ツアーで行くBKK

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2008年も残すところ、あと1か月です。

ふだんは忙しくてタイに行けないあなたは、いま、年末年始の旅行計画をしているかも知れませんね。学生の皆さんは、2月~3月の春休みの旅行プランを立て始めていることでしょう。

最近、若者の海外旅行離れがとりざたされていますが、旅行会社も、若いうちに海外旅行を経験してもらうための格安ツアーを企画、販売し始めているようです。

そこで、きょうは、学生向けのバンコクツアーのパンフレットを見ながら、バンコクツアーってどんなものなのか、のぞいてみたいと思います。 上のパンフレットを見てください。(JTBの「ガクタビ」を参考文献として使用させていただいています。なお、注釈用にパンフレットにつけておいた丸付き数字は文章中では正しく表示されないことがあるので、括弧数字で代用しています。)

 

■ツアー代金(3泊5日)

このようなパンフレットでは、ツアー代金は目立つように表示されています。しかし、この数字はある条件のもとでの料金です。特に、旅行に行く時期(曜日)とホテルのグレードで、ツアー料金は大きく変動します。

このパンフレットでは、Dグレードホテル(1)の場合の料金が最初に表示されていますが、(3)の表を見ると、他のホテルを選ぶ場合には別の料金が設定されていることがわかります。また、このツアーの場合、現地での1日観光などの種類によっても、異なる料金が設定されていることが、この(3)の料金表で一覧できます。

またツアー料金には含まれていない料金があります。航空機燃料が高騰したことから導入された燃油サーチャージという追加料金も、ツアー代金には含まれていないので、実際にツアーを申し込む際に支払うことになります。(2)には、22,220円~40,000円と幅を持たせて書かれていますが、これは航空会社によって違うこと、3か月に1度改定されること、その他の時期でも必要に応じて改定されることがあること、など、変動する料金なので、申し込む時にしか確定できないのです。

ところで、燃油サーチャージが幅を持って書かれていることから、使用する航空会社も未定だということが読み取れますが、このパンフレットでは、目安になる数字が書かれているので、かなり良心的なパンフレットといえると思います。また、現時点では、原油価格が急速に下がっていますので、燃油サーチャージも少し遅れながらも下がる傾向になっています。

 

■スケジュール

(4)のスケジュールを見てわかることは、まず、一番上に表示されていたツアー代金M0プランというのは、市内観光はまったく含まれないフリープランのツアーだということです。フリープランのツアーでも、通常、空港の送迎はあります。ただ、それ以外の時間は自分で好きなように観光するというプランとなっています。

いずれのプランでも、バンコク到着は夜中であるため到着日はホテルにチェックインする以外、ほとんど何もできません。これは夕方便の飛行機を使っている限り、どうしようもないことです。もっと高いツアーなどでは、日本発が午前の飛行機を使っていることがあります。その場合には、到着日の夕方から夜に、タイ料理を食べたり、ちょっとした市内観光も可能となりますが、これは価格優先のツアーなので、あきらめましょう。

M1、M2、M3は、スケジュールの2日め、3日めの観光内容が違います。

どのプランが良いかはバンコク旅行ガイドブックで、観光スポットを確認しながら選ぶことになると思いますが、このスケジュールの下の注意書き(5)に注目してください。

プランの説明でも、「市内観光とショッピング」と書かれていますが、注意書きには、お土産屋にいくことが条件になっていると明記されています。つまり、あなたはお土産屋には行きたくないとしても、行かなければならないということになります。(右上の(10)の中にも注意書きを読むように書かれています(11)。あとからクレームが来ないようにするための対策ですね。)

タイの場合に限らず、多くのパッケージツアーでは市内観光中にお土産屋に連れていかれます。これは、お土産屋と現地ツアーの運営者が契約しているからです。彼らの言い分としては、お土産屋からのキックバックがあるから、現地ツアーを安く提供できている、ということなのです。

この時間がもったいないと考えるなら、M0を選んで自分で好きな所を観光するという方法もありますが、自分で移動手段を手配したりするのも、それなりの労力を必要とします。お土産屋さんに行くか、そこは自分の努力でカバーするかは、あなたの選択です。

ちなみに、注意書きに、服装のことが書かれています(6)が、タイのお寺は服装に厳しいのは本当なのでそれを配慮して書いてあるのは良いのですが、こんなに小さな文字の注意書きでは伝わらないだろうなあとも思います。タイで、お寺や王室関係の施設を見学する予定がある場合には、肌の露出が少ない服装が必要なので、上から着るものでも良いので、持って行ってください。

 

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■空港税等

(7)に空港税等とありますが、ツアー代金、燃油サーチャージのほかに、使用する空港、国によって、空港税を支払う必要があります。39ページの(2)と(336)というのは、(2)成田空港施設使用料2,040円と(336)タイ出国税700バーツ=>2,310円と書かれています。この分もツアー代金として、日本で支払っていくことになります。

 

■ホテル

スケジュールが詰まっているパッケージツアーの場合には、ホテルでは寝るだけということもあるでしょう。だとすれば、それほど高級なホテルに泊まる必要もないかも知れません。このツアーでは、3つのグレードのホテルがあり、それで料金が違います。

設定料金が一番高いのが、ザ・ツインタワーズというホテルです。延泊料金の設定を見ると、1泊7,000円(2人1部屋)ですね。その次のグレードのホテルが、バンコク・パレスです。こちらは延泊6,500円。あまりホテル代は変わらないということなのでしょうね。AGODAというネットのホテル予約でみると、星の数ではバンコク・パレスのほうが上のようですが、このあたりの評価は人それぞれなので、どちらがどれほど良いかの評価は難しいですね。

さらに、この下にDグレードのホテルというのがありますが、これは別のページに表があり、「マノーラ、トンタラ、プラザ・ホテル、ファーストホテル、フォーラムパーク」と書かれています。つまり、Dグレードのホテルで申し込んだ場合には、手配するまで、どのホテルになるか分からないが、これらのホテルのいずれか、または同等のホテルになる、ということだと思います。

どちらのホテルも、BTSの駅からは遠いのですが、市内観光付きのプランであれば、旅行会社のバスでの移動が多くなるので、それほど不便は感じないかも知れません。ただ、M0プランの人、あるいは自由行動のときなどは、タクシーを利用する以外の移動手段がないと思います。

 

※AGODAのページへのリンク

ザ・ツインタワーズ

バンコク・パレス

 

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■市内観光、オプショナルツアー

このツアーでは、M1、M2、M3という3種類のプランが用意されているわけですが、いずれもバンコク周辺ツアーとしては定番です。仮に、M0のフリープランで申し込んだとしても、現地でも申し込めるツアーがありますから、とりあえず、M0で行くというも一つの手です。

各日系旅行会社でも、現地でのバスツアーを企画・運営していますが、バスツアー専門の大手としては、パンダバスウェンディツアーが有名です。ただし、事前予約が必要なので、事前の準備・手配が必要になります。

 

※日本語観光バスツアー

パンダバス

ウェンディツアー

 

 

ざっと旅行パンフレットを見てみましたが、いかがでしたか?

街を歩いていて旅行会社の前を通ったら、バンコクツアーのパンフレットをもらってきましょう!タイの写真満載で、しばらく眺めているうちに、自分はもうタイに行った気分に浸れます。

ツアーで行くか、個人手配で行くかは、あなたの好みで決めることです。

円高の今こそ、タイに!

微笑みの国が、あなたを待っています。

 

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