楽天オークション

これまではヤフオクを中心に使っていたのですが、楽天オークションは出品料が無料と知って使ってみることにしました。
しか~し、以下の問題点を発見。
①「楽天あんしん取引」が使いにくい
②システム障害が多くて、取り扱いが難しい
③出品料がなくても落札後の費用が高い
①の「楽天あんしん取引」ですが、これは一種のエスクローサービスで、楽天(+ゆうパック)が出品者と落札者の間に立つために、相互に個人情報を明かさずに取引ができます。しかし、やりとりがすべて楽天のシステム経由となり、落札された商品の送料も高くなってしまいます。ヤマトのメール便を使えば80円で送れるようなものも、このシステムだと強制的に750円など、特別なゆうパックシステムを利用することになってしまいます。
②システム障害もときどき発生しているようですが、特に困ったのが、出品の取り消し手続きができないことです。入札があるオークションを取り消すと525円のペナルティが発生しますが、入札がない場合には、取り消しの記録が残るだけで、金銭的なペナルティは発生しません。そこで、出品を取り消そうとしたところ、再ログインしろというメッセージがでて、何度、試してみても、ログインIDかパスワードに誤りがあるというメッセージが出て、ログインできません。つまり、キャンセルできません。
※結局、これはログインIDではなくて登録メールアドレスを入力しろということでした。僕は登録してあったニックネームをIDとして使おうとしていたのですが、試しにメールアドレスを入力してみたところ、あっさりとログインできました。楽天に登録の際、わざわざ、自分のニックネームを作らせられるのですが、どうやら、それはまったくログインIDとは関係ないようでした。たくさんあるヘルプやユーザーガイドにも、ログインIDがメールアドレスだとは書いてなかったので、無駄な労力を使ってしまいました。(2006.12.16)
また、落札者にメッセージを送れるのは1日5回と制限されています。たしかに1日に5回も送ることは、あまりないようにも思いますが、しかし、制限する必要もないような気がします。スムーズなコミュニケーションのためには、回数を制限するべきではないと思います。
③についてですが、出品料は無料ですが、落札されると落札価格の3.15%がシステム使用料として徴収されます。そして、代金回収は楽天が行っているので、回収された代金を自分の口座に振り込んでもらうのに、振り込み手数料を出品者が負担しなくてはなりません。これは、システム使用料とは別に必要となります。ただし、三井住友銀行への振り込みは無料だそうです。
楽天は、落札者から「支払手数料」を徴収しています。(落札価格によって違いますが、3000円以下の金額だと102円、1万円だったら302円、それ以上なら3.78%。)そのうえ、出品者にも振り込み手数料を課金するという、無駄な送金を発生させています。
もちろん、これは「あんしん取引」のために、このような形になるのでしょう。場合によっては、このような手続きをとってでも、あんしん取引を使いたいときもあるでしょうが、安価な商品の売買には、このような手数料を発生させることは、はっきり言って無駄であり、邪魔だと思います。
以上のような問題点がわかったので、僕は楽天オークションは当面、利用しないことにしました。
今回、オークションのつくりを見て、楽天は大丈夫なんだろうか?と、しみじみ思ってしまいました。こんなシステムを作っていたら、ユーザーは離れていくのではないかと、他人ごとながら、心配です。


※2006年12月20日午前1時追記
楽天オークションからは身を引く決意をしたわけですが、1件、落札されてしまったので、まだ縁が切れません。この「楽天あんしんシステム」は、すべてシステムの指示に従って動かなくてはならないのが、とってもウザイです。しかも、先日、ログインできなくなっているので、Cookieでログインできるうちにと思い、落札者へのメッセージの中に僕の連絡用メールアドレスを書いて送りました。ところが、今日、送ったメッセージの記録を見ると、「不適切な表現があったので削除しました」とありました。メールアドレス交換を禁止しているんですね。
これは「あんしん」という名を使いながら、直接取引を禁止しているということなんですね。
楽天には失望しました。

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