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ドギーバッグ
タイ人はお客さんをレストランでの食事に招いたりするとき、かなり多めに料理を注文する傾向があります。結局、そんなに食べられないということにもなりかねないのですが、 そんなとき、余った料理はお持ち帰りできます。
日本でもやっと最近、アメリカの「ドギーバッグ」文化が入ってきて、レストランでの食べ残しを持ち帰るということが始まっていますが、今でも、多くのレストランでは「衛生上の理由でお断りします」と言われてしまいます。つまり、食べ残しを家に持ち帰り、それを長時間、冷蔵庫にも入れずに放置した後に食べて、お腹を壊したとき、そのレストランの責任にされると困るから、というのが理由のようです。
でも、そんなこと、自己責任ですよね。
それよりも、お金を払っているお客さんが、自分の食事の残りを持ち帰りたいと言っているのに拒否するって、なんか変ですよね。
アメリカでは昔から、もうお腹いっぱいとなると、ウェイターに「ドギーバッグにしてください」と言えば、お持ち帰り用の容器に入れてもってきてくれます。
タイでも同様に、ちゃんとしたレストランならもちろんそうですが、万が一、屋台であっても、もともとラーメンでもなんでもテイクアウトできるタイですから、持ち帰らせてくれると思います。(屋台でドギーバッグを頼んだ経験はないんですが、たぶん、断らられないと思います。)
どこかの有名な人が「もったいない」という概念は日本にしかないと言っていましたが、そんなことはありません。タイにも「もったいない(シア・ダーイ)」という気持ちがあり、決して、ものを粗末にしたり、無駄を出したりすることを良しとは思っていないんです。
ただ、バンコクにいる人たちは、ちょっと「見栄っ張り」なところもあって、食べ残しを捨てたりすることもあります。これは、「ケチ」であることを嫌うことの影響もあるかも知れません。
今度、タイのレストランで注文しすぎたら、お持ち帰りにしてもらって、ホテルでビールのつまみにしてみてください。コンビニのスナックより、よっぽど美味しいつまみができますよ。
持ち込みOK
タイのレストランや食堂は「持ち込みOK」です。
高級レストランは嫌がる場合もあるかも知れませんが、ふつう、その店のメニューに載っていないものを持ち込むことはOKです。
<例1>
屋台でご飯を食べている時、ビールが飲みたくなったけど、その屋台にはビールはない。
そんなときは、近所のセブンイレブンなどで買ってきて飲むことができます。
いや、屋台の場合には、店の人に言うと、セブンイレブンで買ってきてくれる可能性が大きいです。
<例2>
レストランに向かっている途中で、マンゴスチンの屋台を見つけた。
食べたいので1キロかって、そのままレストランへ。
食事のあと、マンゴスチンを食べた。
重要なことは、その店では売っていないもの、です。
それなら持ち込みOKです。
タイ人はレストランに食べ物すら持っていきます(笑
良いんです。
そのとき食べたい物は、そのとき食べるのがタイ人です。
食器などはレストランのものを借りて、持ち込んだものを食べたり飲んだりするのがタイ式です。