バンコク夜遊び娘に朗報です。バンコクで夜遊びした後、問題になるのがタクシーで帰ること。バンコクのタクシーは身元がはっきりしない車も多く、これまでいろいろな事件も発生しています。タイ人女性も、夜、一人でタクシーに乗るのは危ないと言っています。まして、お金持ちと思われている日本人女性が一人で乗るのは、ちょっと危険度が増すかも知れません。
バンコクの日本人向けフリーペーパーDACOを読んでいたら、最近、GPS付タクシーが走っているそうで、月に200台ずつ増えているそうです。そして、このタクシー、GPSを積んでいるために、タクシーのコールセンターからモニターすることも可能だそうです。DACOの記事をまとめると、夜遊び娘なあなたがすべきことは、まず、帰りたいと思ったら1681(コールセンター)に電話して、GPS付きのタクシーを配車してもらこと。そして、コールセンターのオペレーターに目的地に着くまでモニターするように頼むこと。こうすれば、ドライバーもモニターされていることは分かっているでしょうから、変な行動をしにくくなるというわけです。
それでも、やっぱり挑発的な服装や金目のものをちらつかせるのは慎むべきでしょう。それから万が一のために、タクシーナンバーを控えることも重要です。
そして、もしもモニターしてもらったら、目的地に到着後、オペレーターに再度電話して「無事に着きました。ありがとう。」を言うことも忘れずに。もちろん、男性がこの方法でセキュリティを高めてもOKだと思いますよ。お試しください。
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98.5エフエム
2005年2月、バンコクの中心地、エラワンとCentral World Plaza(旧World Trade Center)が向かい合っている交差点の近くを歩いていると、雨でもないのに傘をさしながら交差点周辺を歩いている赤いお姉さん3人組を発見しました。
なんだろう?
よく見ると、傘には「98.5 F.M.」と白地に青く書かれていて、お姉さんたちは歩行者用信号が青になるたびに、横断歩道の真ん中まで歩いてきて、傘を持ってポーズをとっていました。
これって、FM放送局のプロモーションなんですね、きっと。バンコクでは自動車の渋滞は当たり前ですから、ドライバーのラジオの聴取率も高いのでしょう。そう思って『バンコク便利帳』(2003)を開いてみると12のFM放送局が載っていましたが、98.5MHzのFM放送局は載っていませんでした。ということは新しい放送局?
そんなことはともかく、バンコクのほとんどの交差点には警官が詰めている交番のようなものがあって、その中で信号機の切り替えを手作業で行っているんですが・・・そんなお仕事中のお巡りさんのまん前で、こんな格好で、横断歩道の真ん中でポーズを取っていても、別に何も言われないようでした。
さすが、メイペンライの国だなぁという思う一コマでした。
スターアニス (Star Anise)を探せ!
★スターアニス(Star Anise)は、和名を「トウシキミ」、中国では「八角茴香」、「大茴香」と呼ばれ、日本でも一般に「八角」と呼ばれている。中華料理の香辛料「五香粉」の材料で、独特の香りをもっている。
バンコクに住んでいたある日、大阪に住んでいる友だち(妹分)からメールが来た。
「ねぇ、お兄ちゃん、タイで八角を安く買えないのかな。
仕事で必要なんだけど、日本では高くて・・・」
なんで彼女が八角を必要としているのか、最初、まったくわからなかった。僕の中では八角はスパイスの一種。花屋さんを家業としている彼女には、あまり関係ないと思ったから。まさか、中華料理屋に転職!?そんな話も聞いてないし・・・。さらに、シナモンスティックも必要だと言っている。なぜなんだろう。喫茶店もやっているのか!?
