、まったくそれらしいバスが現れないので、二人にはバスで自分たちのアパートに戻ってもらい、僕はタクシーに乗ってスクンビット経由で帰った。
7月10日(水)
今夜は日本から、もう一人の居候が到着するので、ドンムアン空港まで出迎えに行く予定。それ以外は、フリータイムなので、今日の午後、ちょっとサヤームに行ってブラブラしてみることにした。サヤームスクエア周辺は映画館が多い。うろうろしたが、どこに行ってもトム・クルーズのMemory Reportを大々的に売り出している。面白いのだろうか。結局、またマーブンクローンに到着して、うろうろしていたら、4時15分からBad Companyがあるので、それを見ることに。映画鑑賞料100バーツ。切符売り場のスクリーンには、空いている席が写し出されるので、どの席が良いかを指定する。僕はC16を指定。後ろから3列めのやや右より。かなり、ガラガラのようだ。コーラを注文したら特大のコーラが出てきた。40バーツ。これを持って着席すると、やはり、後方中心部にかたまっていて、それ以外はガラガラ。学校帰りの学生カップル、学生友だちグループが多いようだ。

映画の予告編の途中に、タイ王国の王様に敬意を表して、全員が起立して、国歌が流れるのを聞く。これは、どの映画館でも同じで、必ず映画の始めには王様の写真を見ることになる。そして、肝心の映画だが、内容はまぁまぁだった。アンソニー・ホプキンスがCIAエージェント役で、渋い演技をしていた。しかし、ここは映画レビューではないので、詳細は書かない。とにかく、いつものことながら、タイの映画館は冷房効かせ過ぎで寒い。ひざかけ、毛布などが必要だと、いつも思う。

映画を見終わってマーブンクローンの中を歩き始めると、CD屋を発見。大きな宇多田ひかるのポスターが貼られていた。そう、タイでもJ-POPは流行っている。調べたわけではないが、宇多田は日本人歌手の中で人気においてかなり上位なのではないだろうか。
歌、ファッションなど、日本文化に興味を持っているタイ人は、さまざまなところで日本語を使っている。同じくマーブンクローンの中で、こんなインターネットカフェを発見。でも、クキックって一体どういう意味なんだろう。

夜になって、友人を迎えにドンムアン空港に行った。僕が到着したのは3日前なのに、そのときと比べて、かなり出迎えの数も増えているし、日本人観光客の姿も多い。特に若い女性のグループツアーが多いように感じたが、リピーターのおじさんたちは、その場にとどまらずにすぐに街に向かってしまうため、あまり存在を確認できないだけかも知れない。一人、丸めがね型の濃いサングラスをして、サングラスのフレームの上から前を見ながら税関を出てくる日本人男性を見た。かなり怪しい(笑)。
7月11日(木)
今日は、ずっと家にいた。午後はレックもノックも出かけてしまって、日本からの居候二人とペットの犬二匹がゴロゴロしているという状況。まったく変な話だが、まぁ、いいだろう。
そこで、思い立って、この日記を書いてみた。この後も続けてかけるか分からないけど、できるだけ写真を紹介していきたい。
そう言った矢先になんだけど、今日は外出してないので、写真はない。そこで、昨日、スーパーで見つけたお菓子、「どうぞ」の写真をお見せしよう。見た目はせんべいのようだけど、まだ味見していない。今度買って食べてみよう。

7月12日(金)
だんだん、朝起きる時間が遅くなってきた。と言っても9時半くらいには起きてしまうのだけれど、レックは11時くらいにならないと自分の部屋から出て来ないし、居候仲間も午前中は寝ていることがほとんだ。結局、朝ご飯を食べてメールチェックしたりして過ごす。
昼過ぎに、居候仲間と近くのマッサージに行くことにした。レック推薦の場所で、僕たちは行ったことがないところ。ぐずぐずしているうちに出発が2時半くらいになり、あまりにも外が暑いので、タクシーに乗って向かってみる。途中、場所が分からずレックの携帯に電話して、タクシー運転手と話してもらったりしながら、なんとか到着。しかし、携帯の威力はすごい。携帯がなかったら、わからずに家に戻って寝ていたかも。

