テレビで見てアマゾンで購入。
さっそく読みました。
文字も大きく、行間もあるので、あっという間に読み終わりました。
値段は1300円(+税)なので、買っても損したという感じもないですが、買わなくても良いかなと思いました(笑)お寺やお坊さんの台所事情などが、少しわかる内容です。
この本の中で、お布施のことがたくさん書いてありますが、もともと仏教では、お布施は信者が布や食べ物を僧侶に持ってきたと書いてありました。
そう、まさに、タイの仏教の姿そのもの。
タイ人は、ことあるごとに、あるいは、ふだんから時間を見つけては、お寺に行き、タンブンをします。タンブンは徳を積むことですが、日本の仏教でいえばお布施ですね。寄付です。
お布施は何かの代金としてお坊さんに渡すものではないんだそうです。
「自分で貯めこまずに、人に施しをすることで心が軽くなる修行」なのだそうです。
また、この本の中で、お釈迦様が弟子に、金持ちの家ではなく、貧しい人々の家を回りなさいと言った逸話が紹介されていました。(この話しの元ネタは、『「そ・わ・か」の法則』小林正観著、サンマーク出版だそうです)
その理由を弟子に問われてお釈迦さまは
「貧しい人々は、自分が貧しいと多いつづけてきて、他人に施しをすることや与えることをしてこなかった人が多いのだ。他人に施しをすることで容易に救われるのだから、救いに行ってあげなさい。そのための托鉢なのです」
と言ったそうです。
つまり、タンブンすることで、タンブンした人が救われるというわけです。
タイでタイ人の友だちとお寺に行くと、タンブンすることはあったのですが、そう考えてみると、もうちょっと積極的にタンブンに行ってもいいなと思いました。
でも、日本では…うーん
タイのお坊さんのように、煩悩を捨てているお坊さんと日本で出会えたら、日本でもタンブンしたいなぁと思いました。