彼女が八角とシナモンスティックを必要としている理由はともかく、八角は中華で使うスパイス。タイにはたくさんの中華系タイ人が住んでいるし、いろいろな物資が中国から輸入されているのだから、八角もあるに違いない。しかし、一つ、重大な問題がある。八角をタイ語でなんというのかわからない。シナモンスティックも八角もバンコクで探すためには、タイ語でなんというかわからなければ発見できないだろう。
そこで、まず、インターネットで検索して、英名と写真が出ているサイトを探し出し、プリントアウトしてみた。調べてみると、間違ったものの写真を掲載しているサイトもあったが、正しいサイトを2つくらいずつプリントアウト。ちょうど、その頃、習っていたタイ語の先生は年配のタイ人だったので、この人たちにこの写真を見せてタイ語の名前を教えてもらった。
もしもあなたが花屋さんなら、もうすでにピンときているだろう。後で彼女にきいた話によると、八角やシナモンスティックはクリスマス・リースを作るときに使う材料なのだそうだ。そういえば、八角やシナモンスティック、クリスマス・リースについているような気がするが、そう言われるまで、スパイスがリースに使われているなんて考えていなかった。
さて、バンコクで食材を探すとしたら・・・。まず行ってみたのは、クロントーイ市場。午前2時頃から活況となるバンコクの台所と言った市場だが、ここで見つけたのは既に粉になっているスパイス。料理するときには、そのほうが使い易いだろうが、クリスマス・リースに使うためには原形でなければ意味がない。しかも、大量に買う必要があるわけだから、ふつうのスーパーマーケットで小分けにして売られているものを買うのも不経済だ。
こうなれば、やはり、あそこしかない。バンコクの中華街「ヤワラート」。中華街のどこにスパイスの店があるのか、知っているわけではないのだが、中華街にないはずがない。ある土曜日の昼間、タクシーでヤワラートに向かった。
タクシー・ドライバーに、中華街の中の市場に連れて行ってくれとタイ語で頼んだ。降ろされたのは、小さな路地の両側に、さまざまな食材屋が並ぶところだった。こんな怪しげな市場でいいのかなぁ。それ以前に中華街に来たときにも、この路地を歩いたことがあった。しかし、ここにスパイス屋なんてあるのか?
スパイス屋は意外に簡単に見つかった。最初、あまりにも雑然と物が売られていて何屋だかわからずに通り過ぎてしまったものの、大きなスパイス屋だったので見つけることができた。しかし、その路地にあるスパイス屋は、その店1軒だけで、あまり苦労せずに見つかったのは幸運だったような気がする。
店のマネージャーっぽいおばちゃんに海外への配送をしていないのか聞くと、日本には取引先があるからそこから買ったほうが良いと言われた。その取引先というのは、横浜中華街にある中華食材の輸入会社のようだった。しかし、日本の会社を通したら価格が高くなってしまうことは明らかだ。この店と直に取引しなければメリットが減ってしまう。この店としても、大口取引でない限り、輸出手続などの面倒なことはしたくないということなのだろう。
ちょうどその翌週、一時帰国を予定していた僕は、ハンドキャリーで少し持っていくことにした。
シナモンスティックと八角をそれぞれ2キロずつ。シナモンスティックはキロあたり45バーツ、八角は90バーツ、2キロずつで合計270バーツだった。全部で1000円もしない。日本で同じ量を買ったら何万円なんだろうなぁ。翌週、僕は八角の香りがするスーツケースを持って成田空港に降り立った。
ビニール袋消費大国
タイの街を歩いていると、さまざまな屋台があります。タイラーメン屋台、果物、飲み物、昆虫・・・。そして、大概のものは持ち帰りができるのですが、そのとき登場するのがビニール袋です。
たとえば、飲み物。車で移動中、喉が渇いたからアイスティー(チャーイェン)やコーラを買おうと思ったとき、このように袋に入れてもらいストローを刺して飲みます。飲み物の場合、この写真のように、取っ手というか、持つところがある袋に入れてくれます。この取っ手が、とっても(?)便利(汗)。車の中なら、どこか突起物を探してぶらさげたり、オフィスでは机の引き出しのつかむ部分など、とにかく飛び出ているところにぶらさげられます。
氷がいっぱい入っているため、うまくおけば平らなところでも、こぼれずに立ってくれることもあるので非常に携帯性にすぐれているのです。ちゃんとした店の場合、プラスチックカップもあるのですが、持ち歩きのスタイルによって、袋に入れてもらうか、あるいはプラスチックカップにするか、選択できます。
冷たい飲み物はいいのですが、どうも気になるのが、暖かい食べ物の持ち帰りのときです。この写真、タイラーメンを屋台で買ってきたところですが、麺とスープを分けてビニール袋に入れてくれています。もちろん、スープは熱々です・・・
ビニール袋と言いましたが、果たしてこれが本当にビニールなのか、ポリエチレンなのか、僕にはよくわかりません。ただ、こんなに熱い液体を入れたら、何かが溶け出すのではないか・・・という心配がこみあげてきます。環境ホルモンが溶け出していて、僕がそれを摂取するとメス化してしまうのではないかと・・・??
