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タイにはオカマが多い?

タイに何度も行ったころがある人、長期滞在したことがある人は、タイの日常生活の中で、少なからずオカマに遭遇する体験をしていることと思います。ここで言っているオカマは、英語ではLady Boy、タイ語では「カトゥーイ」と言って、女装して化粧をして日常生活をしている元男性?のことです。彼らのすべてが性同一性障害なのかはわかりませんが、性転換手術をしている人も多く、ふつうの男性ではなく、女性またはカトゥーイとしての生活を送っています。
どうやらタイにはこのカトゥーイが多いような気がしますが、他の国と比べて多いのかどうか、実態を比較することは難しいと思います。でも、少なくともタイではカトゥーイは顕在化していて、社会も寛容に受け入れているようです。
僕がタイに住んでいるとき、毎日、エカマイまで通勤していましたが、オフィスの隣には男子高校がありました。毎日、午前8時頃、BTSでエカマイ駅まで通勤していたのですが、ある日、エカマイ駅で降りてオフィスに向かって歩いていると、前に高校生が歩いていました。タイでは、学生は原則として小学生から大学生まで制服を着ていますが、その男子高校生も薄茶色の半ズボンと白い半そでの開襟シャツを着て歩いていました。その制服は、僕のオフィスの隣の高校の制服ですから見慣れているものだったんですが、ぼーっとオフィスに向かっている僕は、なんとなく見えている光景に違和感を感じていました。よく見ると、その高校生の半ズボンもシャツも、ピチピチでボディコン状態だったのです。さらに、その男子高校生は、ちょっとお尻を振りながら歩いていたのです。あぁ~、彼はオカマなんだなと納得しました。男子校なので、さすがにスカートで学校に通うわけにはいかないんでしょうが、全身でオカマであるということを発信している高校生でした。
またあるとき、某大学の日本語学科の女子学生に、日本語学科は女の子が多いですねという話をしたら、「はい。日本語学科にいる学生は女かオカマです」と言われました。タイでは街中でも、色々なお店の店員やデパートの美容部員など、オカマが活躍している場面に遭遇することも少なくありません。このように、タイではオカマの存在はオープンで、周囲もオカマはオカマとして受け入れているようです。
上のYouTubeの動画の彼女(彼?)は、子どもの頃、オカマだとバカにされたと言っていますが(YouTube動画が削除されてしまいました)、タイでは普通に「デブ」だとか、「色黒」だとかいう身体的な特徴のことでからかわれます。というわけで、オカマはデブと同じように、からかわれたりすることはあると思いますが、それ以上に、いじめに遭うということでもないと思います。(親の思いはべつでしょうが。)
タイでは性転換手術も比較的簡単にできるため、日本のニューハーフの皆さんもよくタイの病院で手術を受けていると聞きます。あるとき、チュラロンコン大学病院で性転換手術を受けたというカトゥーイに聞いたところ、チュラロンコン大学病院では15万バーツ、私立の病院では20万バーツくらいで性転換手術が受けられるとのことでした。
社会も寛容で、病院で性転換手術も受け易いタイですから、タイでカトゥーイが増えるのも無理はない気がします。でも、もしかしたら、あなたも知らないうちに、カトゥーイと出会っているかも知れませんよ。それでも、彼女(彼)たちの微笑みは、きっとあなたを癒してくれることでしょう。

タイ&バンコクのガイドブック


タイのガイドブックはいろいろと持っています。
とりあえずはじめての海外のときには買ってしまう「地球の歩き方・タイ」も、毎年買うわけにもいきませんが、月日の流れとともに情報が陳腐化してしまうので、2に一度くらい新しいものを買います。さらに、「地球の歩き方・バンコク」、「Lonely Planet – Thailand」、「歩くバンコク」など、いろいろあります。
と言っても、最近は、短期間、バンコク滞在だけのときには、歩くバンコクと地図を持っていくくらいで、あまりガイドブックも開かなくなってきています。
そんなフツウのガイドブックに飽き足らない方にも、もしかしたら楽しめる本なのではないかと思ったのが、これ。「バババババンコク―ハマッてカマッてタイ旅行 (クロスカルチャーライブラリー) 」です。
と言っても、僕は中身は見てないので、実は持っている方の感想が欲しいと思って、こうして書いているわけです(笑)
Amazon.co.jpで、目次を見ると、細かい情報がいっぱい入っているようだし、どうやら、オカマの方の視点でバンコクやタイの情報を書いているようなので、それはそれで興味深いものがあります。
僕も、読む機会があったら、感想を追記しますが、持っている方いらしたら、感想やコメントを気軽に書いていってください。