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Red Shirts タクシン元首相派デモ現場

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1月3日からバンコクjに滞在しています。

昨日、やっと時間の余裕ができたので、買い物に出かけました。

チットロムのセントラルでジーパンを買おうと思いましたが、店員に愛想がなく、なんだか買う気をなくしてしまったので、Central World Plazaに行くことにしました。歩いてCentral World Plazaに向かうと、Intercontinental Hotel付近から、少し周囲の雰囲気が変わってきました。ホテル前には、侵入を防ぐための柵が設置されて、警備員や警察官など、制服を着ている人が増えてきました。さらに、Central World Plazaに近づき、Gaysorn Plaza前まで行くと、赤いシャツを着た人が急増しました。

 

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そういえば、数日前に会った日本人の友人が、この週末にタクシン元首相派の集会があると言っていたことを思い出しました。てっきり王宮のほうで行われるのかと思っていましたが、場所は、ラチャプラソン交差点周辺というか、Central World Plaza前の道路のようでした。

赤いシャツの人々がかなり集まっていました。

でも、政治的な運動にしては、赤いシャツを売る露店が出ていたり、音楽が流れていたりしていて、緊張感はありませんでした。危険な雰囲気はまったくなく、周囲の人たちも、ごく普通に生活している感じでした。というか、どこか、なんとなく、お祭りに集まっている人々のような楽しげな雰囲気がありました。

 

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たまたま遭遇したタクシン元首相派のデモ現場でした。

彼らにとっては政治運動というよりは、サークル活動というか、友人と参加するアクティビティ的な役割が強いのかもしれません。しかし、リーダーの考えひとつで、とても危険な方向に走る可能性がある危うい集団です。僕のように、何も知らずに近づいてしまうのはともかく、なるべく近づかないことをおススメします。

 

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バンコク銀行に爆弾が!?

昨夜(2010年2月27日夜)、バンコク銀行支店数か所に、爆弾が投げ込まれるという事件が発生したようです。タイの英字新聞The Nationによると、午後9時過ぎ、2人乗りのバイクがシーロムのバンコク銀行支店に近づき、建物に向けて爆弾を投げつけた模様です。この爆発で、道路に穴があき、銀行の窓ガラスや看板などの一部が壊れたそうです。その後、11時過ぎに、Samut PrakarnのPrapradaeng支店にも爆弾が投げ込まれ、銀行のガラス製ドア、天井、近くにあった公衆電話が壊れた模様です。また、シーナカリン支店でも爆弾を投げ込まれたようですが、こちらは不発に終わったようです。

これは、赤シャツグループ(タクシン派)の犯行とのこと。タクシン元首相の裁判に関して、タクシン派はバンコク銀行を敵とみなしているため、このような犯行に及んだようです。

この犯行の背景には、タイ最高裁が2月26日に出したタクシン元首相の不正蓄財についての判決があることは明白ですね。結局、最高裁はタクシン元首相および一族の資産のうち、460億バーツ(日本円で1240億円)を没収するという判決を出しました。

これを受け、タクシン元首相は、ドバイからのビデオ演説で、最高裁判決は不当とし、「平和的闘いを続けよう」と呼びかけたそうです。

でも、これって平和的戦いですかね?

タイ政府はタクシン元首相および一族のタイ国内資産760億バーツを凍結しているわけですが、その6割だけを没収としたのは、タクシン元首相側がそれで妥協することを期待していたのではないかと思います。

でも、タクシン元首相は、タイの政界に返り咲くことが狙いでしょうから、政治資金が減るのも納得いかないうえ、有罪判決という汚名も受け入れられないということなのでしょうね。

さてさて、僕はブログではあまりタイの政治ネタを扱わないんですが、この赤シャツグループの動きはバンコクをウロウロする身にとっては、注意しなければならない問題です。

夜のバンコク銀行の支店は、多くの人はいないでしょうが、それでも、夜中、飲み歩いていてATMでお金をおろそうとして行くことがないとも言えません。また、タクシン派は3月上旬に、アピシット首相退陣を求めるデモを行うとも言われています。

僕は日本にいるので直接影響はないですが、タイにいる方は、デモが行われる周辺には近づかないで、夜間はバンコク銀行の支店には近づかないほうが良いかも知れません。

とにかくタクシン元首相には、駄々っ子のような行動はやめて、早く、タイ政治への復帰を諦めて欲しいと願うばかりです。自分はドバイで悠々自適な生活をしながら、赤シャツグループにテロ活動を命令しているようでは、民主主義国家の政治家とは言えないのではないでしょうか。