すでにマスコミでも報道されているので、ご存じかと思いますが、ANAとJALは7月1日以降の発券分から、燃油サーチャージが廃止されます。
本来、モノの値段というのはトータルでいくらと提示せず、変動する加算金額が存在すると、最終的に支出しなければならない総額がわからなくなり、消費者の立場からいえば、アンフェアな料金体系です。
ところが、いつの間にか(というか旅客航空機の場合2005年から?)、航空運賃とは別に燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)が導入されて、旅行会社の広告などでは、航空運賃だけが書かれていて、燃油サーチャージは問い合わせないとわからない状況でした。
これが「廃止」されることは嬉しいことですが、そもそも、そういう料金体系にすることがおかしかったように思います。
現時点では、ANAとJALは廃止すると発表していますが、タイ国際航空(TG)はどうなるか、まだわかりません。以前、燃油サーチャージの計算方法を説明しましたが、そのルールでいくと、7月1日以降の燃油サーチャージについては今月(5月)中に判断するということになっているので、近々、何か発表があると思います。
でも、ANAとJALが燃油サーチャージなしになったことを考えると、TGも同等の対応となるんじゃないかと思います。
7月1日以降の発券分から燃油サーチャージがなくなる・・・これは考えると微妙な話でもありますね。いつタイに行くかにもよりますが、出発直前に航空券の手配をするとなると、安いチケットはなくなってしまっていることが予想されます。まして、7月1日以降ということは夏休み間近。チケットの値段は上がっていく頃です。とすると、もしかしたら6月中にチケットを手配したほうが安あがりということもあるのではないかと…。(6月末までの発券の場合、片道1500円の燃油サーチャージが加算されます。)
いずれにしても夏の旅行計画は早めに立てて、チケットの手配のタイミングもよーく考えましょう。