タイで使われているお金はバーツです。
そのため、タイに行くときは日本円をタイバーツに両替しなければなりません。でも、日本ではあまり両替できるところがなく、両替のレートが良くないので、ふつうはタイに着いてから空港の両替窓口や街の両替所で両替します。
ところで気になるのは、1バーツは何円くらいなのかということです。
これは某銀行のある日の両替のレートです。タイで両替できる場所では、これと同様に、両替レートが掲示されています。この両替レートは銀行ごと、両替所ことに違いますので、たくさん両替する方は、よく見比べてから両替したほうが良いかもしれません。
では、どこを見るのか・・・
この表示では、BANK NOTEと書かれていますが、これが現金のことです。もしも、トラベラーズチェックから両替したい場合には、レートが異なります。ここでは現金のレートを使って説明します。
日本円をタイバーツにするときには、銀行が日本円を買ってくれることになります。そこで、「JPY」の「BUY」の欄を見ます。すると、30.40と書かれています。これは、「銀行は100円を何バーツで買ってくれるか」ということです。(買うとか売るとかいうと、どっちが何を買うか、わかりにくいので、掲示されているBUYとSELLを見比べて安いほうが自分がタイバーツにするときのレートだと覚えておいてください。)つまり、10,000円では、この100倍、3,040バーツを手に入れることができます。(銀行で表示されているレートに加えて手数料を取られる銀行もあるかも知れませんが、タイの多くの両替窓口では手数料込だと思います。)
銀行によっては、0.3040と書かれている場合がありますが、その場合には「1円を何バーツで買うか」ということが示されています。為替レートは単位通貨1に対していくらという表示になっているので、アメリカドル(USD)なら1ドルに対して33.44バーツ、1ユーロに対して49.40バーツという表示になっていますが、日本円の1円は小額なので、銀行によっては100円に対しての表示をしている場合があるわけです。
さて、それでは、100円=30.40バーツというのは、1バーツが何円なのでしょうか?
電卓で100÷30.40を計算すれば簡単に答えは出ます。この例では1バーツ約3.3円(3.2894…)ということがわかります。
数年前には1バーツが3円弱だったこともありますが、もっと昔は1バーツが5円だったりしたこともあったようですし、今のレートが高いのか安いのかについては一概に言えないと思います。
為替は常に変動しているので、今、1バーツ=3.3円であっても、来月は3.5円になっている場合もあります。旅行中、昨日と今日のレートが違うことも珍しいことではありません。あまり細かい数字の変化に神経質になる必要はないと思いますが、長期滞在したり、大きな買い物をしたりするときには、両替のタイミングを考えたほうが良いかも知れません。
インターネットでタイバーツのレートをチェックするには・・・
バンコク銀行ホームページ
サイアム商業銀行ホームページ