このような心配から、僕は滅多に熱いものをビニール袋に入れてお持ち帰りすることはなかったのですが、でも、年に2度くらい、ビニールに入って来たものを食べることがありました。
ところで、屋台のおばちゃんがビニール袋に食べ物を入れて、輪ゴムでとめてくれる技は圧巻です。なんだか、クルクルクル、ピシッって感じで、ビニール袋はあっという間に、適度な空気を入れて膨らませた状態になり密閉されます。タイの屋代では袋詰めになったお菓子も、ビニール袋に小分けされ、ビニール袋は膨らんだ状態で、輪ゴムで密閉されて並べられて売られています。このように袋を膨らませた状態にすることは見た目にもきれいですが、スープなどの汁物の場合は開け易いようにという実用的な理由もあるのだと思います。
郵便ポスト
バンコクの街角の郵便ポスト
バンコクの歩道でときどき見かける赤い箱。郵便ポストです。やっぱり郵便ポストは赤いんですね。しかも、これ、以前に見たロンドンの街角にある郵便ポストに似ています。
郵便ポストは家の近くにあったものの、切手を売っているところが家の近くにありませんでした。封書を投函したいときは、住んでいたアパートのレセプションに預けると、配達に来る郵便屋さんに頼んで投函してくれるので、なんとかなっていたんですが、ちょっとした小包を日本に送りたいときなどは、Big-CやCentralデパートの中の小包発送屋さんに頼みました。バンコク市内では、このように郵便や小包を発送してくれる店が点在していて、たとえば、BTS駅プロンポン(Emporium前の駅)のブリッジにあったり、MBKの中にもあったりします。郵便小包などを発送依頼する場合、たぶん送料の10%くらいの手数料を取られますが、箱や梱包材も売っているため、送りたいものを持っていけば、その場でパッキングまでしてもらえます。(もちろん箱、梱包材は有料です。)
ロンドンの郵便ポスト
しかし、日本に帰国する際の引越荷物は、たくさんのボール箱だったので、郵便局を探して発送しました。日本と同様に、郵便局には大きな局と小さな局がありますが、大きな局は数が少ないし、小さな局はあまり目立ちません。探してみると小さな郵便局は大きなオフィスビルの1階にあったり、目立たないけど表通りにあったりします。
僕は引越荷物発送のときに、別々に4ヶ所の郵便局から発送しましたが、郵便局によって(あるいは担当者によって?)発送荷物の荷造りの作法があるようでした。たとえば、中央郵便局に行った時は、僕が箱に十字にかけて持ちやすくしておいた紐を切ってしまって、そこで黄色いプラスティックのテープを十字にかけられ、テープ代を請求されました。また、パトゥムワンの郵便局では、箱の横に大きくあて先を書いた紙を貼るように言われ、その場で、紙とマジックを渡されました。
僕の経験では、郵便局局員は、タイにしてはあまり愛想はよくなかったですが(やはり役人だからでしょうか)、それでも荷物はちゃんと日本に届きました。しかも、すべて船便で送ったのですが、だいたい発送後2週間以内、速いものは1週間ちょっとで届きました。タイと日本の間は、たくさんの船が航行しているんでだなぁ~と、つくづく感心してしまいました。
MacDonaldの発音
タイ人に「マクドナルド」と言っても、なかなか通じません。英語の発音で言ってみたり、いろいろ説明してみたところ、やっとわかったらしく、「あぁ、メークドーナルね」と言われました。なんで、「メークドーナル」なんだ??「メー」(「メー」のエは日本語の「エ」よりも口を開いて発音するあいまい母音です。)で始まるのはおかしいだろう・・・ずっと、そう思っていたんですが、つい最近、シミジミと看板をながめてみたら、タイ語で「メークドーナル」と書いてあることに気づきました。
ん?でも、なんでタイ語の綴りがこうなったんでしょ?
あっ、最初の母音が長母音なのは変だけど、短母音にすれば英語に近いですね。
ちなみに、タイのドナルド(英語ではロナルド)は、タイ式の挨拶「ワイ(合掌)」をしています。ワイは相手によって、挙げる手の高さが違います。相手への尊敬の度合いが高ければ高いほど、合掌した手の先は額(眉間)に近づいていきます。ドナルドは胸の高さのワイですから、フツウレベルですね。
タイで携帯電話を買う!?
