最近、テレビのニュースでは連日、タイの洪水被害の様子が報道されています。
タイの工業団地には多くの日系企業の工場があることから、報道も日系企業の被害を中心に取り扱われていることが多いです。様々な製品の生産に大きな影響を及ぼしていると言われています。
このように日本にとっても他人事ではないタイの洪水ですが、洪水被害を受けた地域のタイ人にとっては、命に関わる災害であり、いまだに水がひかない地域も多く、また、水がひいても、元の生活に戻るまでには時間がかかることだと思います。
東日本大震災のとき、タイは政府も国民も、日本の支援のために、様々な物資や義援金を送ってくれました。これは、タイ人の日本への友情の証だと思います。
残念ながら、日本のニュースでは、タイ洪水に対する義援金を送る先の情報が流れていませんが、調べてみると、タイに関わっている様々な企業が義援金の受け付けをしています。身近なところでは、コンビニチェーンのファミリーマートが義援金の受け付けをしているそうです。その他、ネットバンク、NGO、タイ大使館などでも受け付けています。
■ファミリーマート「タイ洪水義援金」(義援金受付は、2011年10月31日まで)
※GoogleやYahoo!Japanなどの検索エンジンで、「タイ洪水,義援金」と入力して検索してください。義援金を受け付けている企業の情報を見つけることができます。どこに義援金を託すかはご自分の判断でお願いいたします。
ところで、先週、大学生たちと飲んだ時に、「来月、友だちとタイ(バンコク)に行こうと思っていたんですけど、洪水で行けなくなってしまいました」と言っていました。その大学生は、空港も冠水して使えなくなっていると思っていたようでした。一緒にいたタイ人留学生が現状を話して行けるかもという気持ちになったようです。
現在、バンコクでも冠水の被害が出てきていますので、来月、観光でバンコクに行くことをおススメすべきかどうか、判断できません。でも、タイにとっては観光が重要な産業なので、旅行をひかえられてしまうと、タイが元気でなくなってしまいます。ですから、観光客の安全が確保できるようになったら、どんどん、タイに遊びに行って欲しいと思います。