タイのメディカル・ツーリズム

週末の昼間、テレビを見ていたら、性同一性障害をもった方のドキュメンタリーが流れていました。

そして、その方がバンコクに行って性転換手術をされるところも同行取材していました。
タイ、バンコクには大きな私立病院がいくつもあり、タイの医療水準は高いと言われています。そして国際都市バンコクですから、外国人への対応も行き届いていて、日本語で医療を受けられる病院もいくつかあります。
性転換のための”SRS手術”(性別適合手術-Sex Reassignment Surgery)も、いくつかの大きな病院で行われています。SRS手術には、MTF(男性から女性へのSRS)とFTM(女性から男性へのSRS)の2種類がありますが、日本からMTF手術のためにバンコクに行かれる方は、最低でも3週間、タイに滞在することになるようです。
人間ドック、美容整形、ヘルニア治療、白内障・老眼治療、歯科治療など、海外からタイに行って様々な医療サービスを受けることができます。このように、旅行と医療を合わせたメディカル・ツーリズムは、タイの産業の一つとして成長してきているようです。
インターネットで検索すると、このようなメディカル・ツーリズムを取り扱っている旅行会社も増えてきています。特にSRS手術は、長期間の滞在が必要になり、また、書類などの準備、病院との事前の調整も必要なので、以前からSRSを専門にコーディネートしている現地業者も存在していたようですが、最近はメディカル・ツーリズム全般を扱う業者も増えてきているようです。
私はバンコクに住んでいるときにバムルングラード病院で健康診断を受けたことがありますが、ほぼ日本と変わらない健康診断でした。また、知り合いの日本人男性はバムルングラード病院で健康診断と胃部内視鏡検査をしたとき、内視鏡検査のときの映像をDVDでもらったと言っていました。日本では、自分の検査結果の一部なのに、X線写真や内視鏡映像は簡単にはもらえませんよね。
医療のことは健康や生命に関わることなので簡単に皆さんにおススメすることはしませんが、タイ観光もかねて人間ドックを受けてくるというのも、ちょっと新しいタイ旅行かも知れません。
でも、業者にコーディネートを依頼する場合には、十分にその業者のことを調べることをおススメします。また、結局は、自己責任ですから、提供される医療サービスについて、十分に説明をきいて納得してから決めてください。

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