「日本の携帯をタイで使う!?」ことについては、すでに書きましたので、きょうは「タイで携帯電話を買う!?」ことについてご紹介しましょう。
タイに頻繁に行く方あるいは長期滞在する方は、日本の携帯を使う方法、あるいは海外で使える携帯を日本でレンタルしていく方法では、かなり料金がかさんでしまいます。そこで考えることは、タイで携帯電話を買えないか、ということ。
答えは簡単。買えます。
大丈夫です。タイで携帯電話は簡単に買えます。さて、買うべきものはというと、携帯電話機(端末)とネットワーク会社が販売しているプリペイド式携帯電話のSIMカードです。まずは、携帯電話機についてご説明しましょう。
■GSM方式の携帯電話を買う
タイで利用されている携帯電話の方式はGSMと呼ばれて、ヨーロッパやアジアの多くの国々で採用されているものです。タイで使える携帯電話を購入するということは、このGSM方式の電話を購入するということで、実はタイで購入しなくてもかまいません。ただし、タイ以外の国で購入した携帯電話の場合、その電話で接続できるネットワーク会社が固定されている(SIMロックされている)と、タイで使用することができません。もしもタイ以外の国で購入した携帯電話があって、SIMロックされているかも知れないという場合、ダメもとでよければ、それをバンコクのMBK(マーブンクロン)に持って行って、SIMロックがはずせるかきいてみても良いでしょう。SIMロックがはずせる保証もないし、はずせたとしても、その携帯電話の調子が悪くなる場合もあるようなので、あくまでも自己責任で実行してください。
タイ以外で購入しても、SIMロックしていなければフツウに使えるはずですので、新たに購入する必要はありません。持っていない場合で、香港など、携帯電話が安いところに行く機会がある人は、タイ以外の国で購入して持ち込むという手もあると思います。
■バンコクで買うならMBKに行く
バンコク携帯電話を売っているショップは、大きなショッピング・モールには必ずあるし、繁華街にもたくさんショップがあります。ただし、小さなショップの場合、扱っている機種の種類が少なかったり、在庫が切れていたりしますので、いろいろ見たいし、安く買いたいと思う方はBTSのNational Stadium駅に隣接のMBK(マーブンクロン)に行きましょう。
MBK4階には携帯電話のショップが軒を連ねています。中古の携帯電話を売っている店もあります。店ごとに、扱っている機種が違いますので、気に入った機種を見つけたら、同じ機種を売っている他の店も探して、価格を比較してみましょう。新品で安いものは4000バーツちょっとくらいからあると思いますが、人気の機種は1万バーツ前後が中心かと思います。2万バーツ以上の高級携帯電話もあります。
最近、タイの若い女の子たちの携帯電話選びの基準は、写真が撮れるか、ムービーが何秒録れるかなど、映像の機能重視の傾向があるようです。これは最近、カメラ付携帯電話が増えてきたので、今、そこに興味が集中しているということなのだと思いますが、日本の携帯電話に比べると、まだまだ解像度が低いものが多いです。
■SIMカード(スターターキット)を買う
携帯電話機を買ったら、プリペイド携帯のSIMカードを購入します。これは、携帯電話を買った店でも売っていると思いますので、番号にこだわりがなければ、その店で購入しても良いと思います。このSIMカードを購入して、携帯電話にセットすれば、特別な契約手続きなしに携帯電話が利用できるというわけです。
タイの代表的なプリペイド式のSIMカードは、AIS One-2-Call、DTAC Happy DPrompt、Orange JustTalkの3種類です。それぞれ、通話可能地域などが違いますが、AISはいわばドコモのような存在で、先行者でもあり、通話地域も一番広いと思います。一方、最後のOrangeは通話地域は大都市周辺となりますが、料金が安いようです。
通常、SIMカードのキットは350バーツ~400バーツくらいだと思います。ふつうの携帯電話ショップでSIMカードを買う場合、そこで在庫している中から好きな番号を選ばせてくれると思います。が、もっと良い番号が欲しい、もっとカッコ番号にしたい、という場合には、プレミア番号を販売するショップで選ぶことをお薦めします。これも、MBK4階にあります。天井から吊るされた紙に、電話番号と料金が書かれている店がそれです。ものによっては数千バーツもの値がつけられています。
最近、テロ対策で、プリペイド式のSIMを購入する場合にも身分証明の提示が必要となったようです。買いに行くときには、パスポートを忘れないようにしましょう。
なお、通話料は最初のスターターキットに50バーツ分とか100バーツ分が含まれていますが、それ以後はりフィルカードを購入して、通話料を先払いして行きます。このリフィルカードには、50、100、200、500など、いろいろな金額のものがあり、携帯ショップでも、コンビニでも売っています。カードを購入したら、裏面をスクラッチして、そこに書かれたピンコードなどを使って、自分の携帯電話番号にチャージするようになっています。
また、このように買ったSIMカードには有効期限があります。プリペイドの残高のあるなしに関わらず、ある期間が過ぎるとその番号は無効になってしまうのでご注意ください。
日本の携帯をタイで使う!?
