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オシリを洗いたい!?

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先月、タマサート大学の学生が東京で10日間ほどの研修を終えた最終日、彼らは日本で学んだこと、気づいたことをまとめたプレゼンテーションをしてくれました。
各学生がそれぞれ気づいたこと、発表したいことを交代で話していたのですが、その中で、一人の女子大学生がトイレのことについて話していました。
滞在中、タイ人学生が滞在したのは、ホテルではなく、研修などで宿泊できるところで、旅館の大部屋みたいなところで寝泊まりをしていたようなのですが、そこのトイレはふつうの洋式トイレだったようです。ただし、大きいほうが終わったあとにお尻を洗うウォシュレット(シャワートイレ)は付いていなかったようなのです。
その学生が言うには、タイ人は事が済んだあとは、水でお尻を洗わないとスッキリしないというんです。それで、彼らは滞在中、その宿泊場所では大きいほうの用をたさずに、大学の中のウォシュレットがあるトイレで用を足していたというんです。
上の写真のように、タイのトイレには便器の横に小さなシャワーヘッドがあるのが普通です。タイ人は用を足したあと、それでお尻を洗うんです。とっても衛生的。小さな頃からお尻を洗うことがふつうだった彼らには、お尻を洗わないなんてありえない、というわけでしょうね。
さて、今のは日本のトイレになくて困った話ですが、日本のトイレにあって良かったと思ったものも紹介していました。それは、女性トイレにある「音姫」。男性には馴染みがないかも知れませんが、女性は用をたしている音を他人に聞かれたくないという気持ちから、座るとすぐに水洗トイレの水を流したり、あるいはトイレットペーパーのロールを引っ張ってカラカラと音をたてているわけですが、この「音姫」はトイレの壁に設置されていて、ボタンを押せば、一定時間、水が流れているような音を出してくれて、あの音をかきけしてくれるという仕掛けです。
そのタイ人女子学生は、いつもはトイレットペーパーをカラカラと引っ張って音を誤魔化しているそうですが、この「音姫」があればエコだと言っていました。
ちなみに、日本の女の子の中には、iPhoneアプリの「トイレdeECO」などを使って、音を消している人もいるようです。アプリを起動してボタンを押すと、やはり水の音が流れるというものですが、ボタンを押して止めると、節約できた水の量?が表示されます。水や紙を無駄遣いしない工夫、いいですよね。ぜひ、英語版、タイ語版も出てほしいものです。

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アップナーム(シャワーを浴びる)

先月、僕がバンコクに行ったときには、かなり暑くてビックリでしたが、そんなバンコクも今は乾季らしく、涼しいようですね。バンコクではちょっと涼しいくらいの気候ですが、チェンマイなどでは朝晩はかなり寒くなる時期です。
タイ語で「アップ・ナーム」という言葉がありますが、これは「水を浴びる」という意味で、「シャワーを浴びる」という意味で使われます。が、たとえば、安いアパートに住んでいるタイ人学生などは、部屋では冷たい水しか出てこないので、アップナームするときには本当に「水を浴びる」わけです。
この時期、スーパーに行くと電気温水機を山積みにして売っていたりします。これをバスルームの壁に取り付けて、水道からの管をつないで、温水シャワーが浴びられるようにしている家もありますが、学生アパートではそんな贅沢はありません。
そのため、この時期にシャワーを浴びると、バンコクでさえかなり寒いようです。僕も、数年前の2月に、チェンマイの友人宅に泊めてもらったときには、母屋とは別にトイレと水浴びのための簡素な建物があり、気温も低い中の朝晩の水浴びは、修行のように寒かったことを覚えています。
このように乾季にアップナームするのは寒いのですが、タイ人は基本的に朝晩シャワーを浴びます。ほとんどの人がカラスの行水のようで、短時間で水浴びするようですが、それでも朝晩水浴びして身奇麗にしておくことがエチケットだと思っているのです。