肝心のマッサージだが、1時間150バーツ。最低2時間から。ということで、一人300バーツ。それにチップもひとり100バーツ。合計400バーツ。うーん。これ、有馬温泉よりはちょっとだけ安いけど、結構なお値段。カオサンあたりだと1時間100バーツらしい。
カウンターで、「アーチャーン」と言って上手い人をお願いする。しかし、上手い人をお願いされたからと言って断る店などない。みんな上手いと言うだろう。だから、ちょっと気休めっぽい気もするが、レックによるとアーチャーンは新入りにマッサージの指導をする先輩マッサージ師だという。だから、上手いのだということなんだろうけど、先輩でも上手くない場合があるんじゃないかと思ったりするのは、僕が素直じゃないからか。
2時間のマッサージ終了。感想としては、上手かったけど、僕に付いたマッサージのお姉さんは少し強面で、あまり愛想がなかった。あと、首をひねられてバキバキとなったときは、なかなかのやり手だと思った。
マッサージ終了して帰宅。今度は、ダラダラ歩いて帰ってみる。お腹が空いたので途中、パンを買ったり、焼き鳥を買ったりして、家で食べた。まだ、家人は戻っていなかった。
夜は、またまた飲みに出た。T氏とアソークの焼き肉屋で待ち合わせ。しかし、僕はパンと焼き鳥を食べて間もないので、冷麺を食べることにした。T氏は石焼きビビンパを頼んでいた。ここで、ビールを飲んで、どこに飲みに行くか相談。カラオケという案も出て、ちょっとウロウロしてみたが、どうもピンと来る店がなくて困っていたところ、T氏の同僚のタイ人から電話が入った。彼と彼の友だちのタイ人の女性が、カフェのようなところで飲んでいるらしい。そこで、そこに合流することになった。

名前は聞きそびれた(笑)。ここで、T氏の友人Sさんは、かなりの女好きであることが判明。ナンパしまくりで、すごいことになった。帰る段になって、Sさんががナンパしたタイ人の女の子がSさんに送ってもらうことをかなり恐れていたため、T氏にそれを話し、結局、Sさんを説得して女の子をT氏と僕の車の方に乗せた。Sさんは、憮然として、帰って行った。
T氏の車で女の子を家まで送って行こうとしたが、途中で、そこは未知の世界、つまりどこだか分からない地域であることが判明。帰れないのではないかという感じがした。女の子の提案で、なぜか、T氏のアパートに行って3人で泊まるということ。T氏のアパートは3ベッドルームなので、一人一部屋状態。僕が泊めてもらった部屋だけでも、ふつうのホテルのツインルームより広かった。もちろん、すべてのベッドルームにはバス・トイレ付き。ここに一人暮らししているのは、かなりもったいない。
朝起きて、近くのロビンソンで食事して、女の子を仕事場まで車で送って、その後、僕も家まで送ってもらった。朝帰り、ってことだ。
7月13日(土)
朝帰りしてみると、昨日、マレーシア在任中の友人が週末を利用して遊びに来ていた。まだ爆睡中だ。しばらくすると、マレーシアからの友人は起き出してきた。彼の食事にドリアンで付き合う。ちなみに、ドリアンは確かにニオイが強烈だ。味はバニラの味なのだけど、食べた後、胃が焼けるような感じがあるので、かなりの酸味を持っているように思う。ひとしきりしゃべった後、その友人は近くのマッサージ屋に行って来るというので、僕はちょっと昼寝した。
夕方、カセサート大学のニヤーダ先生のお宅におじゃました。閑静な住宅地。中心部からは離れているので、バンコクの喧噪はない、とても穏やかなところだった。ニヤーダ先生の旦那さん、シェードさんはエンジニア。娘のムックさんは8月からアメリカに留学する秀才。息子のミックくんは、どうやら勉強よりはゲームという高校生のようだ。ニヤーダ先生は、Literatureの先生だということだったが、書かれた本を拝見するとタイの言葉についても書かれているようで、どうやらタイ文学というか、タイの国語の専門家のような気がする。残念ながら、先生の本はすべてタイ語で書かれているので内容はよくは分からないのだけれど、中にタイ文字の表などが入っていたので、そんな気がした。

いろいろ大学の話を聞かせていただいた後、ご家族といっしょに中華料理を食べに行った。この家族、語学教育には熱心で、子どもには英語の教育を徹底している。ムックさんはTOEFLスコア650だそうだ。ちなみに、学部にもよるがアメリカの一流大学の大学院でも、600以上あれば入れるのではないだろうか。しかし、ミックくんは、どうも英語が苦手なようで、ニヤーダ先生は「パーサー・アンクリット」と言いながら英語で話させようとしていて、家族の団らんというよりは、ちょっと緊張した空気が食卓に流れていたため、会話も途切れがちとなった。ちと疲れた。食後、レックの家まで車で送っていただき、お土産にシェードさんが自分で作ったワインをいただいた。
これで今日も終わり。日記でも書こうかと思っていたところ、マッサージに行こうということになり、夜中になって出かけた。結局、戻ってきたのは3時近く。結論から言えば、やっぱりマッサージは有馬である。いや、別に有馬だけが良いわけではないし、有馬でも、前回はハズレだったのだが、上手い人の番号さえ覚えていれば、その人を指名している限り、アタリが続くのだ。有馬は空調も快適だし、繁華街にあるから好きなのかも知れない。タイに限らないのだが、僕はネオンの看板がひしめいている光景が結構好きなのだ。それに囲まれて生活したいわけじゃなくて、その非日常的な雰囲気が面白いのだ。というわけで、次のマッサージは、やっぱり有馬に行こう。
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※この記事はWebSite”MaiPenRai”からの転載です。そのため表示されている日付は正確ではありません。

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