昔は人と待ち合わせするには前日までに連絡を取り合って、待ち合わせの場所と時間をきっちりと決めたものでした。しかし、携帯電話の登場で、最近は、そんなことをすることも少なくなってきました。だいたいの時間、だいたいの場所を決めて、あとは携帯電話で連絡を取り合えばOK。そんなライフスタイルが普通になっています。
ところが、これまでは日本の携帯電話は独自の規格で発展してきたため、海外の携帯電話のネットワークから孤立しているものでした。そのため、海外に行くときは、海外用の携帯電話を国内でレンタルして行くしか方法がありませんでした。携帯電話のレンタル料金も高く、また通話料金も高いサービスを利用せざるを得ませんでした。
現在でも、日本の携帯電話番号にかかってくる通話を海外にいるときにも着信したいという場合には、各携帯電話会社のレンタルサービスを使うという方法があります。しかし、最近、海外でも使用できる携帯電話機種が販売されるようになったため、国内で使用している携帯電話を海外に持っていっても使えるということも可能になってきました。
2005年4月現在、ドコモの場合には国内と国外の両方で使用できる機種は、FOMA N900iGの1機種のみです。それ以外の機種を使っている方は、FOMA用またはMOVA用のレンタルサービスドコモWorld Wing/World Walkerを利用することになります。このほか、ドコモではMOVA用のWorld Walker G-CardまたはFOMAカードを海外用携帯電話(これは自分で用意します)に入れて使うという方法もあります。
日本で使っている携帯をそのまま持っていくことができる・・・そんなサービスが一番進んでいるのがボーダフォンです。現在、8つの機種がVodafone国際ローミングに対応しています。それ以外の機種の場合には、海外用の携帯電話機がレンタルされるVodafone Global Rentalというサービス(有料)があります。
auの場合には、国内・海外両用の機種が2種類。au Global Passportというサービスを利用することになります。それ以外の機種は、海外用携帯電話のレンタルサービス、auモーバイルエクスプレスを利用するというわけです。
このように近年、一部の機種ではありますが、日本で使っている携帯電話も持っていけるようになって、便利にはなりつつありますが、国際ローミングの料金は決して安くはありません。そこで、次回?は、それ以外の方法、つまり、現地で携帯を買って使う、ということについて書いてみたいと思います。
※国際ローミングでは現地に複数の携帯電話ネットワーク会社があることがあり、その中から利用するネットワークを選ぶ場合があります。現地のネットワーク会社の料金や通話可能エリアなどには違いがありますので、注意が必要です。たとえば、Vodafoneの場合、タイのAIS、Orange、DTACの3社とローミング可能になっていますが、通話料金を見比べると、AISが安いようです。
タイで自動車運転免許を取る!
「タイで自動車運転免許を取る!」と言っても、ここでお話するのは僕の体験談です。ですから、日本で既に運転免許を取得していることが前提のお話になります。また、もう一つの前提はノンイミグラントビザでタイに滞在していることです。残念ながら観光ビザでは、運転免許を取得できません。
もしも、ノンイミグラントビザでタイに住んでいる方で日本で運転免許を取得していない方は、タイで試験を受けて免許を取るという方法があります。日本の運転免許から書き換える場合も、新しく免許を取得しようとする場合にも、『バンコク便利帳』(タイでは399バーツ、日本では2381円+税)に出ていますので参照してください。この本には、タイで生活しているときに遭遇するさまざまな事柄についての情報が掲載されているので、長期滞在される方にはオススメです。タイでは紀伊国屋書店、東京堂書店などの日本語書籍の書店で販売されています。日本でも一部の書店で販売されていますので、タイに行く前に読みたい方は入手してください。(でも、待てるならタイで買ったほうが、かなり安いです。)
ご紹介した本を読めば、手続き方法はわかってしまうので、この先を読まなくても良いかも知れないですが・・・(汗)
2004年1月、せっかくタイに住んでいるのだから、タイの運転免許を取ろうと思い立ちました。試験を受けてみたいような気もしましたが、大変そうなのと、平日は仕事があるため自由時間があまりないので、最短時間で取れる方法を考えることにしました。
日本の運転免許を持っている場合、さきほどの『バンコク便利帳』には次の書類が必要と書かれています。
1.申請書
2.パスポート
3.日本の免許証
4.免許証の翻訳証明
5.在留証明
6.健康診断書
7.写真2枚
8.手数料
では、それぞれについて、補足をしてみましょう。
1.申請書
行ってからもらって書けば良いです。
2.パスポート
