まずは写真をご覧ください。ここをどこだと思いますか?
ホテルのロビー?
こちらの写真には、スターバックスも写っていますね。
ここ、ロビーはロビーでも、実際に現場で座っている人たちの様子をみると、ちょっと不思議な光景が目に映ります。車椅子に乗った状態で足にギブスをはめた青年が友人たちと楽しげに話していたり、点滴注射を腕にしながら世間話をしている人がいたり…
そう、ここは病院です。
バンコクにあるバムルンラード病院(Bumrungrad Hospital)です。いや、この病院、ロビーを見ただけで驚いている場合ではありません。いろいろなレストランやファーストフードチェーンの店があるかと思うと、隣接した高層住宅もあり、この病院の敷地だけでも、一つの町のようです。
もちろん診察は英語でも受けられるし、通常診療の時間帯であれば日本語通訳や日本語がわかるナースもいると思うので、あまり言葉の心配をせずに受診できる病院と言えます。ドクターは海外留学経験者が多いので、医療レベルもかなり高いようです。タイに行ったことのない日本人のほとんどは、バンコクを開発途上国の街としてイメージしていますが、実際に行ってみると、都市の中心部には高層ビルが立ち並び、また、このように医療水準がとても高い病院もあるのです。
バンコクにあるもう一つの日本人御用達病院であるバンコク病院(Bangkok Hospital)には、日本人を専門に受け付けている外来「日本人専用クリニック」があります。僕は、ここで予防接種を受けたりしたことがありますが、日本留学経験があるドクターがおり、また、ナースも日本語を話せたので、日本の病院と変わらない雰囲気でした。
ただし、これらの病院は当然ながら、治療費も高いです。保険で全額カバーされる方は問題ないのですが、全額自腹で治療費を払うときには、ちょっと考えてしまうと思います。また、運転免許を取るための診断書などが必要なときは、こういう大きな病院ではなく、街の小さなクリニックに行くことをおススメします。運転免許のための診断書なら数十バーツで書いてくれると思います。(高級病院では、数百バーツかかります。)