友人に『都電もなか』というものをもらいました。
ここで言う都電というのは、東京都内に唯一残っている路面電車『都電荒川線』のことです。
荒川区の三ノ輪橋から王子、大塚を経由して、早稲田までの12.2Kmの路線です。(都電についての詳細は『東京都電車』をごらんください。)
『都電もなか』は、その都電荒川線の「梶原」駅近くにある和菓子屋さん『明美』のお菓子。もなかが入っている紙箱の表面には都電が描かれています。紙の表面に印刷された都電の図柄は、洗練されたものではないけれど、どこか懐かしい雰囲気があり、手にとって見ると、ちょっと嬉しくなりました。
箱からもなかを取り出すと、もなかの表面にも都電の型が押してあります。都電マニアでもない僕でさえ、このもなかと箱を使って電車ごっこをしたくなってしまいそうですから、都電マニアの方は、きっとこの都電もなかで楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。
味は・・・かなり甘い餡子が中に入っています。もう少し甘みが控えめなほうが、今の時代には合っているようにも思いますが、ひょっとしたら、これが昔懐かしい「もなか」の甘さなのかも知れませんね。