今、有効な日本のパスポートを持っていきます。先ほども書いたように、ノンイミグラントビザがないと申請できません。それで、パスポートはコピーを提出することになるので、行く前にパスポート番号や有効期限が書かれているページ、ノンイミグラントビザのページをコピーしておくと、申請するときの手間が省けます。ちなみに、コピーには余白にサインをしておきましょう。タイではこのように身分証明書などの重要書類をコピーする際には、必ずコピーに本人のサインをすることになっています。
3.日本の免許証
これもコピーとともに持っていきます。コピーにはサインを忘れずに。
4.免許証の翻訳証明
これは大使館領事部で発行してくれます。パスポート、免許証を持って領事部に行ってください。在留届が出ていないと受け付けられないのかも知れません。いずれにしても在留証明も必要なので、在留届を出してから、証明書の発行を申請してください。発行までに日数がかかりますので、注意してください。手数料1690バーツ。
5.在留証明
英文の在留証明は正式には『在留届出済証明』というようですが、とにかく在留届に書いた住所を証明してくれるものです。日本語の在留証明では受け付けてもらえないので、英語の在留証明をもらってください。これも大使館領事部です。発行には日数がかかります。手数料810バーツ。
参考:在タイ日本大使館領事部『旅券・証明窓口サービスについて』
6.健康診断書
これは街角にあるようなクリニックでOKです。バンコク病院のようなところでも、もちろん、運転免許用の健康診断書を書いてくれますが、数百バーツかかります。僕は、プラトゥナームの小さなクリニックに入って、運転免許用の診断書が欲しいと言ったところ、何も調べず、その場で書いてくれました(汗)・・・50バーツ。
7.写真2枚
『バンコク便利帳』には3×4 cmの写真が2枚と書かれていますが、これがちょっと怪しいです。というのは、僕の免許証には2.5×2.5cmの写真が貼ってあるからです。3×4cmの写真を切って貼っても顔の部分が大きなものになってしまうからです。僕が行ったときは、3×4と2.5×2.5と両方を持っていったような気がします。僕の場合、いつも証明写真を多めに持っているので、トラブルにはならず、あまり記憶に残っていないのですが、写真のサイズは重要だと思います。でも、申請する場所、つまり陸運局でも証明写真が撮れるので、お金させあれば、写真のことは解決できます。
8.手数料
105バーツです。免許の手数料より、大使館の証明書の手数料のほうが、たくさんかかります。
これらの書類を持って、自分の居住地区を管轄する陸運局に行きます。僕の場合は、チャトゥチャックの本局だったので、人が多く、かなり時間がかかりました。初めて申請する場合には、書類をもって色覚検査の場所に行ったり、させられましたが、なんとか無事に1年間有効な免許をもらうことができました。
苦労したのに1年だけ?そうなんです。最初は1年間だけなんです。ところが、2005年1月に免許の更新をしたところ、5年間の有効期間がある免許になりました。どちらにしてもタイで車を運転することは滅多にないのですが、免許証を持つもう一つの利点はパスポート番号も記載してくれるということです。外国人としてタイに住んでいるとき、本来は身分証明としてパスポートを常に携帯すべきなのでしょうが、パスポートの紛失のリスクを考えると、なかなかパスポートを持ち歩く気にはなれません。そこで、僕は、とりあえずパスポートのいろいろなページをコピーして、これを携帯していたのですが、さらに運転免許証を持っていれば自分のタイの住所が明記されている写真付きの身分証明書なので、身分を明確にできるという安心感がありました。(実際には警察官に身分証明の提示を求められたことはありませんが。)
また、タイではディスコなどお酒を販売している店に入る際に年齢チェックをしているときがありますが、そういうときに免許証があると生年月日の欄があるので役にたちます。もっとも、僕の場合、顔を見ていただければ、もうお酒を飲んでもいい年かどうか、すぐにわかると思うんですが、それでもときどき提示させられることもありました(嬉)。
僕の場合には、車の運転の必要性があって免許を取ったわけではありませんが、僕とは逆に本当にタイで車を運転される方、特に3ヶ月以上滞在してレンタカーを運転される方などは、国際運転免許ではなくタイの運転免許を持っていることが必要となる場合があるようですのでご注意ください。
バンコクのタクシー
バンコクの中心部にはタクシーがたくさん走っています。流しのタクシーもいれば、ホテルの前で客待ちをしているタクシーもいます。日本と同じように、雨が降るとタクシー需要が一気に高まり、タクシーをつかまえにくくなりますが、雨のときと早朝以外はだいたい簡単につかまえられます。初乗り料金は35バーツ(約100円)。400メートルごとに2バーツずつ加算されていくほか、低速走行(停止)中には時間単位で加算されるというのは、日本と同じようなシステム。バスは5バーツで乗れてしまうので、それに比べると高い乗り物です。でも、日本人も含めた外国人観光客にとっては、それほど高い乗り物ではないし、タイ人も、かなり気軽に利用しています。僕が以前働いていたエカマイのオフィスの隣に高校がありましたが、そこの高校生の中にはタクシーで校門に乗り付けている生徒もいたほどです。
