バンコクでコスプレ?



昨日、バンコク内のSeacon Squareというショッピングモールに行って、Vibulkij Comicsというマンガの出版社主催のイベントを見に行ってきた。と言っても、別に、僕がオタクなわけでも、コスプレーヤーであるわけでもない。僕は大学院で、日本大衆文化がタイの若者文化に大きな影響を与えていることについて研究していて、このようなミニ・コミケのようなイベントもまた、日本大衆文化がタイの若者に消費されている一例だと考え、ぜひ、見てみたいと思ったのだ。
たまたま金曜日にタイの大学生とチャットしていて、このイベントがあることを知ったのだが、当初、どんなイベントか、まったくよくわからなかった。ショッピングモールの一角のスペースを使って、10月30日と31日の2日間行われたこのComics Partyは、Vibulkijという出版社が主催の読者サービスのイベントのようで、集まった読者(ファン)は、さまざまななゲームに自由に参加でき、ゲームの結果によっていろいろなマンガキャラクターグッズなどが商品としてもらえたようだ。
また、面白かったのはたくさんのタイの若者がコスプレを楽しんでいることだ。トイレ近くのスペースは、彼らの着替え&メークの場所になっていて、ショッピグモールに来る一般の買い物客たちの目には、ロリータやメイドのコスプレーヤーがうろうろしていることが、とても奇異な光景に見えたようだ。中には、立ち止まってじっと眺めていく一般の人もいた。
コスプレーヤーたちは、自分が写真に撮られるだけでなく、他のコスプレーヤーの写真も撮りたがる。ところかまわず始まってしまう写真撮影会。通路の真ん中で寝そべってポーズをとったりで、一般客にとってはかなり迷惑な行為だと思うが、それでも、通行人たちは迷惑そうな顔をするというよりも、とても興味深くながめているようだった。

2時間ほど、彼らの行動を観察したあと、僕は『8番らーめん』で『唐麺』を食べた。僕が店から出るときに入れ違いに、15名ほどのコスプレ集団が『8番らーめん』に入って行った。彼らが、あの格好でラーメンを食べる姿を写真に納めなかったことが、ちょっぴり残念だ。
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