今年は3月くらいから雨が降ったりしてましたが、そろそろバンコクでは毎日午後に雨が降るという典型的な雨季の天候を迎えたようです。
タイの雨季は、6月くらいから始まり10月(11月初め)頃まで続きます。
ずいぶん長い間、雨が降り続くと思うかもしれませんが、タイの雨季というのは、朝から晩まで雨が降っている日本の梅雨とは違って、毎日、午後から夕方の間に1、2時間、ざーっと降る雨です。日本人のイメージでは、スコールというのが近いかも知れませんが、そういう雨が降る時期が雨季です。
バンコクのような都会でも、排水設備が十分でないために、短時間に大量の雨が降ると、簡単にあちこちで冠水します。道路が水浸しになっていることは、あまり珍しい光景ではありません。
女の子たちは、いつもサンダルにナマ足ですから、冠水でもなんとかなりますが、靴下と靴で生活している男は、ちょっと困りますね。と言っても、しょうがないから、靴も靴下も脱いで歩くしか方法はないですが。
ただでさえ渋滞が激しいバンコクですが、雨が降ると、さらに渋滞が悪化します。また、タクシーもつかまらなくなります。待ち合わせの人は当然のように遅れてくるようになり、朝から雨のときは、社員が会社に来ないと嘆いている経営者の方もいます。
そんな雨ですが、暑い暑いバンコクの午後に、ざーっと雨が降ってくれると、雨のあと、気化熱で大地の熱がとられて、少し涼しくなります。一時的には湿度も上がりますけど、気温は少し下がってくれます。だから、雨はいやだけど、ちょっと救われるのです。