しかし、バンコクのタクシーはキケンとも言われます。タクシー強盗、レイプなどの事件も少なからず発生しているようです。そこで、きょうは、バンコクのタクシー事情をまとめておくことにします。
■個人タクシー
バンコクの街を歩いていると、車体を色々な色に塗られているタクシーを見ることができます。その中でも、車体の下半分を緑、上半分を黄色く塗っているタクシーをとてもよくみかけますが、これが「個人タクシー」です。この個人タクシーという言葉に、日本人は「信用できる」という先入観を持つ傾向がありますが、タイの場合、まったく逆と思っておいたほうが良いほど、日本での先入観はキケンです。
個人タクシーは、会社に所属しているというわけではなく「個人」でやっているタクシーということに過ぎません。日本のように、長年タクシー運転手をして、安全運転で云々ということは、まったく関係ありません。単なる個人経営タクシーなのです。しかも、この黄色と緑のタクシーは、簡単に借りることもできるそうで、誰でもすぐにタクシー運転手になれるというわけです。そして、この個人タクシーの車は、又貸しされていることもあるため、何か事件があっても、後述するタクシーナンバーだけでは運転者を特定することができないという問題もあります。
もちろん、個人タクシーでもマジメにやっている人はいます。社内をきれいにしている新車の個人タクシーに乗ったこともあります。が、そうでないことのほうが多いような気がします。そこで、最近、僕はなるべく他の色のタクシー(会社によって営業されているタクシー)に乗るようにしています。
■会社によって営業されているタクシー
代表的な会社営業タクシーは、下半分が赤、上半分が水色のツートーンの車体。上記個人タクシーの緑と黄色のツートーンと、この赤と水色のツートーンはバンコクの街中でよく見かけます。最初、こんなにたくさんの車を持っているタクシー会社なのかと思いましたが、どうやら、そうではなく、タクシー会社の多くが同じ色に塗った車を使っているようです。
しかし、会社営業のタクシーの車体の色は、この赤と水色のツートーンカラー以外にもいろいろあります。車体を水色一色で塗ったタクシー、黄緑色のタクシー、紫のタクシー、オレンジのタクシー…いろいろな色のタクシーが走っていますが、これは皆会社営業のタクシーです。多くの場合、タクシーは車体の屋根の部分に”METER”と書いたものを付けて走っています。これと車体の色で、一般車と一緒に走っていても見分けがつくというわけです。
■タクシーの止め方
流しているタクシーをとめる場合には、腕を斜め下に出します。日本のように上に上げても止まってくれるでしょうが、タイの人たちは、そんなに派手に手を振ったりはしていません。すっと、体側から腕を斜めに出してタクシードライバーに合図すると止まってくれます。
■乗ってはいけないタクシー
ホテルや観光地の周辺で、路上駐車したりしながら、だら~っとして客待ちをしているタクシーは、やめたほうが良いでしょう。声をかけてくる場合もありますが、相手にしてはいけません。行き先を告げると、「200バーツ」とか「300バーツ」とか言うタクシーは、プチぼったくりタクシー。(バンコク中心部からドンムアン空港まで200バーツくらいで行けますから、バンコク中心部での移動で100バーツ以上かかることはあまりありません。)
バンコクのタクシーは、メーターが付いていて、本来、メーターで料金を請求することになっています。が、メーターが壊れているとか言い訳をしながら、高い料金を言ってきます。他に選択肢がない、タクシーがつかまらないなどの場合、仕方なくそういうタクシーに乗らなくてはならないこともあるでしょうが、そういうときは、メーターを使うように交渉してみたり、値切ってみたりしてみるのも一つの方法です。この辺のかけひきは、屋台で物を買うときに値切るのに近いので、得意な人、不得意な人がいるでしょう。でも、他にタクシーが来ないような場所では、向こうが優位なので、他の交通手段を使えない日本人としては潔く(?)妥協すべきときもあるかも知れません。
僕が住んでいたマンションは、ホテルとくっついていたため、よく敷地内の道路をダラダラと流していくタクシーがいましたが、よく見ると、いつも同じタクシーが走っていました。乗ろうとして行き先を告げると、メーターでいく場合の4~5倍の料金を言ってきます。外国人観光客を狙った、プチぼったくりを専門にしているタクシーです。
ふつう、ホテルの玄関前からタクシーに乗るときは、ホテルマンはそういうタクシーは避けて、ちゃんとメーターで行くタクシーに乗せてくれるはずです。ですから、ホテルに泊まっているときには(泊まってなくても大丈夫だけど)、ホテルのドアマンとかベルボーイにタクシーを頼むと、ちゃんと流しのタクシーとか、怪しくないタクシーをみつけてくれます。さらに、良いホテルでは、お客さんが乗車するときに、タクシーナンバーをメモに書いて渡してくれます。
