出家する!?


タイでは一般の男性が出家することがあります。人生のうち、一度くらい、一定期間出家して、環俗するわけです。期間もいろいろで、個人のスケジュールに合わせて、また、お寺側のルールに従って出家します。
ブワット(出家する)
学校が休みの期間に、こどもをお寺に集めて合宿のようにブワットさせるなんてこともあるようですが、大人になってから、1ヵ月とか3ヵ月とか、区切られた期間だけ、出家する習慣があります。これは自分の来世のために徳を積むという意味もあるのでしょうが、どちらかというと親孝行の意味合いが強いようで、親は息子が出家してくれると嬉しいようです。
出家する際には、俗世間から離れるための儀式があり、重要なのは剃髪です。髪を剃るだけでなく、眉毛も剃って、仏に仕える身となります。お寺によっては、外国人も受け入れているところがあるようで、日本人も含めて、外国人で出家経験がある人も少なからず存在するようです。
タイのお坊さんは、とても尊敬される立場です。人々は丁寧なワイ(合掌)をしてあいさつしてくれますし、病院に行っても無料で治療してもらえます。たとえ、1ヵ月だけのにわか坊主であっても、出家している期間はお坊さんとして扱われるのです。だからと言って、出家してまで病院に行くこともないですが。
タイ語を一生懸命に勉強している頃は、僕も一度は出家してみようかと思っていましたが、でも、最近は、眉毛がない姿をさらすのはどうかなぁと思ったりもしています。
でも、まぁ、いつか、機会があったら、短期間の出家はチャレンジしてみたいと思っています。