日本で携帯電話を買う場合は、携帯電話会社系列のショップや量販店、あるいは携帯電話専門ショップに行くことがほとんどだと思います。日本のショップでは、その時点で販売されているほとんどの機種が並べられ、在庫されているのがふつうですよね。
一方、タイでも、街中やショッピングモール内に携帯ショップがありますが、携帯端末の在庫状況はバラバラ。自分が欲しい機種がなければ、ショップを何軒も回って探すということになります。値段も店によってバラつきがあるし、小さな店なら値切り交渉もアリです。
日本では、携帯電話は携帯電話会社ごとに異なる機種が販売されていますよね。ドコモならドコモ用の機種が作られています。
しかし、海外では携帯電話は特定の携帯電話会社向けに作られるということは、あまりありません。基本的には、端末は端末という商品として流通していて、携帯電話の回線は携帯電話会社との契約という形で、わけられています。
ときどき、端末は同じだけれど特定の携帯電話会社でしか使えなくしたいという場合に、「SIMロック」という方法で、決められたSIMカード以外では電話として使用できないようにされている端末もあります。
バンコクでいろいろな携帯電話の端末を見比べながら買いたいと思ったら、MBK(マーブンクロン)に行くことをおすすめします。BTSスカイトレイン”National Stadium”駅のすぐ前に立っているビルがMBKで、駅側には東急デパート、反対側にはパトゥムワン・プリンセス・ホテルとつながっています。
MBKの4階に行くと、たくさんの小さな携帯ショップが並んでいます。新機種を売っている店、中古を中心に商売している店、携帯電話の良番のSIMを売っている店…、いろいろあります。中には、Power Buyなどのように大手の家電ショップチェーンの店もあるので、あちこち見て回りながら、携帯電話を探すことができます。
でも、MBKには店の数がかなりあるので、すべてを見て回ることはできないでしょう。もしも、機種にこだわりはなく、通話ができれば良いのであれば、近所のショッピングモールなどで、選択肢が少ない店で選んだほうが、早く決めることができるかも知れません。