タクシーナンバーはタクシー後部座席のドア内側に書いてある番号です。以前はタイ文字と数字の組み合わせしか書かれていなかったため、外国人はタイ文字が読めず、あまり役立ちませんでしたが、2004年頃からタイ文字2つに、アルファベット1文字が並記されるようになりました。外国人はこのアルファベットのほうを覚えたりメモったりしておけば、後でトラブルがあった際に、警察に通報することができるというわけです。
■高速で数字が上がっていくメーター
乗ってはいけないと言っても、乗ってからわかる問題タクシーの一つが、すごい速さでメーターの数字が増えていくタクシーです。これは乗ってみないとわからないのですが、乗って走りだして1ブロック走ったくらいでメーターが上がるので、メーターを注視していれば、すぐにわかります。僕は、これまでに3回、このようなタクシーに乗ったことがあります。いずれのときも、あまり遠くまで行くわけではなかったので、目的地の近くまで行ったところで降りました。もしも目的地が遠かったら、すぐに降りて別のタクシーに乗った方が良いでしょう。このような運転手と「あなたのタクシーメーターがおかしいよ」と言ったところで、とぼけられるか、逆ギレされるか…とにかく、こんな仕掛けをしている運転手は危険人物でもあると思いますから、数十バーツを惜しんではいけません。
■英語は通じない
ところで、タクシーに乗ったら、まずは行き先を運転手に告げるわけですが、ここが大きな問題です。ほとんどのタクシーの運転手は英語ができません。たまに英語の勉強をしていたり、日本語で話しかけてくる運転手もいますが、ほとんどの場合はタイ語の世界です。行き先が有名な観光地・場所だったり(例「ワールドトレードセンター」「ワット・ポー」など)、行き先の住所が数字の通り名だったりする場合(「トンロー、ソイ15」とか)は比較的わかりやすいのですが、大きな建物でもタクシー運転手が知らないこともありますので、ホテルに滞在している場合には、タクシーに乗る前にホテルの人にタイ語で行き先を書いてもらうか、あるいは運転手にタイ語で言ってもらうと良いでしょう。(ホテル玄関にドアマンがいるようなホテルでは、ドアマンのほうから行き先を尋ねてきますから心配は要りません。)
注意しておきたいのは、タイ語に入っている英語の単語は、独特の変化をともなって発音されているということです。考えてみれば、日本語だって、英語をカタカナにしてカタカナ発音しているので、外人には分からない発音になってしまったりするわけですが、同じことがタイ語でも起きているのです。例えば、Centralというデパートがありますが、日本人はセントラルと発音するのに対して、タイ人(バンコク方言)はセンターンと発音します。このようなわけで、タクシーに限ったことではないのですが、タイでは簡単な英語でコミュニケートしようとしても通じないことも多々あるので、なるべく英語がわかるタイ人に頼んで、タイ文字で行き先を書いてもらうか、ガイドブックの中のタイ語を指さしてみると良いと思います。
■タクシーのチップ
チップについては、いろいろな考え方があると思いますが、僕はたくさんチップをあげる必要はないと思っています。例えば、メーターに出ている料金が41バーツだったら、45バーツあげれば良いし、57バーツだったら60バーツをあげれば良いと思っています。タイ人の若い人などは、たとえば、51バーツのときに「50バーツでいい?」って言って、1バーツまけてもらうこともあるくらいです。僕も同じように端数が1バーツのとき、たまたま小銭が1バーツしかなく、ちょうどであげようとしたら、1バーツ返してもらったこともあります。ただ、運転手の中には外国人からはたくさんチップがもらえることを期待している運転手もいて、やはり同様に、他に小銭がなく、料金ちょうどになるように1バーツも付けて渡したら、1バーツ硬貨は嫌いだと文句を言い、その挙げ句に1バーツ硬貨を投げ返してきた運転手もいました。
チップは、受け取る方も、あげる方も、人それぞれの考え方なので、一概には言えませんが、僕の場合には、メーターの料金が100バーツ以下の場合には5バーツ刻みでメーターの料金に数バーツを足した金額を渡し、メーターの料金が100バーツ以上の場合には10バーツ刻みで、同様にチップも含めた金額を渡すようにしています。
■急ぐならBTS&地下鉄
タクシーのことを書きましたが、もしも目的地がBTSスカイトレインや地下鉄の駅の近くの場合、スカイトレインや地下鉄を使った方が早く目的地に着くことが多いです。特に、午後3時~8時くらいのバンコク中心部は、渋滞がひどくなります。急いで行くつもりでタクシーを使うと、とんでもなく長い時間をタクシーの中で過ごすことになりかねません。渋滞する時間帯には、出発地に近い駅に行くまで、あるいは目的地に近い駅から目的地までをタクシー利用して、途中をBTSスカイトレインや地下鉄を利用すると、金額的には高くなることもありますが、速く目的地に着きます。